ミュージカル『生きる』 無事に終わりましたぁ!! | 新納慎也オフィシャルブログ『ニイロの思考カイロ』 powered by Ameba
2018年11月06日

ミュージカル『生きる』 無事に終わりましたぁ!!

テーマ:ブログ

大変遅くなりましたが、ミュージカル『生きる』無事に幕を降ろしました!!!




この作品を愛し、応援してくださった皆様本当にありがとうございました!



「世界初演!」というキャッチフレーズもささやかれる、世界進出を狙った日本オリジナルミュージカル。

でも、兎にも角にも日本での初演が成功しないわけにはそんな事も言ってられないわけで。。


当たり前だけど、初演ということで稽古場は大変でした。ああでもないこうでもないと、より良い作品作りに奮闘する日々は大変だけど刺激的で充実した日々でした。





日々繰り返される台本や楽曲の変更、根本を揺るがす変更も多々ありました。

役へのアプローチを色々考えたいのだけど、台本が定まらない中ではなかなか難しい部分もありかなり動揺しました。でも、そんな中でも役を創り上げて行かなければいけない、幕は上がる、この状態は初めてでは無い。経験という物は大きな武器なのだと実感。これは新人には無理な事。今回はビックリするほどの熟練の俳優たちが集まったカンパニー。だからこそ皆が冷静に真摯に作品と役に向き合い初日の幕を開けることが出来たのだと思います。この熟練カンパニーを心から誇りに思います!




そして、何よりも鹿賀丈史さんとタッグを組めた事。これは今回の僕にとって何よりもありがたく、最高の経験でした。

『ラ・カージュ・オ・フォール』で市村正親さんとは20年、鹿賀丈史さんとは10年ご一緒させていただいていますが、ガッツリお芝居を交わす役柄ではなかったので、今回のこの渡辺と小説家という間柄は僕にとってとても感慨深い物でした。

もちろん市村さんとも鹿賀さんともお二人ともとお芝居が出来たら最高だったんだけど、ダブルキャストのペア固定だったのでそこは仕方がない。




そして鹿賀丈史さんとのタッグ。

ラカージュでの10年があるから10年分の信頼関係はある状態からのスタート。

しかし!!そのスタート段階から衝撃的すぎた!

初めての歌入りリーディングでの鹿賀さんが信じられないくらい素晴らしすぎたのです!

もちろんラカージュのジョルジュ役も今の日本で鹿賀さん以外に出来る人が思いつかない程素敵なんだけど、この渡辺勘治を演じる鹿賀さんはまた全然違った魅力を大量放出!

リーディングが終わった直後に

「今日の鹿賀丈史さんがそのまま舞台に上がれば、この作品の成功は間違いない!鹿賀さんをこの状態で舞台に上げられるようにホリプロの全精力をかけてくださいっ!」

って僕はプロデューサーに言ったほど(笑)


この鹿賀勘治の猛烈な求心力に僕をはじめカンパニー全員が引っ張られて稽古初日から大千秋楽までを突っ走ることが出来ました。



僕は色んな取材等で語ったように、これまでの10年に加えて更に鹿賀丈史さんという俳優に、鹿賀さん演じる渡辺勘治に魅了され「絶対にこの作品を成功させる!この鹿賀勘治を多くの人に観て欲しい!」その想いでいっぱいでした。この想いが「小説家」という役ともリンクしたのかな?それはとても良い効果だったのではないかと思います。



そして、鹿賀さんとは今までの10年を遥かに超える強い信頼関係を築いていただいたのではないかと思っています。その信頼関係が舞台にも出ていたのなら嬉しいな。



そして僕が演じた「小説家」という役。

今回はストーリーテラーも兼ねているし、物語にもグイグイ関わってくる。映画とは全く違う印象です。

今回の稽古場では「映画ではこうだった」という言葉が魔法の言葉の様で、その言葉が出ると従わざるを得ない雰囲気がありました。映画の印象に取り憑かれている人も居ました。でも僕は「So what???」と跳ね返し、今回の舞台版の「小説家」を一から創り上げる作業をしました。これには演出の亜門さんも賛同してくれていたと思うので比較的問題なく進んだと思います。

難しかったのは「バランス」。

ストーリーテラーはその作品のカラーを決めてしまう存在。映画の小説家はある種死神のようで少しダークな印象だけど、それに拘っていたら舞台が暗くなって跳ねなくなってしまうと考えました。あれは映画だからあれで素晴らしいけど、舞台だからなぁ…。ただでも人が死ぬ話なのに…。『生きる』は人が死ぬ話ではなく、どう生きるかという話なので、僕は極力明るく快活にテンポ良くを心がけた。その方がお客様の心が解され、より物語にのめり込みやすくなるはずだ!と。何よりもミュージカルだからね!小説家自身の過去や根っこに持つやるせなさは芝居を作っていくうちに、物語が進んでいくうちに物語が語ってくれるはずだと。

そして、渡辺がどんな渡辺なのかという事も大切。渡辺がどう出るかによって小説家も変わってくる。それに加えて、作品の全体がどう仕上がるかによって、小説家がどんな風にそこに居れば良いかも違ってくる。まさに「バランス感」が問われる役だった。



鹿賀さんの渡辺だから、ふうかのトヨだから、そしてみんなの雰囲気が今回の僕の「小説家」を産んでくれたと思っています。

「ぴったりの役で代表作になったね」とお褒めのお言葉も多く頂きました。

正直そんな実感は無いんだけど、何よりもの言葉で嬉しいです。

ただ単に役が「良い役」だったというのもあると思います。謙遜ではなく本当にそう思う。

でも、その「良い役」に創り上げた自負はあるし、作品を引っ張ったという感覚もシッカリある!

でも、この役は作品のテンポ感やカラーを担う役。だからこそ僕1人の考えや僕1人の力ではどうすることも出来ない役なのです。

出演者一人一人の妥協の無い役作り、雰囲気、スタッフさんの細かでプロフェッショナルなお仕事、そして、橋渡しの先にいるお客様、そんな全てが今回の僕の「小説家」を創ってくれたのだと心から思っています。



と、語り出したら止まらないくらい色んなことがあったけど、結果、初演は大成功だったのではないでしょうか?

それはお客様が判断する事なのかもしれないけど、少なくとも僕個人は大千秋楽の幕が降りた時、泣きながら鹿賀さんと抱き合った瞬間に「大成功だ!!」と思いました。


鹿賀さんが涙を流しながら登場したカーテンコール。あの大ベテランがそんな想いで立った舞台。「新納の小説家が僕の渡辺を創ってくれたんだよ」と鹿賀さんは言ってくれました。「鹿賀さんの渡辺だから僕の小説家は誕生したんですよ!」とお互いそんなことを言いながら、長いハグをしました。

「ありがとう、ありがとう…」と。



これが、この瞬間が全て!!


僕はこの作品に関われて、この役を戴いて本当に幸せでした。

そして、このチームで大千秋楽を無事に迎えられたことも最高に幸せでした!!




『生きる』

今後再演の噂も出ています。世界進出も目指しているそうです。

そこに僕がいるかどうかは分からない。居たいけどこればかりはオファーが来るかどうかだからね。。ま、この役は誰にも渡したく無いけど!!

でもとにかく「初演」という空気感の中で僕が「小説家」を演じた事は事実な訳で、この事実を誇らしく思います。


『生きる』が無事に終わって、今はただただ感謝の気持ちでいっぱいです。


『生きる』を愛し、応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。








ほなまた(^з^)/~~




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