「いい人」を待っている落とし穴? 人を助ける前に、まず自分を助けなきゃ! | 和道ライフコーチ・志野デスーザ・オフィシャルブログ

私のもとへは、国籍も年齢も様々な人々からの人生相談が随時舞い込んで来ますが、これは声を大にして皆さんにお伝えしなければ!と思うことが一つあります。

それは、「人を助ける前に、まず自分を助けてあげて!」ということ。

心優しい人に限って、「誰かの役に立ちたい」「目の前で苦しんでいる人を助けたい」との思いから、我が身を犠牲にしてまで人々のために尽くす姿も見かけます。でもそのような人達を見るにつけ、「一番助けが必要なのは、この人では?」と思わざるを得ないことも......。

私自身も、かつて色彩療法を学んでいた際、恩師から「人を癒す前に、まず自分自身を癒しなさい」との言葉を受けました。

当初「え?私はそれほど癒すべき課題はないけど?」などと思っていたのですが、いやはや学びの過程では、これまで封じ込めていた様々な課題やトラウマが浮上し、私自身が愕然とする日々
ムカムカ 都会で男性と対等、または男性の部下たちを持って働く身として、「強く生きなくちゃ」と、いつしか泣くことを我慢するのも普通になっていたのでしょう。それは色彩療法の学びというよりも、まさに『魂の浄化の日々』!!! 溜まっていたものが吹き出し、時には受講中に号泣することもあったほどでした。。。






また中には、自分自身と深く向き合うことを避けるために、人助けをすることで、無意識に自分自身の課題から逃避している人もいます。

このような人にとって、『人助け』は自分の課題から逃避するための最高の言い訳であり、高級な麻薬にさえなりかねません。「え、それって一体どういうこと?」と思われるかもしれませんね。ではもう少し分かりやすく説明するために、私がこれまで相談に乗って来た具体例を4つ挙げてみましょう。


《 症例1》


30代半ばの日本人女性Aさんは国際的な慈善団体の組織の代表として活躍し、多忙な日々を過ごしています。Aさんを恩人と慕う多くの人々がいる反面、プライベートでは片思いの男性に長年想いを打ち明けられずにいるような少女の面を持ち、女性として成熟しきれていません。結果、女性性を長年封じ込めていることで、そのひずみが女性性を司る器官に停滞し、たびたび子宮内膜症となって現れています。医者達からは慢性と言われ諦めていた彼女ですが、私との対話を重ね、自身と向き合い、女性性を解放していった結果、その後は二度と子宮内膜症を患っていません。

Aさんに限らず、女性の社会進出が当然となった今、仕事はできるのに恋愛に対して臆病なまま年齢を重ね、その臆病さと向き合い克服する代わりに、さらに精力的に仕事をする、といった女性も増えていることでしょう。

片思いだけではなく、過去の失恋や離婚の痛手を封じ込めている状態も同様です。このように女性性の課題を無視し続けることで、いずれその象徴である婦人科系器官の病気などとなって、課題が表面化することは多々あります。

私自身もまた、不毛な恋愛をしていた時期は子宮頸管炎を繰り返し、前述の彼女と同様に医者達からは慢性と言われていましたが、そうした恋愛関係から足を洗い、女性としての自分を大切にするようになってからは、すっかり完治。

「もしかして私も?」と心当たりのある方は、怖れずに自分と向き合い始めて下さい。傷や怖れを乗り越えた先には、心身ともに、女性として輝く未来が待っていますから!
キラキラ


《 症例2》

50代のアメリカ人女性Bさんは、離婚後、シングルマザーとして一人息子と暮らして来ましたが、女性起業家として野心を持ち多忙な日々を過ごす中、息子の心の闇が広がっていることに気づけませんでした。

高校生になった息子は、ある日「母親ではなく父親(Bさんの前夫)と暮らしたい」と訴え、家を出て父親の住む海外に飛び出してしまいました。それでもBさんは「ここまで必死で育てて来て、今さら父と住みたいだなんてひどすぎる」と、自分を顧みずに息子を責めるばかり......。

そんなある日、彼女は突然「教会の仲間に誘われたから、ハイチ地震で犠牲になった人々の救済に行く」とのこと。

私は答えました。「誘われたから行くって、ピクニックじゃないのよ?ハイチが今どれだけ危険な状態にあり、厳戒態勢下にあるのか知ってるの?支援物資の略奪や暴行、それに病気も蔓延している。それにあなたの息子はどうなるの?今息子と向き合って会話をしなければ、取り返しのつかない状況になるかもしれないわよ?」と。

後日Bさんから連絡があり、ハイチ行きをやめ、息子としっかり話し合ったのとこと。彼女は涙ぐみながら言いました。「こんな風に、息子と正直に心を通い合わせて話したのは初めてだったかもしれない


《 症例3 》

ヨガインストラクターになるための1ヶ月間コースを受けに日本からアメリカへ渡ったCさん。ご主人を母国に残しての旅とのことで、よほどヨガへの情熱があるかと思いきや、渡米の1番の理由は「結婚生活の問題から逃げたかった。実は以前離婚をして、その後再婚したものの、今の結婚もうまくいっていない」とのこと。

彼女から「アメリカから帰国後、晴れてヨガインストラクターとして活動し始めたものの、身体の痛みがひどくて教えることもままならない」と言う相談を受けた際、私は「ヨガはUnion(調和、結合)を意味し、それを極めて教える人の私生活に調和がなければ、教えの内容はウソを基盤としたものになってしまう。身体の痛みは、自分と向き合うことから逃げているための危険信号」とアドバイスしました。

神聖なヨガを逃避に使っては、まさにヨガが最高品質の麻薬となり、気づいた頃には身体も結婚生活もボロボロ、ということになりかねません。


《 症例4 》

幼少期、両親からの愛情を充分に受けずに育った日本人女性のDさん。大人になると、人助けのためのボランティア活動に専念する日々が続きました。ついにはボランティアに夢中になり過ぎて本業の仕事がおろそかになり、会社から解雇宣告を受けてしまいます
もやもや

ボランティア先の身体障害を持つ方からも「なんだか君の方が心配だよ。僕は大丈夫だから、ちゃんと自分自身のケアをしてあげて」と言われ、ハッとしたとのこと。

Dさんのように親からの無償の愛(何も与えなくても注がれる愛情)を受けずに育つと、「愛は求めなくても周りに存在する」という感覚が育まれにくくなってしまいます。

そのような子供時代を過ごすと、無意識のうちに、愛を確認するがために周囲に愛を与えようとしがちですが、本来、愛を得るために愛を与えるのは、本当の意味での愛ではなく、自己満足のための行為に他なりません。

そのような状態に気づいた時は、あなたのインナーチャイルド(内なる子供)である『愛情が欲しかったボク、わたし』の存在に気づき、優しく抱きしめてあげましょう。そして、実は気づかないうちに多くの人々のサポートがあり愛があったからこそ、こうして大人に成長し、今を生きていられる、ということに気づいて下さい。ひとかけらの愛も受けずに大人になった人など、決して存在しないのです!

さらに、これまでのように外へ無理に愛情を求めなくとも、野の花が太陽や雨の水を受けて成長するように、誰のもとにも同じように暖かな太陽があり、優しい月があり、この宇宙がちゃんとあなたの成長を見守っているという事実に気づいてください。

今まで気づかなかっただけで、愛は空気中に溢れているのですから!