国際政治学講義⑫:(3)世界破局のシナリオ ③ | 舛添要一オフィシャルブログ Powered by Ameba

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(3)資源の枯渇

 

 今の趨勢で人口が増えていくと、30年後には100億人になる。これだけの数の人類の生存を維持するだけの資源が十分に確保できるのか、資源が枯渇するのではないかと心配せざるをえなくなる。

 歴史をふり返ってみると、まさに「必要は発明の母」であり、人類は、発明や発見など科学技術の進歩によって、資源枯渇という危機を乗り切ってきた。

 たとえば、食糧資源については、バイオ技術などを使って多収穫品種を作り出したり、植物工場を実用化して砂漠でも緑を生み出したりしてきた。さらに、消費されなかった食品をリサイクルして、肥料や飼料に変え、農業生産の向上に努めてきた。その結果、食料不足どころか、少なくとも先進国では「飽食の時代」とでも言えるように豊かな食生活を満喫できるようになっている。

 エネルギー資源については、世界は1970年代に二度にわたる石油危機を経験した。石油価格の高騰は、成長にブレーキを掛け、世界経済を混乱に陥れた。

 しかし、世界は日本を中心に省エネ技術を開発し、エネルギー弾性値(GDPを一定の割合増やすのに必要なエネルギー量)を減少させることに成功した。天然ガス、石炭、オイルシェールなどを活用するとともに、原子力発電の比率を高める試みも行った。さらには、化石燃料への依存を減らすため、太陽光、風力、地熱、水力などの自然エネルギーの開発も進めていった。

 原子力発電については、日本では2011年の東日本大震災による福島第一原発の事故以来、懐疑的な意見が強まり、石炭火力や自然エネルギーへの移行によって、電力危機を回避してきている。しかし、国際的には、原発は重要なエネルギー資源であり続けている。人類が、究極のエネルギーである核融合を手に入れることができるか否かも不明である。

 エネルギー資源については、たとえば自動車のエンジンの動力源が、石油から、電池や水素へと移行していることにも注目したい。環境問題との関連も大きいが、今後はガソリン車を規制する動きが強まるであろう。このような技術進歩がエネルギー危機の回避に貢献していることは事実である。

 かけがえのない地球の資源を守っていくために、技術革新をはじめ、たゆまざる努力が必要である。とりわけ、天然資源、自然を維持していくためには、大量生産・大量消費という生活様式の見直しも不可欠であろう。

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