美術館「えき」KYOTOの芭蕉布展 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

もの凄くぎりぎりのネタなんですが、美術館「えき」KYOTOの芭蕉布展に行ってきました。

この秋、大阪では2つもほぼ同時期に芭蕉布展があるという奇跡が起こりまして、両方行くのですがまずはこちらでした。

開催期間はこの週末までありますので、まだ間に合います。

 

 

美術館「えき」KYOTO 芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事

 

 

入口前のサインです。

シンプルだけど、凄くいいロゴだなと思いました。

 

 

サインは他のパターンもありました。

 

 

写真撮影はほぼできないのですが、展示会場に入ってすぐにこちらのみ撮影可でした。

こんなに色鮮やかな芭蕉布は滅多に見られません。

芭蕉布自体、見ることが稀なんですが、この後の展示の多くがいわゆる薄茶色をベースにしたよくある芭蕉布です。

(芭蕉布は布自体が美しいので、そのままの色はそのままでもめちゃいいです)

 

 

 

昨年亡くなられた平良敏子さんにライトを当てた展示で、実際に使っておられた道具や柄の見本帳などとともに、膨大な量の芭蕉布の着物や帯が展示されていました。

絣の染めのための計算帳は初めてみて、そう言えば絣を染めるには計算が必須なのだと思い出しました。

芭蕉布に琉球紅型染めをした着物も一点あり、そのことを呉服屋さんに言うと「それはもう値段がつけられないものですね」と言っておられました。

玉那覇有公さんの紅型だったので、人間国宝×人間国宝です。

 

平良敏子さんの後継者となった平良美恵子さんの講演会企画もあったのですが、次に行く大阪日本民藝館の方でも同様の企画があったのでそちらに参加しました。

また日本民藝館に行った時の記事でそれについては書きます。

 

やっと少し秋らしくなった京都のこの日の空はよく晴れて、京都タワーがくっきり見えました。

紅葉シーズン前なので、混み方は多分その時よりはマシです。ちょっとだけ。