白坂です、

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『アウトスタンダーへの6ステップ』(P221)

さて、

もし、「最初は個人事業で始めて上手く行ったら、会社を設立します。」という人がいたら、まず個人事業主のままです。なぜなら、「~なったら、~します」という条件を付けて考える人の深層心理は、「~ならなかったら、~しません」だから。

つまり、やらなくていい理由を必ず持っている。
そして、人の本能はやらなくていいことならやりたくない。
本心・本音はやりたくない。でも、それを素直には認めたくない。
だから、一見、最もらしい理屈を付けて、自分を納得させている。

「やりたくないわけではないんだ。今は、条件が整っていないからやらないだけ。もし、~なったら、~する。」

そして、その条件が全て整う日は来ない。なぜなら、人・物・お金・時間・情報が完全になることはないから。時間はいつも24時間だし、地球に存在するありとあらゆる情報を収集することも処理することも絶対に出来ない。

だから、条件が整ったらやるという論理は、結局はやらないことに対しての自己正当化でしかない。条件が完全に整うということはない。いつやるにしても、条件不十分のまま。もし、本当にやるのであれば将来ではなく、今、やるべき。

条件が整ったからやるのでもなければ、方法が分かったからやるのでもない。
順番が完全に逆。


やる期日が決まったら、後から方法が見えて来る


たとえば、どこかに旅行をするとして、ありとあらゆす旅行関連情報を収集することは可能か。絶対に不可能。情報にはキリがない。調べようと思ったらいくらでも・いくらでも調べられる。だったら、旅行に行く日をカレンダーに書き込む。何月何日から何月何日までは旅行に行く。これは決定と。

その時点では、たとえ行き先が決まっていなかったとしても、旅行に行くことだけは決定している。どこかには必ず行く。だから、情報収集に真剣さが出る。どうせ行くなら、よりよい旅行にしたいから。

最初の話に戻って、「最初は個人事業で始めて上手く行ったら、会社を設立します。」
もし、会社を設立するなら、なぜ将来なのか?なぜ今ではないのか?
今でも出来ることなのに?本当は設立したくないが本音ではないのか?

やることに条件を付けるというのは、結局、やらないと言っているのと同じこと。なぜなら、人の本心は、やらなくて済むならやりたくないだから。上手く行ったら会社を設立するのではない。


上手く行かせるためにこそ、会社を設立する


ある起業家が会社を設立する。それは、この情報宇宙に今まで存在しなかったものが新しく創造されたということ。ある新しい1つの器が出来た。そこで、宇宙の法則が働く。「宇宙は真空を嫌う」。

新しく生まれたばかりの会社には何も入っていない。空っぽの器。
しかし、宇宙は真空を嫌う。その新しい器に必要なものを吸引しようとするエネルギーが必ず生まれる。


会社なんて呼べる実体ではないから、何とか立派な会社の実体を創ろうとする


肩書が人を創り始める。今までただの普通の人だったのに、会社という器が出来たお蔭で代表取締役社長が名乗れるようになった。もちろん、最初は社長としての知識もなければスキルもない。まして実績なんか全くない。しかし、宇宙は真空を嫌う。

社長という器があるにも関わらず、社長としての実力がないのであれば、社長という器を埋めようとエネルギーが働く。必要な知識・スキルを引き寄せ始める。

そして、実績を書くべき空白があるにも関わらず、書くべき実績が何もないのであれば、何か実績を創ろうというエネルギーが生まれる。何とか、その空白を埋めようと無意識が働き出す。気が付けば、

・会社という器に、必要なものが引き寄せられ、本当に会社らしくなり、
・社長という肩書に、必要なものが引き寄せられ、本当に社長らしくなり、
・実績を書く余白に、必要なものが引き寄せられ、本当に実績が創られていく、、、

だから、「最初は個人事業で始めて上手く行ったら、会社を設立します。」というのは論理の順番が完全に逆だということ。条件を付けない。宇宙というのは、もっとシンプル。


やらないか、それとも、やるのか、だけ


「会社は設立しません」なのか、「会社を設立します」なのか。
シンプルな二択。しないならしないでいい。するならするでいい。
どちらでもいい。ただ、もし将来することを考えているのであれば、今すぐにすればいいというだけの話。

条件付きの論理は最もらしく聞こえる。自己正当化のために便利な道具にはなる。
しかし、理屈は理屈。どれほど複雑にしてみても、最もらしくしてみても、シンプルな宇宙の法則には勝てない。勝つのはいつも、宇宙のシンプルの法則。宇宙は単純に、


やらないか、それとも、やるのか、だけ


真空の器がなければ何も入って来ない。
逆に、真空の器があればその器は埋まって行く。
ただ、それだけ。「もし~」というのは人間の頭の中にしかない。

やらないならやらないでもいい。それも1つの人生の選択。
だったら、「もし~たら、~します」なんて、わざわざ論理を複雑化する必要がない。「やりません」でいい。その決断なら、その決断なりに前に進める。

逆に、やるならやる。それ以上でもそれ以下でもない。
知識も不十分。スキルも不十分。実績もない。何もない。
でも、やることだけは決まっている。だから、やる。そして、


やることの期日が決まった後に、初めてその実現方法が見えて来る。


気が付けば、
・何もなかった会社の器に、必要なものが引き寄せられて、会社らしくなり、
・何もなかった社長の肩書に、必要なものが引き寄せられて、社長らしくなり、
・何の実績もかけなかった余白に、必要なものが引き寄せられて、実績が創られていく


順番


条件が整ったからやるのではない。
やることが決まっているから、条件を整えていく。
たとえ、条件が整っていなくても、方法が見えていなくても、何の問題もない。


やっているうちに、次第に条件が整っていき、方法が見えて来るから


大切なのは、条件でもなければ方法でもない。
単純に、やりたくないのか、本当にやりたいのか、だけ。
もし、本当にやりたいのであれば、将来ではなく、今すぐにやればいいだけ。
そうすると、宇宙のシンプルな法則が働き出す。


創られた真空の器が、必要なものを引き寄せ始めます


何才になっても、「やりたいから、やります」とシンプルに考えられる人間であり続けたいものです。大切なのは、条件ではなく気持ちです。



最後までお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

白坂慎太郎

参考教材:

『大丈夫!うまくいくから』

追伸:
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