出版方法を考える
今年は、自分が目指す生き方が見えてきましたので、特に下半期は躊躇せずに動きました。
一番は、アメージング出版について。
「アメージング」というのは、ハネムーンマラソン中に巡礼した時に、イタリア人がキレイな景色を見る度に、
「amazing...」と呟いていて、それに惚れたのが由来。
去年、僕が本を出版したいと思った時に、こぞって出版社から言われたのが、「1000部売れても黒字にならない」。
1000部という数字は、簡単ではない。
簡単ではない故、多くの出版社は本の売上を期待しておらず、著者に制作費どころか、利益までも請求する。
その額は100万円以上、いわゆる自費出版というやつだ。
ただ、その1000部というのがどこから出てきたかというと、いわゆる取次を通して書店に流通するには、小ロットでは取り扱ってくれないのとかの理由で、1000部以上やらなんやら。
なんだか真相がよくわからないまま出版するのも、心がモヤモヤだったので、自分で自分の本を出版するために設立のが、アメージング出版。
幸いなことに、編集のノウハウがあり、またスタッフも出版社経験者が多い。
もちろん部数は1000部作ってみた。
ここでわかったことは、確実に100万円もかからないということが1つ。
もう1つは、問合せいただいた作家さんと話していると、必ずしも取次を通して書店流通させたい方ばかりではないということ。
要は、「なんで取次を通して、書店に流通する在りきで話が進んでいるの?」です。
1000部も製本するから赤字になるし、まずは「本を出版した」、そして「販売した」、という実績を作るところから始めることをオススメしています。
わかりやすく言うと、いきなり「はい!1000部製本しまーす!」という切り口ではなく、「まずは1冊でも良いから販売していこう!売れなければ改善すればいいし、売行の目処がたてば書店に並べていこう!」といった段階を踏んで広めていきたい。
出版社が首を縦に振らないばっかりに、世にでることなく埋もれていく作品が、本当にもったいない。
出版社都合の出版ではなく、
「出版」という夢を叶えることと、無名作家さんに「光」を当てる、それがアメージング出版の仕事です。
原稿を販売できるクオリティにする編集校正作業、amazonや楽天に流通することを請け負って、状況を見ながら改善やさらなる拡大のための書店流通。
もちろん現状維持でも全く問題ない。
場合によっては、最初から書店流通を提案するときもあるけれど、そんな具合で仕事をしています。
著者の方が赤字になるのは嫌なので、お渡しする印税もかなり高い方だと思います。
そんなことを考えながら、お陰様で今年はたくさんの本作りに携わらせていただきました。
金儲けにはあまり興味がありませんが、出版した後、作家さんが自身のブログやSNSに喜びの声を綴っているのをみると、本当に嬉しいです。
ありがとうございます(^^)
来年の目標は、、、どうしても作りたい本が3つあるので、作ります(^^)