チッチの時事評論 第140回:不安を恐怖に転換して対応する | 質 篠原商店 ブログ

質 篠原商店 ブログ

栃木県宇都宮市塙田の質屋(質店)、篠原商店 のブログです

 

 現代のテーマの1つは【不安】です。不安に苦しむ人が増えてきています。不安は厄介なことに、放っておいてもなかなか消えません。そのことをまた不安に思ってしまい、不安が強くなってしまいます。そのうち、1日のほとんどを不安に過ごすようになってしまいます。

 

 そこで、第140回は【不安を恐怖に転換して対応する】です。不安は放っておかず、意識的に対処する必要があります。薬の力も必要ですから、不安の強い方はまずは心療内科に行きましょう。

 

                                                                    

【 目 次 】

 

⑴ 軽いワーカーホリックになってませんか?

⑵ 【不安】と【恐怖】の違い

⑶ 不安は恐怖に転換して治療します

⑷ 生活項目ごとに気がかりな点を挙げてゆく

⑸ 具体的に考え、希望を見いだす

⑹ チッチ式不安処理法は苛々にも応用できます

 

                                                                   

 

⑴ 軽いワーカーホリックになってませんか?

 

 

 あなたは家事や仕事の手を止めて一息つこうとすると、不安がむくむくと湧いてきませんか。そして、「体を動かしている方が、気が楽でいいわ」と思い、すぐにすくっと立って、また家事や仕事に戻っていませんか。

 もしそうであるならば、これはワーカーホリック(仕事中毒)の領域に足を踏み入れており、この習慣をぜひとも改善せねばなりません。軽い不安であれば、深呼吸やマインドフルネス瞑想でもってその場で解消することができます。

 しかし、不安にたびたび襲われるのであれば、深呼吸とマインドフルネス瞑想という対処療法に加えて、不安の元を断ち切る作業も必要になってきます。そこで今回は、チッチ式不安処理法をご紹介します。深呼吸とマインドフルネス瞑想では思考停止がテーマでしたが、今回のテーマは【具体的に考える】です。

 

 

⑵ 【不安】と【恐怖】の違い

 

 

 不安を解消する秘訣は不安を恐怖に変えることです。心理学の上では【不安】【恐怖】は明確に区別されています。この2つの違いは対象の有無です。不安は対象がぼんやりしていて分からず、恐怖ははっきりとした対象があります。

 例えば、エレベーターや物置などの密閉された空間に極度の恐れを抱く症状を【閉所恐怖症】といいます。これは、恐怖を抱く対象が閉所だとはっきりしているから【恐怖症】という名称がついているのであり、だから【閉所不安症】とはいわないんですね。

 一方、不安にははっきりとした対象がありません。何が不安で分からないから、不安なのです。不安に常に【漠然とした不安】なのです。

 

 

⑶ 不安は恐怖に転換して治療します

 

 

 肝心の治療法ですが、投薬のほかに心理療法を用います。恐怖症の場合は、恐怖を引き起こす対象に敢えて接触し、回ごとに接触時間を増やして徐々に慣れてゆく【暴露療法】という心理療法を取ります。

 しかし、不安には対象がありませんから、暴露療法は使えません。そこで、治療者は患者にどういう場面で強い怖れが生じるか尋ね、患者に漠然とした不安を具体的な恐怖に転換させます。

 例えば、患者が「人前の発表」と答えたら、少しずつ人前で話すことに慣れさせる暴露療法を行い、「大きな道路を見ると交通事故に遭うと思って怖い」と答えたら、大きな道路を見ることに慣れさせる暴露療法を行います。不安はどうにもなりませんが、恐怖は克服できます。

 

 

⑷ 生活項目ごとに気がかりな点を挙げてゆく

 

 

 で、チッチ式不安処理法はこの治療法を利用します。不安が湧いてきたら、紙とボールペンを用意(もちろん、パソコンやスマホでもかまいません)し、生活項目ごとに気がかり(小さい恐怖)な点を挙げていきます。そして次に、その気がかりな点についての対応策をざっくばらんに書いてゆきます。下記に例を挙げてみたのでご覧下さい。


  不安① 子育て上の気がかり=息子が小5になっても落ち着きがなくて成績も悪い。将来、ちゃんと     した社会人になるのだろうか?
              ↓
      対応策=子育てを卒業した近所の仲の良い田中さんに、田中さんの場合はど

                        うだったか聞いてみる。

     →② 生活費上の気がかり=家計のやりくりが毎月ぎりぎりできつい。
              ↓
      対応策=家計簿をつけてまずは全ての支出を把握。あと、エアコンのフィルタ

                                                   ー を掃除して電気代節約。

     →③ 健康面での気がかり=このところ頭痛が頻発している。偏頭痛というわけではないが、しく

      しく痛い。
              ↓
       対応策=とりあえずインターネットで頭痛の原因と緩和法を調べてみる。

 

 

⑸ 具体的に考え、希望を見いだす

 

 

 このように不安を生活項目ごとの気がかりに切り分け、項目ごとに対応策を決めれば、この対応策が小さな希望となります。そして、この小さな希望が不安をやわらげます。もちろん、対応策を行動に移して本当に解決に至るかどうかは分かりませんが、もし当初の対応策でうまくいかなかったならば、次の対応策を考え、行動に移せばよいのです。


 重要なのは、具体的に考え、具体的に行動することです。もう1度くりかえしますよ、不安が湧いてきたら、子育て、家計、持病、夫婦間の問題、近隣住人とのつき合いなど、生活項目ごとに気がかりな点を挙げていって下さい。そして、実際に対応策を試してみて下さい。

 

 

⑹ チッチ式不安処理法は苛々にも応用できます

 

 

 チッチ式不安処理法は不安のみならず、苛々にも応用できますよ。実際、チッチは苛々してきたら、そのまま苛々せず、自分はいったい何に対して苛々しているのか、苛々の元(苛々を引き起こしている対象)が何かを考えます。

 そして、苛々の元が見つかったならば、ごくごく簡単ですが、対応策を考え、行動に移します。考えるだけではだめです。考えるだけではまた同じことで苛々し、進歩がありません。考えるだけは何もしていないと同じです。

 不安にしろ、苛々にしろ、とにかく何事においても具体的に考え、具体的に行動しましょう。そうすれば、試行錯誤しながら成長していけます。一発で完璧にいくことなど、そうめったにありません。チッチといっしょに試行錯誤を楽しみましょう。

 

 

(原稿用紙5.5枚)

 

 

【 良い休息の取り方シリーズ 】

 

⑴ 第137回:深呼吸で思考停止(2020年9月3日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12622244883.html

⑵ 第138回:イメージ深呼吸(2020年9月9日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12623628165.html

⑶ 第139回:マインドフルネス瞑想(2020年9月12日)

  👉 https://ameblo.jp/shinohara78/entry-12624407844.html

 

* 篠原商店は〈主婦〉や〈働く女性〉を応援する【生活改善質屋】です 💓

篠原商店の応援企画 👉 https://shinohara78.co.jp/menu