【第3352回】




知人がスピリチュアル的な人に

相談してみたいが、どうか?、

ということを言っていました。


僕には特に知識もないので


「やってみたら」


としか言いようも

ありませんでしたが


なんでも「その人」が

手でさすると病が治る

だとかのことで


金銭が絡む場合は

いちど立ち止まって

考えて見てもいいだろう


くらいのことは言ったのです。


始めは普通の人として

接していたのが


急に他人の内情を

言い当てたりして

周囲の人を驚かせたそうで


それで信用されて

今に至るとのこと。


それを聞いて、確かに

一時スピリチュアルが


流行ったときに


透視みたいなことで

「なんでわかるの?」

と言わせていた人が


テレビに出ていたな

と思い出しました。


「分かったからなんだ?」


という気持ちもあるので

そこに驚きはないし、


よくよく聞いてみると


まず、曖昧にたずねて

そこから相手の反応を

利用しながら


具体的な特定をしていく

手法が見えたので

閉口させられたのです。





そもそも、僕には

前提としての疑問があります。


なぜ手っ取り早く楽に

解決したがるのか


ということです。


大きな問題であるほど

その思いは強く感じます。


「あの人に頼めば」、

とか


「あの方法をするだけで」

とか


そんなことばかりが

溢れすぎているのです。


実際には、そんな

簡単な方法などありませんし、


そういうものに頼っても

安易であるが故の副作用が


別の問題として

姿を現すだけのことです。


もともとの問題は

安易な態度であるがゆえに

発生しているものであって


その態度を変えない限り

何度でも同じ問題を

繰り返さざるを得ません。


もしスピリチュアルを

活用するのであれば


その安易さを正すもので

あった方が良いと考えます。


ご参考まで。