前回「今の賃料で不動産が買える?その①」では賃貸と購入の生涯コストの比較などをお伝えしました。今回はその続きをお届けします。
 

 

 

【4】. 政策・税制の違い 

 

2025年時点での違いをみていきましょう。

 

<賃貸> の場合

  • 住宅手当制度(企業による)
  • 高齢者向け支援制度あり
  • 税制控除なし

 

<購入>の場合

  • 住宅ローン控除(最大13年)
  • 不動産取得税・固定資産税の軽減
  • フラット35子育て支援型などの金利優遇

 

【5】. 世代別傾向 

 

30代、40代での傾向を見ていきましょう。

 

若いパワーカップル(30代前半):

  • 高収入共働き、利便性・生活の質重視
  • 賃貸でも高品質な物件を選ぶ傾向
     

40代:

  • 教育費・老後資金・介護など現実的課題
  • 安定・資産形成・地域定着を重視
  • 購入への移行が多く、堅実な消費傾向

 

〈SHINWAグループからの思い〉

 

   『SHINWAグループ』の全社員が常に持ち続ける思いがあります。
 

住まいを選ぶということは、単なる「場所」や「間取り」を選ぶことではありません。それは、どんな人生を築きたいか、どんな時間を重ねたいかを選ぶこと。

 

35歳という節目は、過去の選択が形になり、未来の選択が現実味を帯びてくる時期。
仕事、家族、健康、そして静かな時間——それらが交差するこの瞬間に、住まいは「器」ではなく「舞台」になります。

 

賃貸の軽やかさは、変化に寄り添う柔軟さ。購入の重みは、根を張る覚悟と未来への投資。どちらも正解で、どちらも不安。だからこそ、数字だけでなく「自分たちらしさ」に耳を澄ませてみてください。

 

そして今、日本は大きな転換点に立っています。
少子高齢化、人口減少、都市部への一極集中。これらの流れは、住宅市場にも静かに、しかし確実に影響を与えています。

 

2025年現在、住宅ローン金利は緩やかに上昇し始め、建築費も高騰。購入は「早い者勝ち」から「慎重な選択」へと変わりつつあります。
一方、賃貸は柔軟性を保ちながらも、家賃上昇や高齢者の入居制限など、将来的な不安定さを抱えています。

 

2030年以降には、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の義務化が進み、住宅の性能と価格の両面で新たな基準が生まれるでしょう。
その時、購入は「環境性能と資産価値を兼ね備えた選択」に。
賃貸は「短期的な自由と長期的な不安定さのバランスを問われる選択」に変化していくと予測されます。

 

つまり、これからの住まい選びは「今の快適さ」だけでなく、「10年後の安心」「20年後の選択肢」まで見据える必要があります。

 

立川の空の下で、どんな季節を過ごしたいですか。
どんな音に囲まれて、どんな沈黙に安心したいですか。

 

住まいの選択は、暮らしの選択。
そしてそれは、ふたりのこれからを形にする、静かで力強い一歩です。
未来はまだ見えないけれど、今の選択がその輪郭を描いていきます。

この時点で大事なご提案を是非、シンワグループに
ご相談を賜りたく心よりお待ち申し上げております。