【第2997回】



〈例外者〉とは、フロイトによれば、自分には「例外」を要求する

権利があるという思いが確信にまで強まっているタイプである

(ジークムント・フロイト「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」)。


その根底には、「不公正に不利益をこうむったのだから、

自分には特権が与えられてしかるべきだ」という思い込みが潜んでいることが多い。



(「自分は悪くない」と正当化する人の怖すぎる心理

 被害者意識が強い〈例外者〉という存在

 https://toyokeizai.net/articles/-/641189

 2022/12/26東洋経済)




身障者用の駐車場に

車を止めている健常者に


ユーチューバーが

注意するという動画が

あるそうです。


知人から聞いた話なので

実際どうか知りませんが、


大体注意すると

キレるとのことで、


つまり、止めるべきでない

ということを理解している


と見てとれます。


本当に悪気なく、

何とも思っていないなら


注意されても

なんのこと?といって

理解できないか、


サイコパス的に

訳の分からんことを言って


互いにコミュニケート

できなことでしょう。


怒るということは


俺に(私に)このことで

注意するなんて許さない


という事前の理解が

必要になります。





要するに、この手の

不当な要求をする人は、


もしくは、横柄な態度を

無暗にとる人は


自分が社会から

損をさせられている


と思いこんで、マイナスを

過大に評価している


と解釈する必要があります。


思い込みの度合いが

現実とマッチしていない

という点で、


普通の理屈は通じません。


なので、対立しても

損するだけなので


あまりにひどい場合に

警察に頼るなどして


直接の対立は

始めから避けた方が

良いのです。





こうした劣等意識は

一見して普通の人でも


ある場合やある対象において

急に発現することがあるので


引用の考え方があることを

知っておいても良いと思います。


個人的な意見として

ご参考まで。