白坂です、

 

ダイバーシティとは?わかりやすく

ダイバーシティは、
日本語に直訳すると

【多様性】

です。

ダイバーシティ(多様性)という考え方は、
よく「組織」で使われることが多いので、
以後、組織を例にダイバーシティ(多様性)に
関しての学びを深めていきます。

たとえば、
組織全員が、

・日本人
・男性
・正社員

の状況を、
ダイバーシティ(多様性):ゼロと
仮定してみましょう。

ゼロの状態から、
組織に女性が入り始めました。
すなわち、

・日本人
・男性と女性
・正社員

すると、確実にダイバーシティ(多様性)は
進んでいます。さらに、働き方として
正社員だけではなく、パートも入り始めました。
すなわち、

・日本人
・男性と女性
・正社員とパート

さらに、
日本人だけではなくアメリカ人も
組織に入ったならば、

・日本人とアメリカ人
・男性と女性
・正社員とパート、、、

こうして、
組織のダイバーシティ(多様性)は
進み続けます。

では、
組織のダイバーシティ(多様性)が
進めば進むほど、組織はどのように
なっていくのでしょうか?

究極的には2択です。

・あまりにまとまりがなく、
 組織そのものが崩壊してしまうか?

もしくは、


【まとめてくれる一強の独裁者】を必要とするか?


この
ダイバーシティ(多様性)を進めれば進めるほど
逆に、「一強の独裁者が生まれやすい」というのが
ダイバーシティ(多様性)における、究極の矛盾です。

私たち日本人は、
そのことを、政治で実感しています。

・政権を担当しているのが与党
・政権を担当していないのが野党

もし、
野党の方でダイバーシティ(多様性)が進んでしまい、
それぞれが、お互いに自分の主張をし始めると、
結局、


政権を担当している与党が選挙で圧勝する


なぜなら、野党の数が増えれば・増えるほど、
2位以下で票を食い合いしてしまい、
1つ・1つ全ての野党が、与党に対して
かなり弱い政党になってしまうから。


物理的には【2】が最も安定する


たとえば、
アメリカの場合、「共和党」と「民主党」です。
イギリスの場合、「保守党」と「労働党」です。
2大政党制です。だから、安定しています。

逆に、
野党が5つも・6つもあると、
それぞれが、それぞれで好きなように
主張し合ってしまいます。

だから、
不安定になりやすい。そして、
人は少しの不安定は刺激として許容するものの
過度の不安定には不安を感じますので、結局、


1番、強いものを支持する


これは、
政治だけでなく民間企業も全く同じ。

立場が違い、価値観が違えば、
当然、解釈も違います。
意見も違います。

だから、
ダイバーシティ(多様性)が進めば・進むほど
まとならなくなる。物事が進まなくなる。


不確実性が大きくなる


結局、
ダイバーシティ(多様性)が進んだ組織は、

・あまりにまとまりがなく、
 組織そのものが崩壊してしまうか?

もしくは、


【まとめてくれる一強の独裁者】を必要とするか?


だから、
本当にダイバーシティ(多様性)が
進んでいる組織というのは、

・社員レベルの現場:ダイバーシティ(多様性)

・管理職レベル  :官僚的

・経営陣     :独裁的

となっています。

社員レベルでは
色々な人種・信条・性別・年齢、、、の人が
一緒に仕事をしている。それだけ、色々な人が
働いていると、色々なアイデアが出てくる。

ただ、

意思決定の経営レベルでまで
ダイバーシティ(多様性)が進むということはあり得ない。
色々な人が参加している取締役会というのは、
何も決めず先送りを繰り返すだけの儀礼的な役割に堕ちてしまう。

たとえ、
色々な意見が上がってきたとしても、

・「やる」「やらない」
・「やめる」「続ける」、、、の
究極的な2択は


最終的には1人が決める必要がある


そして、
・ダイバーシティ(多様性)が進んでいる現場と
・意思決定をする経営陣の中間に


調整役としての管理組織が必要になる


なぜなら、
アイデアを生むのはダイバーシティ(多様性)
だったとしても、アイデアを実際に形にするのは、
しっかりと管理された下での実行だから。

だから、
独裁的な指導者が居るからと言って
その組織はダイバーシティ(多様性)が
進んでいないとは言えない。

たまたま、目に見える分かりやすい場所に
独裁者が居るだけのことであって、
その組織は、意外とダイバーシティ(多様性)が
かなり進んでいる可能性もある。

まとめると、
ダイバーシティとは


【多様性】


もし、
究極的に単純化して、
過去の組織が

・日本人
・男性
・正社員

というものだったと仮定したら、
現代の組織は、


相当にダイバーシティ(多様化)が進んでいる


と言えます。

 

ダイバーシティとは?わかりやすく

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎

 

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