チッチの時事評論 第154回:複数の強みを掛け合わせて独自性を作る | 質 篠原商店 ブログ

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栃木県宇都宮市塙田の質屋(質店)、篠原商店 のブログです

 

 今回で【強みに基づいて行動する】シリーズも最終回になります。強みをのばすといっても、1つの強みをのばして1万人に1人、10万人に1人の希少人材になることは狭き門です。では、一般庶民はどうすればいいかというと……

 

 というわけで、第154回は【複数の強みを掛け合わせて独自性を作る】です。凡人は1つではなく、複数の分野に跨って強みをそこそこのばし、総合力で勝負しましょう。

 

                                                                   

 

【 目 次 】

 

⑴ 替えの利きにくい存在になりましょう

⑵ 秀才は高度な専門技術を持つ

⑶ 凡人は総合力で勝負

⑷ 9年で1,000人に1人の人材になる作戦です

⑸ 趣味も強みの対象です

⑹ アイデアの化学反応が勝手に起こる

⑺ 物事の要点を把握する能力が高くなります

 

                                                                   

 

⑴ 替えの利きにくい存在になりましょう

 

 

 ビジネスにおいて重要なのは、替えの利きにくい存在になることです。もし、あなたが上層部から「この人間がいなくなったら、わが社の企業活動に大きな支障が出る」と判断されたとしましょう。当然、上層部はあなたにいつまでも会社に勤めてもらえるように、あなたに高い給料を与え、あなたの意向に沿った労働環境を与えることでしょう。

 一方、その逆の場合は、あなたがある程度の年齢になったらならば、あなたの仕事は誰にでもできるわけですから、上層部はあなたよりも給料の低い新入社員を雇い、あなたの役職手当を廃止するでしょう。そして延いては、あなたに依願退職を迫るでしょう。そうすれば、上層部にとっては人件費の削減になり、浮いた人件費の一部を設備投資や開発資金に回すことができるからです。

 収入の低下を防ぎ、好条件の労働環境を守るためには、替えの利きにくい存在になることです。そして、このような存在になるためには、強みをのばすしかありません。

 

 

⑵ 秀才は高度な専門技術を持つ

 

 

 例えば、シリコンバレーや深圳(しんせん)などの大型プロジェクトに参加できるような希少人材になるためには、1,000人に1人、10,000人に1人しか持ちえないような、そんな高度な専門技術を持っていないといけません。

 チッチがこういうと、「それじゃあ、一般人は強みをのばしても希少人材になれないから、強みをのばしたって無駄な努力だな」と意気消沈してしまうかもしれません。しかし、希少人材になるための方法は、1つの分野の高度な専門家になることだけではありません。もう1つ方法があり、それは複数の強みを掛け合わせるという方法です。

 

 

⑶ 凡人は総合力で勝負

 

 

 ここで下記を見て下さい。ご覧の通り、ずば抜けて高い能力を持っていなくても、そこそこの能力をいくつか持っていて、それをうまく掛け合わせれば、何か1つの分野に秀でた者よりも、高いパフォーマンス点を稼ぐことができます。高い専門性で勝負する秀才に対し、凡人は総合力で勝負しましょう。

  ① 強みA=5点×強みB=2点×強みC=2点合計20点 (◎_◎;)
  ② 強みA=3点×強みB=3点×強みC=3点合計27点 (≧▽≦)   MAX…5点

 それに、何か1つの分野で権威になったとしても、今はどこの世界も競争が激しく、その優位性を持続させることは難しいものです。ボクシングの世界が良い例です。あれだけ猛努力の末にチャンピオンの座に上り詰めたとしても、わずか1、2年ほどで王者の地位から転落してまうんですから。

 

 

⑷ 9年で1,000人に1人の人材になる作戦

 

 

 では、どういう手順を踏んで総合力で勝負できる希少人材になったらいいかというと、例えば、3年で1つの強みを3にまでのばし、これを3回くり返す方法というのはどうでしょうか。3点を10人の1人しか持ちえない能力とすると、9年で1,000人の1人の逸材に到達できます。

  強みA=3点×強みB=3点×強みC=3点合計27点
  強みA=1/10人×強みB=1/10人×強みC=1/10人1/1,000人!

