公園前のパン屋さん | 足立区のパン屋さん 台東区のパン屋さん

足立区のパン屋さん 台東区のパン屋さん

フリーアナウンサー篠崎 菜穂子が、足立区、台東区など下町のパン屋さんを紹介します。


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ベル2007年11月21日(水) 

ケーブルテレビ足立「足立情報タイム530」でご紹介しました音譜


名前の通り、西新井みどり公園の目の前にあるパン屋さん。

こちらのお店は、元々は現在のご主人のお父様、開発 秀次郎さんが昭和36年から西新井で営んでいた「開発ベーカリー」さんを引き継いだお店です。昭和50年にこちらの谷在家に移り、平成元年にお家を建てかえてから、今のご主人、開発 武士さんが継ぎ、その際に店名も変更。この店名は、奥様の名前に「パン屋さん」を入れたいというリクエストと何かインパクトのある名前にしたい!と考え、ずっと変わらないであろう「公園まえの」という言葉をつけて、この名前にしたそうです。道路の反対側には「開発ベーカリー」さんの看板もちゃんとあります^^

お父様は終戦後の昭和24年から、食糧事情の厳しい時代の中で「パン屋さんに勤めれば、食べることには困らないだろう」とパン屋さんで働き始め、その後、独立。それにしてもこの「開発さん」という名字はとても珍しいですよね~!ちなみにお父様は姫路のご出身だそうです。

一方のご主人は、始めはお店を継ぐことはあまり考えていなかったとか。ところが大学を卒業後、物を作るのが好きだったため、製造業に就きたいと考えたそうです。そこで浮かんだのが、小さい頃から身近にあったお父様の営むパン屋さん。その後、パンの専門学校へ進み、3年間、他店での修業を経て、お父様のパン屋さんを継ぎました。

現在、パンを焼いているのはご主人とお父様。その他にパートさんが2名とご主人の奥様が手伝っています。広々として、見やすい店内。パンの種類はおよそ80種あるそうです。

一番忙しいのは朝で、出勤前に車で立ち寄るお客様が多いそうです。しかも意外にも多いのが男性。若い方から年配の方まで、ほとんどが常連さん。昼間はお子さん連れのお母さんなどが中心です。

朝3:30頃から作り始めるというパンはもちろん生地から作っています。酵母はイーストを使用し、粉はパンによって2~3種類をブレンドしたりしているそうです。


ベースはお父様から引き継いだパンで、そこにご主人が新しいアイデアを加えていきます。


ほとんどのパンはお父様の時代から変わっていないのだとか。だからシベリアや甘食など懐かしいパンが並んでいるのですね~。

あんこやカスタードクリーム、バタークリームやカレーも手作り、自家製です。

特にカレーパンのカレーは、ひき肉を使わず、豚の細切れを細かく切って使用しているそうです。

そうすることで肉の旨味がでるのだとか。キャベツなどの野菜も手で切っています。ご主人が考えると言うサンドイッチも実に種類豊富!



そんな「公園まえのパン屋さん」さんのパンは「丁寧さ、シンプルさ」を常に心がけているそうです。確かにパンは、とにかく成型がきれいでパンの形が揃っている印象が強く残ります。


お店が焼くパンは大量でも、お客様が買うのは1個。だからすべてのパンに気を配って、丁寧に作っているそうです。分割、丸め・・・・ご主人とお父様の息の合った連係プレーで丁寧な作業もあっという間に終わってしまいます。


そんな丁寧さが一番表れているのがこのキャラクターパンたち。

こんなにキレイで丁寧な良く出来たキャラクターパンはそうそうありません。

よーく見ると・・・アンパンマンなんて、表情がみんな違うんですよ~!

その秘密を伺ってみると・・・実は奥様がとってもイラストがお上手なのだそうです。ちなみに表のアンパンマンの看板も奥様の手作り!

