ずっと考えてしまうのだ。忘れたいのに…。
映画『イニシェリン島の精霊』
なんの予備知識もなしに、アカデミー賞最有力候補の宣伝文句につられて観た。私には難解で重苦しく、忘れていた自分の確執から逃れられなかった苦い思いが蘇ってきてしまった。
落ち込んでしまった。
これだけ、重苦しく残るというのは、すごい映画なのだろう。
ずっと前にもあった、娘と何の気なしに観に行った映画のその重さと悲しさに驚いたことが。
それは『ダンサーインザダーク』
今も憶えているあの辛い衝撃。
きっと,この映画もこの苦い思いが,ずっと残るのだろう。