2022/08/06

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天候の変化を待機するように
水蒸気をタップリ含む
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どちら色になっても良いように
曖昧に構えている
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♦︎横浜山手の空♦︎

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ふた親の故郷

山形県最上川上流・左沢大江町

みたびの氾濫は全て七月八月となった

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♦︎山形県朝日町♦︎

♦︎明鏡橋♦︎

♦︎左沢大江町隣接の町♦︎

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最上川本流に初めて架けられた橋

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明鏡橋

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経費は全て地元が負担した

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この橋を最上川へ向かい5分ほど歩き

吊り橋を渡ると

なだらかな丘陵に二見屋が建っていた

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二見屋が流された昭和42年

その数年後に

伯父は私費を充て吊り橋を渡らずに

迂回出来る道路を造った

また近隣の人々の為にゲートボール場を作り

ラドンの原石を入れた温泉とし

毎月一日に入浴と昼食サービスを始めた

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伯父は予科練から戻り

炭坑夫となり

継母から彼の地を取り戻した

戦争より無傷で

戻った事への【恩返し】だと

生前に語っていた

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贅沢とは無縁の人で

メガネのテンプルを絆創膏で貼り

生涯フンドシの人だった

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とうこ!フンドシは便利だぁ!

河で顔洗う手拭いにもなるし怪我すれば

包帯にもなると云う

あたしは幼かったが

頭が良い人と感心して聴いていた

ある日

予科練の大会が毎年夏に開催される

九段会館へ行った

【山形県朝日町の遠◯四◯はいますか】

大きな声で尋ねたら

【ウチの姪っ子は都会のオナゴなもんで

恐れを知らん娘です】

同期の人々に嬉しそうに紹介をした

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【とうこ腰に乗ってけろ】

【おっちゃん!ここかあ】

【あっ!そこだ】

【おっちゃん!蝉やかましいなぁ】

【んだなぁ】

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夏の伯父との会話だった

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🔷All of you🔷

東北大震災を始め

復旧復興は歯痒いくらいに遅い

足下に宿る危機

優先順位を考えて頂きたい

故郷納税・最上川氾濫寄附

出来る自分がいる

それは

ふた親から授かった

あるから

日々は愛おしく日々は奇跡

今日ある日に

《感謝》

♡とうこ♡

あっ🤭だいすきな人

美味しく食べられる体こそ

ムシャムシャ

食べて

お願い