チッチの時事評論 第167回:プロジェクトワークに取り組む | 質 篠原商店 ブログ

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栃木県宇都宮市塙田の質屋(質店)、篠原商店 のブログです

 

 いつもチッチの記事を読んでいただいている方、ありがとうございます。読みやすい文章を心掛けていますが、どうでしょうか。おかげさまで自社ホームページの応援企画が整ってきました。

 

 第167回は【プロジェクトワークに取り組む】です。今はプロジェクトの時代です。企業が存続するためには、たとえ小さい会社であろうと、どんどんプロジェクトを仕掛けていかねばなりません。現状維持はだめです。絶対にだめ <(`^´)>

 

                                                                   

 

【 目 次 】

 

⑴ 〈ルーティンワーク〉と〈プロジェクトワーク〉

⑵ 今はプロジェクトの時代

⑶ A 既存商品/既存市場(市場浸透戦略)

⑷ B 新規商品/既存市場(商品開発戦略)

⑸ C 既存商品/新規市場(市場開拓戦略)

⑹ D 新規商品/新規市場(多角化戦略)

⑺ 小さい会社でも価値のイノベーションを起こす

 

                                                                   

 

⑴ 〈ルーティンワーク〉と〈プロジェクトワーク〉

 

 

 ビジネス業務には2種類あります。1つは〈ルーティンワーク〉です。ルーティンワークは日頃行っている決まった仕事のことで、日本語では〈定常業務〉と訳されます。業務手順がマニュアル化されていて、業務内容が大きく変わらないのが特徴です。ルート営業や受付、それから事務作業の大半はルーティンワークですね。

 もう1つは〈プロジェクトワーク〉です。これは従来にない新しいものを創り上げる仕事で、こちらが成果を上げる仕事になります。つまり、成果を上げるためには、プロジェクトワークに取り組む必要があるんですね。

 

 

⑵ 今はプロジェクトの時代

 

 

 今は科学技術とビジネス環境の発達により、小規模の会社でもプロジェクトを打つことができます。その結果、多くの会社がプロジェクトを打ち出し、既存ビジネスが驚くほど早く廃れる変化の激しい社会になっています。

 自社の業績をぐんと伸ばすためというより、自社の業績を維持するためにもぜひともプロジェクトワークに取り組まねばならず、どこの業界もプロジェクトを成功に導ける人材を求めています。

 プロジェクトワークといっても、いくつか種類がありますから、今回は〈アンゾフの成長ベクトル〉というマトリックスを用いて、ざっくばらんにご紹介しますね。簡単な順から紹介してゆきます。

 

 

⑶ A 既存商品/既存市場(市場浸透戦略)

 

 

 まずはA〈既存商品/既存市場〉です。今ある商品で、今の市場を深耕してゆく業務です。仕事としてはここが1番簡単なレベルで、この領域はプロジェクトワークではなく、ルーティンワークとなります。

 ここでの売上を増やす代表的な方法は、ルート営業から取引先との取引量を増やすことです。そのためにはただ足しげく通うのではなく、〈提案型の営業〉をしなければなりません。すなわち、取引先の業績が上がり、なおかつそのことによって自社の商品購入量が増えるような提案をするのです。

 ほか、この業務で重要なことは、取引先の傾向を分析し、次のBやCに役立つような情報を入手することです。この情報をBやCチームに提供することによって、それらのプロジェクトチームからお声が掛かるようにしましょう。

  やること ① (営業)…ルーティンワークといえど提案型の営業を心掛ける
  やること ② (分析)…既存市場の分析をしてBとCに役立つ情報を入手する。

 

 

⑷ B 新規商品/既存市場(商品開発戦略)

 

 

 次はB〈新規商品/既存市場〉です。今の市場に向けて、新しい商品を提供してゆく業務です。なお、ここからBCDはプロジェクトワークになります。取引先から一定の信頼を得ており、取引先の抱えている問題を解決するような新商品を提供すれば、売れる可能性は高いです。

 問題解決のほか、「御社の実力であれば、自社の新商品で新しい事業Hに乗りだすこともできます」といって薦める新規事業提案式の方法もあります。難易度からいうと、問題解決型の方が易しいです。

  戦略 ① (易しい)…問題解決型の新商品を提供⇒取引先に寄り添う形
  戦略 ② (難しい)…新規事業提案式の新商品を提供⇒自社主導、取引先を巻きこむ形

 

