ひきつづき
英雄伝説 創の軌跡・プレイ記
ネタバレありでいきます。
ふたてに分かれたパーティを切り替えながら進んでいきます。
とはいうものの、パズル的な要素は少なく、けっこうサクサクと進めます。
中ボス戦を経て、いよいよラスボスとのご対面。
以前登場したリィンの複製の登場。
彼は単なる複製ではなく、
「ありえたかもしれないもうひとつの未来からきたリィン」でした。
つまり、閃Ⅳのノーマルエンド(バッドエンド)後のリィンですね。
その分岐の先では、クロウとミリアムは限界を迎えて消滅し、リィンはイシュメルがと果てしない相克を繰り返して一体してしまった……というかなり悲惨な結果となつていました。
エリュシオンによる計算、かつての幻の秘宝や零の秘宝だったキーアの能力と似た、因果律の操作によりこの世界にパラレルワールドのリィン……イシュメルがと同一化したイシュメルガ・リィンとして呼び出されていたんですね。
イシュメルガ・リィンはエリュシオンの管理者であったラピスを追い出し、自らがエリュシオンを乗っ取り、一連の騒動を起こしていました。
文明をリセットし、あらたなる世界を……などともっともらしいことを言いますが、そこにいる全員は誰も耳を貸しません。
所詮、「自分が神になりたいから」というのが本音であることはみえみえです。
イシュメルガさん……スケールの大きい敵なんですけど、非常に小者臭くもあるんですよね。
ここからラスボス戦です。
しかし、長い!
軌跡シリーズ伝統の「強いというより面倒」な敵です。
イシュメルガ・リィンを倒したら、こんどは8体目の騎神として登場します。
そこからは、騎神戦。
3回戦い、それぞれ一定ところまでHPを減らします。
さすがに、機甲兵では手も足も出ない……ところで、ヴァリマールたち、騎神の魂(?)がリィン・クロウ・ルーファスの機体に宿ります。
この奇跡により、イシュメルガとも互角の戦いを繰り広げます。
そのすきにエンジニア班が端末にアクセス。
イシュメルがとエリュシオンとの切り離しを試みます。
途中、気づかれてしまうものの、ルーファスが身を挺して盾となったおかげで、ついに切り離しに成功します。
リィンは精神世界で、もうひとりの自分……イシュメルガから切り離されたもうひとりのリィンと対面します。
もうひとりのリィンは、犠牲を少なくするため、リィンが犠牲になってイシュメルガを遠くへ連れ出すことを提案しますが、リィンは仲間たちならイシュメルガにも負けない、とそれを拒否します。
そして、ついに最終決戦。
これはそこまで強くはなく、ノーマルならそれほど苦戦せずに倒せました。
しかし、最後のあがきでイシュメルガ・リィンは人間の憎悪が集まる場所を自動的に攻撃するよう設定して機能を停止します。
人間がいる限り、憎悪は存在します。
つまり、すべての人間を滅ぼすか、エネルギー源である霊脈が尽きるかするまで、攻撃は終わらないことになります。
どちらにしても、世界は終わりです。
果たして……。
しかし。
未来演算ができるというわりには。
アルセイユⅡのことを予見できなかったり、騎神の復活を予見できなかったり、
さらには戦いに夢中になって端末を操作しているメンバーに気づかなかったり……と、どこかおまぬけなエリュシオンとイシュメルガ。
アルセイユⅡは黄昏の範囲外だったリベールの出来事であるため範囲外、騎神の復活はエリュシオンでも予見できないサプライズだった、ということでしょうかね。
しかし、結局は今回も小者くさかったイシュメルガさんでした
つづきます