♦︎
ふた親の故郷
山形県最上川上流・左沢大江町
みたびの氾濫は全て七月八月となった
♦︎
♦︎
最上川本流に初めて架けられた橋
♦︎
明鏡橋
♦︎
経費は全て地元が負担した
♦︎
この橋を最上川へ向かい5分ほど歩き
吊り橋を渡ると
なだらかな丘陵に二見屋が建っていた
♦︎
二見屋が流された昭和42年
その数年後に
伯父は私費を充て吊り橋を渡らずに
迂回出来る道路を造った
…
また近隣の人々の為にゲートボール場を作り
ラドンの原石を入れた温泉とし
毎月一日に入浴と昼食サービスを始めた
♦︎
伯父は予科練から戻り
炭坑夫となり
継母から彼の地を取り戻した
…
戦争より無傷で
戻った事への【恩返し】だと
生前に語っていた
♦︎
贅沢とは無縁の人で
メガネのテンプルを絆創膏で貼り
生涯フンドシの人だった
♦︎
とうこ!フンドシは便利だぁ!
河で顔洗う手拭いにもなるし怪我すれば
包帯にもなると云う
…
あたしは幼かったが
頭が良い人と感心して聴いていた
…
ある日
予科練の大会が毎年夏に開催される
九段会館へ行った
…
【山形県朝日町の遠◯四◯はいますか】と
大きな声で尋ねたら
【ウチの姪っ子は都会のオナゴなもんで
恐れを知らん娘です】と
同期の人々に嬉しそうに紹介をした
♦︎
♦︎
【とうこ腰に乗ってけろ】
【おっちゃん!ここかあ】
【あっ!そこだ】
【おっちゃん!蝉やかましいなぁ】
【んだなぁ】
♦︎
夏の伯父との会話だった
♦︎
🔷All of you🔷
♡
東北大震災を始め
復旧復興は歯痒いくらいに遅い
♡
足下に宿る危機
優先順位を考えて頂きたい
♡
故郷納税・最上川氾濫寄附
今
出来る自分がいる
♡
それは
ふた親から授かった
命
が
あるから
♡
日々は愛おしく日々は奇跡
♡
今日ある日に
《感謝》
♡とうこ♡
♡
あっ🤭だいすきな人
♡
美味しく食べられる体こそ
宝
ムシャムシャ
食べて
ネ
♡
お願い
ヨ
♡