 

⑸ C 既存商品/新規市場(市場開拓戦略)

 

 

 3番目はC〈既存商品/新規市場〉です。今の商品を新規顧客に販売してゆく業務です。県外に乗り出したり、海外進出などがこの例に当たります。また、販売領域の拡大のほか、今まで女性向けにやっていたビジネスを男性にも広げる、といった営業対象の拡大という方法もあります。

 営業を例に取れば、今までは足を使ってとにかく数を回ることが重要でしたが、しかし、今はネットを駆使すれば、自社の商品に興味を持っている顧客にピンポイントで営業をできるので、時間効率も良く、また契約率も高められます。ネット発信、ネット広告、インフルエンサーの活用、こういったウェブマーケティング手法が重要になってきます。

 今の市場で売れている商品も、地域や階層が変われば苦戦を強いられることも多々あります。フィールドワーク(現地調査)はもちろんのこと、商品機能、販売計画、供給網などの修正も求められる難しい仕事です。

  拡大戦略 ① (地域)販売地域の拡大⇒県外進出、海外進出。
  拡大戦略 ② (対象)顧客対象の拡大⇒女性から男性、企業から学生。

 

 

⑹ D 新規商品/新規市場(多角化戦略)

 

 

 最後はD〈新規商品/新規市場〉です。このDが最も冒険的であり、本当の意味でのプロジェクトワークになります。新しい商品を新しい市場に投入するわけですから、いわゆる経営の〈多角化〉になります。

 ここは、フィルム会社にもかかわらず化粧品事業に乗りだした富士フィルムの成功例がよく引き合いに出されますが、中小企業は商品の新しい切り口を見つけましょう。例えば、コーヒーは朝昼晩いつでも飲める飲み物ですよね。しかし、アサヒ飲料は市場調査からコーヒーを飲む時間帯の40%が午前中であることを発見し、ここから〈朝専用コーヒー、WONDAモーニングショット〉という商品を開発しました。

 つまりは、〈朝専用コーヒー〉という新商品でもって、〈朝コーヒー市場〉という新しい市場を作ったわけです。このように、新しい商品でもって、新しい市場を創造するということを意識しましょう。中小企業は資金・設備・開発力などの面で大企業に劣るわけですから、こういった新しい発想で勝負しましょう。これもまたイノベーション(価値のイノベーション)になります。

 

 

⑺ 小さい会社でも価値のイノベーションを起こす

 

 

 👉 『「差別化するストーリー」の描き方』(著者 高橋宣行:PHP研究所、2011年出版)
 

 これから人口激減社会に突入し、どこの市場も供給過剰になって競争がとんでもなく激化します。こうした状況では、中小企業といえ、このDタイプのプロジェクトワークを仕掛け、地域内でイノベーションを起していかないと存続できません。この点に関しては上記の書籍が参考になりますよ。

 最後に、今回ご紹介した4つの仕事もまとめておきますね。チッチも我流であたふたとD頑張ってますから、あなたも頑張りましょう。

  ① A 既存商品/既存市場=市場浸透戦略…ルーティンワーク
  ② B 新規商品/既存市場=商品開発戦略…プロジェクトワーク(難)
  ③ C 既存商品/新規市場=市場開拓戦略…プロジェクトワーク(すごく難)
  ④ D 新規商品/新規市場=多角化戦略……プロジェクトワーク(極めて難)

 

 

(原稿用紙7.0枚)

 

 

【 働く女性への応援企画 】

 

《強みに基づいて行動する》

⑴ 第149回:強みに基づいて目標を立てる(2020年10月16日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12631887537.html

⑵ 第150回:強みをのばすことに投資する(2020年10月20日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12632726904.html

⑶ 第151回:強みを発揮できる時間を増やす(2020年10月23日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12633332454.html

⑷ 第153回:強みに基づく計画は大まかで良い(2020年10月28日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12634400353.html

⑸ 第154回:複数の強みを掛け合わせて独自性を作る(2020年10月31日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12635037552.html

 

《成果を出すための思考と行動》

⑴ 第155回:やらなければいけないことをやる(2020年11月4日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12635889434.html

⑵ 第156回:内向きになるな、常に社外に意識を向けろ(2020年11月7日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12636482197.html

⑶ 第158回:5つの戦略的思考(2020年11月17日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12638527377.html

 

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