【第3447回】



「若い人はわからない」

という中高年の話を聞くと


「分からない」と言いながら


非難めいたことを

言っています。


ゲームやアニメに癒しを求めて

仕事の向上心がない


みたいなことも

言われるものですが、


非難するには

あまりにも自分の態度を

棚に上げているのです。


なぜなら、酒やたばこ

野球や釣り、バイクなども

大差ないからです。


「いやいや、オンラインや

ネットでは人間関係はない」


と言いながらも


そこから人間関係を

作る人はもちろんいるし


酒、タバコなどにしても

家でテレビを見て

時間を潰しているなら


若い人の引きこもりと

変わりはありません。





何が言いたいかって


自分全盛期の昔はよくて

若い人の今はだめ


という言論をする人ほど


本質的には

同じ間違いをしている

ということです。


問題に対処せず

人のせいにしながら、


学問をせず、経験則が

正しいと思っている、


そういう態度は

全世代共通のもので


逃避の仕方や

依存の対象が違うだけ


ということができます。


仮にも若い人を

導きたいと思うなら


そういう問題を

克服してきたという

自覚が必要ですし、


問題を世代間ギャップに

見出さずに


本質がなにかを

見抜く目を鍛えるべきです。


個人的な意見として

ご参考まで。