【第2820回】



昨日の記事では


二項対立の思考の害


について述べました。



その事で似たような


概念があって



しかし意味は全く違うものを


紹介しておきます。



それがファシリテーションに


用いられる技法である



二分割法です。



例えば「コントロール可能」


と「コントロール不可能」



という二つの区分けを作って


自分達の仕事の要素を


振り分けていくものになります。



大きな効果として


雑多な議論の堂々巡りを


防ぐことができるでしょう。



いわゆる無意味な要素の配置を


分かりやすく配置し直すのです。



この配置の大事な点は



二つの区分のいずれかに


良いも悪いもないと


理解するところにあります。





この作業を怠ると



二項対立の思考でもって


堂々巡りの議論を


無理やり決着させようとする



「声のでかい者」が


現れてしまいます。



こうしてパワハラ会社が


誕生するのです。



ご参考まで。