HSPの人の人間関係の悩み解消のヒント②具体策 | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。



<前回からの続き>

 

 

今回は、

HSPの人の人間関係の悩み解消のヒント

として前回取り上げた「A」~「E」の

具体的な実践方法をお書きしたいと思います。



<HSPの人の人間関係の悩み解消

 のヒント②具体策>

 


・「A」「二分法的思考」(白黒思考・「全か無か思考」)

 をやめる


・「B」過度の一般化を避ける」


→私が思うに、

 白と黒に分ける「二分法的思考」が悪い訳ではなく


 自他に対して「黒」ばかり集めるから

 「みんな私の事を嫌っている」

 とか

 「何をやってもダメな私」

 という様にネガティブな見方を過度に一般化し、


 「だから、嫌われない様にしなきゃ」

 とか

 「完璧にしなきゃ」等の

 「べき思考」に縛られてゆくのだと思います。


 (※逆に相手に対して「白」ばかり集めると、

   極端に相手を理想化し、

   距離が近づいてその幻想が崩れると、

   相手を攻撃したり距離を取って
   避けてしまうのではないでしょうか?)

 


ですからまず、

あなたが無意識のうちにいつも参照してるファイル

を整理する必要があると思います。

例えば、
「自分が自分の事をどう評価してるか?」

フォルダーを整理してみましょう。


そしてもしその中にネガティブな評価を下した

「黒」の記憶が入っているならば
それを残らず書き出して
みましょう。


「あの時はお母さんに

  ”あんたって本当にダメね!”と言われた」
 「またあの時は、失敗してみんなに笑われた」
 「そしてあの時ミスしてしまった・・・」等々。

 

 (これらは恐らく「自分はダメ」ファイルの中の記憶)
 
次に、

自分に対してネガティブではない評価

を下した場面や、下した人を思いだして

「白」の記憶として書き出してみましょう。

 

(「自分はダメじゃないかも?」ファイルを作る)

 

「妹の面倒を見た時に

  お母さんが”助かるわ”と言ってくれた」
 「あの時は私なりには頑張った」
 「あの時あの人は私の事を褒めてくれた」等々。

要するに、

「黒」の記憶ばかりが書き込まれてるファイル

に加えて「白」の記憶が詰まったファイルを

書き足してゆく訳です。


ここでもし、

「そんな事言ったって、自分で評価できる所なんて

何も無いし、私を評価してくれた人なんていなかった!」


と感じるのであれば、

整理しようとするファイルの時間空間を
もっと細分化・拡大してゆく
のが役に立つと思います。


どういう事かと言いますと、
「お母さんは私を全否定してた」

「お母さんが私を肯定してくれた瞬間」

 (時間の細分化・拡大)


「私は自分の容姿の全てが嫌い」

「身体の中で嫌いじゃない部分は?」
「髪の毛は嫌いじゃない・・・でも顔は嫌い」

 (空間の細分化・拡大)


「じゃあ、顔の中でも嫌いじゃないパーツは?」

 (更なる細分化)

「顎のラインかな・・・」


等の様に時間空間を細分化・拡大してゆき、

細かなファイルを作り、
「黒」の記憶や部分に加えて

「白」の記憶や部分を書き出してゆきます。


※例えて言うと、一見「黒一色」に見える壁に

 近づいてよく見る(空間の細分化・拡大)と、
 白い点や、他の色の部分が混じっているのが見える、


 或いは夕日が当たると黒じゃない色に見える

 (時間の細分化・拡大)といった事が起きるでしょう。


同様に下記のファイルも細分化・拡大して

ファイルに「白」を書き加えてゆきましょう。

〇「みんなが自分の事をどう思ってるか?(黒と白)」


→(細分化・拡大)>「Aさん、Bさん、Cさんが

  自分の事をどう思ってるか?(黒と白)」


→(細分化・拡大)>「自分の事をよく思ってない(黒)

  と感じるAさんの中で、
  自分に対して悪く思ってる所(黒)はどこで、

  そこまでは悪くは思って無い所(白)はどこか?」


〇「自分はみんな(世の中の人)の事を

 どう思っているか?(黒と白)」


→(細分化・拡大)>「自分はAさん、Bさん、Cさんの事

  をどう思ってるか?」


→(細分化・拡大)>「自分が苦手だと感じている

  Aさんの部分で、苦手な部分(黒)と
  そこまで苦手では無い部分(白)はどこか?」

〇「自分に起きる出来事の事をどう思ってるか?(黒と白)」


→(細分化・拡大)>「過去に起きたA、B、Cの出来事

  の事をどう思ってるか?(黒と白)」


→(細分化・拡大)>「よくない出来事と感じてるAの中で

  プラスの面はどこか?(黒と白)」


〇「自分はこれからどうなって行くと思うか?(黒と白)」
等々。


そしてこの「白」を見つける作業の中で

役に立つのが、


・「C」相手の立場に立って考える
・「D」自分や相手を客観視する

事だと思います。


「自分の視点」一辺倒だと、

いつも答えが決まってきて、
行き詰ってる思考から抜け出しにくい

と思いますので、


「相手の視点から見る」


「それをも超越した第三者の視点から見る」
という事も必要だと思います。


例えば、
「私がAさんになり切ったとしたら、

 私の事をどう感じるだろう?」
とか
「私がもし神様だとすれば、

 Aさんと私の事をどう思うだろう?」
等。

そしてファイルに「白」の記憶が加わり、
自分視点オンリーから離れる事ができれば、


・「E」の新しい思考による行動を行う


をできる相手に、できる部分から

少しずつ行ってゆきましょう。


次回からは、

以前揚げた「①」~「④」のケース毎に、


HSPの人の人間関係の悩みを解消するヒント

をお書きしてゆきたいと思います。

 


<次回へ続く>

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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