映画『怪物』

昨日,2回目を観た。

1回目は、これは、わたしの映画鑑賞の常なのだけれど、漠然と観ていて、そこでぐっと感情移入してしまうかどうかなのだが、感情移入にまでは至らず、好きな感じだなと思って帰ってきた。どうも題名に気を取られ,怪物探しをしてしまっていたらしい。怪物といえばどれも怪物に思えるし…といったところ。


2回目の昨日は、素直に少年2人を見つめた。

そして、隠れ家、音楽にグッときた。そこにいる少年2人。


そこに、ずっとありのままいられたらいいのに。


いろんなことが少しわかったような、でもわかったからどうなんだという気持ちとせめぎ合う。今も。


でも、ラスト、駆けていく彼らに降り注ぐ光に、未来を託したい。


坂本龍一さんの音楽がとてもこの映画をより美しくしていました。