【第3510回】



バイデンが日本に対して

「排外主義的」と言い、


移民を望んでいないことを

非難した


というニュースを見かけました。


いつから移民が「善」

という扱いになったか


その経緯はわかりませんが


アメリカ自体が移民と称する

侵略行為で植民した

土地なのですから


自己正当化の一環として

この価値観を

押し付けたいのでしょう。





「郷に入りては郷に従え」


ということを

気にしない人がいます。


自分がされたら分かりますが


従わない人を

良いと思わないのが普通です。


その普通のこともわからない

貧弱な想像力、教育では


移民として受け入れられる

はずがありません。


少なくとも、分からないなりに

移民先のルールに従う

必要があるでしょう。


何かのインタビューで


菅義偉前首相が

インバウンドの増えた理由を


「犯罪を恐れてビザ発行を

難しくしていたものを

緩和させたからだ」、


として

どや顔をしていました。


「そしたら面白いように

インバウンドが増えた」


ということですが、


昨今よくニュースで

見かけるとおり、


治安が悪化しているのです。


どこかの誰かは

インバウンドで

儲かっているのでしょうが


そうではない一般庶民にとっては

迷惑でしかありません。


これは貧困格差にあえぐ

アメリカ国民と同じ状況です。





初等教育の目的は、


学位をえて、

何らかのポジション獲得や

商売を始めるためではなく


生きていく最低限の

社会性や協調を得ることに

あると思います。


中村哲さんの興した

アフガンでの灌漑事業は


地元の人が自活し

生活を営むための


基礎をなすものであって


そのために必要な教育は

西洋的な科学思想とは

根本的に違うでしょう。


そういうことを無視した

外部からの一方的な

価値観の押し付けは


文化を根底から破壊し、

戦乱を招くだけなのです。


個人的な意見として

ご参考まで。