 注意点は欲張らず、確実に1つずつのばしてゆくことです。欲張って2つ3つに手を出すと、いくらそれらが自身の強みに属するものとはいえ、どれもこれも思うようにのびていかないものです。焦らなくともだいじょうぶですよ。そこそこの3点の能力ならば、3年で獲得することができます。

 

 

⑸ 趣味も強みの対象です

 

 

 ビジネスに関する実務能力のみならず、趣味ものばす対象です。しかも、自分の好きな趣味だけに、3.5~4点までの成長が期待できます。趣味であれば、実務能力と並行してのばすこともいいでしょう。そのことによって、趣味の強みが3点に到達するのが4年5年と延びるかもしれませんが、自分の好きな領域だけに、確実に3点に到達するので焦らないで下さい。

 ところで、旧い世代の人は「趣味なんかビジネスの役に立たない」というかもしれませんが、それは昔の話です。今はユーチューブやSNSで手軽に情報を発信できるので、趣味には集客効果があり、趣味はビジネスに役に立ちます。

 

 

⑹ アイデアの化学反応が勝手に起こる

 

 

  ところで、この複数の強みを掛け合わせる方法には、自身の希少価値を高める以外に、あと2つ利点があります。1つ目の利点は、新しいアイデアが生まれやすくなるということです。

 新しいアイデアというものは、既存のアイデアが結合することによって生まれます。ですから、1つ2つ3つと複数の分野に跨って勉強していると、頭の中で勝手にアイデアの化学反応が起き、おもしろいアイデアが生まれてくる確率が高くなるのです。新しいアイデアが生まれないのは思慮が足りないからではなく、知識が偏っているからです。

 今は次々と新商品が登場し、商品のライフサイクルが非常に短くなっています。そのため、新しい商品・サービスを次々と送りださなければ、企業はあっという間に業績が急落します。企業人には新しいアイデアを生みだす創造力が何よりも求められており、そういう意味でも、複数の強みを掛け合わせる方法は、時代に適した成長法といえるのではないでしょうか。

 

 

⑺ 物事の要点を把握する能力が高くなります

 

 

 2つ目の利点は、複数の分野に跨ってさまざまな情報に触れるわけですから、おのずと物事の要点を把握する能力が高まります。自分の専門分野以外のことにまったく興味がない人間は、専門外のことから自分に有益な情報を得ることができません。これは知性の高低関係なく、学者でもそうなります。

 複数の強みを掛け合わせて活躍している人は、自分の未知なる分野、自分の知らないことでも、物事の要点はきっちり分かるわけですから、人の話の理解力が高く、相手も「この人は分かる人だ」と気持ち良くなります。要点を抑えているだけに質問も鋭く、このことがまた相手を喜ばせます。

 一つの畑でしか過ごしていない人は、本当に理解力がありませんし、質問も的外れであることが多く、相手を呆れされ、延いては相手を不快な気持ちにさせます。そうなると、「あいつには話してもむだだ」と重要人物から相手にされなくなり、自分の立身出世や成長機会が失われることになります。こうならないようにするためにも、長期的視点に立ち、複数の強みを掛け合わせて独自性を作ることに励みましょう。今はそういう時代です。

 

 

(原稿用紙6.9枚)

 

 

【 働く女性への応援企画 】

 

〈強みに基づいて行動する〉

⑴ 第149回:強みに基づいて目標を立てる(2020年10月16日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12631887537.html

⑵ 第150回:強みをのばすことに投資する(2020年10月20日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12632726904.html

⑶ 第151回:強みを発揮できる時間を増やす(2020年10月23日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12633332454.html

⑷ 第153回:強みに基づく計画は大まかで良い(2020年10月28日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12634400353.html

 

 

* 篠原商店は〈主婦〉や〈働く女性〉を応援する【生活改善質屋】です 💓

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