【第3209回】



広島市が協定について

「戦争の始まりと終えんの地に関係する両公園の提携」

としていることに対し、

「原爆投下が戦争を終わらせたという誤った歴史認識を

上書きするものであり、断じて容認できない」としています。

(中略)

真珠湾攻撃と広島への原爆投下について

「許し合うべきものではなく、二度と繰り返してはならない

歴史的教訓である」として、

「被爆者は原爆投下を許していない」と主張しています。



(被爆者団体 広島とパールハーバー「姉妹公園」締結保留を要請

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230627/k10014110711000.html

 2023年6月27日NHK)



姉妹公園の話を聞いたとき

「完全に馬鹿げてる」

と僕は憤ったのですが


やはり常識のある

市民がいて助かったと

思った次第です。


G7の原爆資料館訪問の

報復としての


アメリカによる「姉妹案」だと

僕には思えますが


アメリカという国は本当に


プロパガンダの名手だと

言わざるを得ません。


「原爆は確かにひどいけど

おまえがそもそも

真珠湾やったもんな!」


という永遠の紐づけを


広島原爆にやるのと

同じことだからです。


これに比して、

ロシアのプロパガンダは


政府広報レベルと言って

まったく良いくらいです。





そもそも、

真珠湾は当時軍事基地ですが


原爆前の広島は

まったく手つかずの一般都市

だったわけですから


(原爆の被害規模を測るために

一般都市として空爆も原爆まで

避けていたと言われています。)


まったく姉妹でも

なんでもありません。


そして日本の布告なき

真珠湾攻撃にしても


当時、宣戦布告をする義務は

どんな戦争でもなく、


(アメリカもベトナム戦争、

イラク戦争や湾岸戦争では

布告していない)


日本が律義に国際法を

守る姿勢をとったために

利用されたまでです。


日本の存亡を揺るがす


アメリカによる権利放棄の

脅しがその直前にあって、


“背に腹”の戦いを始めた

だけの事だったと言えます。


そういう意味では、

ロシアもアメリカの策謀に

巻き込まれて


ウクライナ紛争をしていますが


日本はそれと同じですら

ありませんでした。





アメリカ政府は、本当に

汚いやり口を平然とやる


それが表れた暴挙

と言ってもよい姉妹案です。


詳しくは引用元を

読んでいただきたいですが、


被ばく者団体の要請は

至極もっともだと思います。


ご参考まで。