【第2695回】



先日の新聞で


世界の兵器輸出シェアの


ランキングを出していました。



韓国が第9位で


日本より多いことから



広告が奏功したと


肯定的に述べていました。



そんなことは


どうでもいいですが



なぜ兵器輸出を


肯定するかというと



アメリカが圧倒的一位


だからです。



第二位のロシアが


世界シェア20%に対し



アメリカはそれより17%も多い


37%になります。



どこに輸出して


何に使われているか知りませんが



兵器の使い道は


防衛を含めても殺戮です。



その貢献度が一位アメリカ


ということであって



世界の警察だろうが


NATOだろうが


紛争の火種に違いありません。



今のウクライナ情勢を見ても


NATOの勢力図を見ても



冷戦構造を示すシェアと


同一のランキングであって



トランプ大統領のときのような


紛争解決の手段ではなく



新たな問題を作っています。





故中村哲さんは



イラク戦争当初の


アフガニスタンにおいて



関係のない地域への


爆撃を多数目撃しており



あたかも民間人を


狙うかのようだったとすら


言っていました。



理想主義を唱える


アメリカの考えることなど


僕にはわかりませんが、



人間は現実的でない限り


いつでも過ちを犯すものだ


と思えてなりません。



真の理想は現実の中で


育まれるものであって



理想という名の妄想を


無理やり現実に持ち込むから



人間が最終的に狂うのです。



ご参考まで。