こんにちは!
今日は休みなので、やっと日本シリーズを観戦することができます!
本当は東京ドームで観戦したかったのですが・・・。まあ家でビール片手に観戦するのも悪くない。
さて今回は
lie と lay の違い
についてお話しましょう。
前回、「自動詞と他動詞で形が異なる動詞」 の例として lie と lay をとりあげましたが、
この2つはそんなに簡単なものではなく・・・。
よく形を混同してしまう学習者が非常に多いです。
一度学習して理解した方でも忘れてしまっていることが少なくないので、この機会に復習しておきましょう!
lie 「横たわる」
自動詞 (目的語を必要としない)
現在形 lie ― 過去形 lay ― 過去分詞形 lain
三人称単数形主語に対応する形は、lies (そのまま -s をつけます)。
-ing形は、lying になります。形が大きく変わることに注意してください!
lay 「横たえる」
他動詞 (目的語を必要とする)
現在形 lay ― 過去形 laid ― 過去分詞形 laid
三人称単数形主語に対応する形は、lays (そのまま -s をつけます)。
-ing形は、laying (そのまま -ing をつけます)。
注意すべきなのは、自動詞 lie の過去形 lay が、他動詞 lay の現在形と同じ形をとっているということです。
ただ、
①自動詞と他動詞(目的語をとらない・とる)の区別と、
②主語による区別、
③時制の区別
ができればそこまで問題はありません。例を見てみましょう。
He lay on the bed last night. 「彼は昨夜ベッドに横たわった」
① lay の直後に目的語がないので、これは自動詞。
そのため、これは lie の過去形だということが分かる。
② 主語が三人称単数の He だが、lay に -s がついていない。
そのため、これは動詞の過去形だということが分かる。
③ last night 「昨夜」 という語句が、時制が過去ということを表している。
そのため、これは動詞の過去形だということが分かる。
※ またまたややこしいのが、「嘘をつく」 という意味の lie という動詞の存在です。
lie 「嘘をつく」
現在形 lie ― 過去形 lied ― 過去分詞形 lied
三人称単数形主語に対応する形は、lies (そのまま -s をつけます)。
-ing形は、lying になります。形が大きく変わることに注意してください!
lie 「横たわる」 と lie 「嘘をつく」 は現在形が同じで、三人称単数形主語に対応する形も lies、-ing形も lying で、本当にややこしいですね。
下の文章のような lie は、文脈判断ということになります。
Why did you lie? Mom is really angry!
○ 「なんで嘘ついたの?お母さんカンカンだよ!」
? 「なんで横たわったの?お母さんカンカンだよ!」