『スリル・ミー』名古屋公演が終わりました。

誠に残念ながら僕の9年ぶりのカムバック公演、そして10周年記念の『スリル・ミー』は志半ばで昨日の名古屋公演が大千穐楽となってしまいました。



名古屋公演をご覧になってくださった皆様、この状況の中、劇場に足を運んでくださり、感染対策にもご協力くださりありがとうございました。


東京公演の途中中止、群馬のキャスト変更、大阪全公演の中止と、多くの公演が実施出来なかったこと、ご覧になれなかった方が沢山出てしまったこと、本当に残念で無念です。


度重なる試練にみまわれ、、、今舞台をやるという事は、常にこういう事と背中合わせなのだという事、そして、今まで当たり前の様に全員で全公演を無事に終えられていた事が、いかに奇跡的な事なのかを改めて知りました。


舞台は生モノ。

その瞬間瞬間の全てが奇跡。

舞台の尊さをこんな形で思い知らされ、僕はより一層舞台を演劇を愛する事となりました。



10年前、必死で立ち上げた『スリル・ミー』。

その後この作品の成長を見守り、9年ぶりにまた向き合い「彼」という役を再び演じられた。

とてもとても素敵な時間でした。

初演を立ち上げた思い入れの深い作品。それ故にこの作品の更に奥へ奥へと進むことが出来た様に思います。

それも、栗山民也さんをはじめ、初演時からほぼ変わらないスタッフ陣、そして何より共にこの作品を愛し、共に戦った万里生とまたタッグを組みこの作品に挑めた事、こんな贅沢なご褒美が待ち構えているとは、10年前は考えもしませんでした。

この作品の中で生きられている事が幸せでした。息もしていない様な集中力の観客の皆様と時間を空間を共有している事が幸せでした。

「伝説の初演ペア」それがどんなもので何を求められていたのかは分かりませんが、僕たちは僕たちの『スリル・ミー』を、今この時に産まれる僕たちの『スリル・ミー』を作り上げました。皆様は満足していただけたのでしょうか?


僕はう~ん、、、やはり志半ばかな。

「やり遂げました!」とは言えないです。でも、これもまた僕たちの歴史の1ページとなり『スリル・ミー』の歴史に刻まれるのでしょうね。

新納慎也が演じた「彼」。

どうか忘れずにいて欲しいです。



きっと『スリル・ミー』はまた新たな伝説を生み、また新たなステージへと進んで、どんどん成長して行き、長く愛されていくでしょう。

そんな作品の片隅に僕の名前が刻まれることを心から光栄に思います。


そして!僕は僕でまた前を向いて新たなるステージに進みます!

何があっても負けてはいられないっ!

必ずまたみんなが安心して演劇を楽しめる日が来る!そんな時に必ず舞台に立っていられる様に頑張りますね!!



『スリル・ミー』を応援し、愛してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。






あ!そうそう!

『スリル・ミー』の配信が決まりました。

是非ご覧くださいね。


https://horipro-stage.jp/pickup/thrillme20210516/







ほなまた(^з^)/~~



★NÎRO★