その奥様がご主人の作るキャラクターパンを厳し~くチェックしています(笑)。ご主人が書き、奥様がダメだし・・・この思考錯誤を繰り返し、生れたのがこのパンたちなのだとか。

お店に来る子供達も大喜びです。この真っ黒クロスケは黒いドーナツを焼いていて思いついたそうですが、思わず大人でも買いたくなってしまう可愛さですよね。(もちろん大人も買ってOKです!(笑))ちなみにこの「日々是好日」という看板も開店祝いにお父様のいとこが彫ってプレゼントして下さった手作りのものだそうです。

そして、実はご主人、高3、中3、中2、小6の4人のお子さんのお父さんです。お子さん達は夏休みなどに、お店を手伝ってくれるそうですよ~。そんなお父さんならではの気配りがお店のいたるところに感じられます。

一見、「お菓子屋さん?!」と思ってしまうほど、たくさん置いてあるお菓子やおもちゃは、実は小さい子がパンを触ってしまい、ゆっくりパンを選べないお母さんのために、子供達の気を引き付けるためのものだそうです。

なるほど~!気持ち、わかりますっ!!会計を待つ間も、レジカウンターの下に子供達目線のこんな配慮が。

他にも、サンドイッチには嬉しい「からしぬき」も用意してくれています。

ところがこれが、意外にも若い男性に人気とか(笑)。焼きそばパンも紅しょうが入りと抜きがある心配り。すばらしいです!

こんな心配りは子供達だけではなく、もちろん大人のお客様にも。1つ1つのパンの商品札の説明は、お客さんがわかりやすいようにとご主人がパソコンで作っているそうです。


そんなこちらのパン屋さんで一番人気のあるのが、この「玄米ブレッド」(¥241)。

予約注文もあるそうです。玄米の量が多く、粉に対して40%も配合しているので、丁寧に生地を扱わないと、なのだそうです。そして隠れた人気パンは「栗入りシベリア」(¥170)。

オープン当初からある超ベストセラー。栗入りを始めたのは2~3年前からで、秋、冬のみの限定だそうです。買って行くのは年配の方?と思いきや、意外に若い方も。ネットで調べて、このシベリア目当てにいらっしゃるお客様もいるんだそうですよ~。ちなみにご主人の好きなパンを伺ってみると、迷った末に「B.E.L」というお答え。

ベーコン、エッグ、レタスに半熟卵がサンドしてあるボリュームたっぷりのサンドイッチです。お父様はベーコンフランスだお好きだそうです^^そして、お二人が美味しい!と声をそろえておっしゃったのが、焼きたてのコッペパンにサンドをしたもの。

焼きたてのコッペパンは本当に美味しいそうですよ。

焼き上がりは8時頃と2時頃とか。食べたーい!!


本当に1つ1つのパンが見た目通り、とても丁寧で思い入れが感じられる味わい。裏切られることがありません。きっと常に真剣に、まじめにパンと向き合っているからなんでしょうね~。


ご主人は「美味しいのは当たり前。だから食べた後に笑顔になるような、幸せな気持ちになるパンを作りたい。それはサービスなどの接客も含めてね。」とおっしゃっていました。パン作り歴50年以上になるお父様も「せっかく来てくださるお客様のために美味しいパンを焼きたい」と。とにかくお客様のことを第一に考える姿勢。ご主人、お父様、スタッフの皆さんの気持ちがひとつ、同じ方向を向いているんですよね。


すべてのお客様にトータルな意味で幸せな気持ちを送りたい、という思いが強く感じられました。そんな思いがパンにもお店にも表れています。だからお客様にも自然と笑顔がこぼれているんでしょうね~。温かくて、安心感があって、幸せな気持ちになれて・・・とっても素敵なパン屋さんでした。


「公園まえのパン屋さん 2」はこちら


食パン公園前のパン屋さん

   住所 足立区谷在家1-7-14

   電話 03-3890-5188

   営業日・時間 日曜休み(GW、お盆、年末年始などは休みあり) AM6:30~PM7:00

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