「松下幸之助の教訓」を読み終えて | 人生のステージを上げるために考動していること

「松下幸之助の教訓」を読み終えて

このタイトルの本は、上甲 晃著(致知出版社)です。

100項目あり、毎日一項目から二項目を読み、印象に残った言葉や文章をノートに書きとめます。

第一章人生に向かう態度、第二章経営とは何か、第三章人を育てる、第四章成功と失敗の分岐点、第五章人間を成長させるもの、

第6章未来のために何ができるか、第七章日本人へのメッセージの構成です。

 

松下幸之助翁は経営者であり、哲学者ではないでしょうか。先哲中村天風に繋がる気がしています。

この本を読み進めていくにつれて、自分のことより人のこと、社会のこといわゆる「利他」の精神ではないかと思います。

ご縁で松下資料館(京都)にお邪魔したことから、松下幸之助翁の考えや思想を学びたいと思いました。

 

「松下幸之助の教訓」の最終章の100項目の言葉を噛みしめたいと思います。

『今度生まれてきたら、また日本に生まれたい。そして日本の国をよくするために働けたら結構やなということを感じてます。

 ほかの国に生まれるという気は全然ありませんな。日本ほどいいところはないと思うんです。2千年の伝統というものを顧みた

 ら、たくさんいいところがありますもんな。日本の欠点を言う人もありますけれど、確かに欠点もありますけれども、欠点以上

 にいいところがたくさんありますよ。』(「松下幸之助発言集」第15章)

『豊かな自然、美しい景色、おいしい豊富な食べ物、海に囲まれた安全、豊富な水、温和な人々、そんなすべてが世界でもまれな

 〝良い国〟証拠であり、私達の命の〝幸運〟を支えてくれているのだ。その証拠に、天皇を中心にして一度も国体が絶えなかっ

 た国は、世界でも日本しかない。』(「松下幸之助の教訓」第七章日本人へのメッセージ)

 

松下幸之助翁が生きた時代と違うの一言で片づけるにはもったいない気がします。その意味の奥が深いと思います。

2千6百年の伝統があります。政治家の堕落は、選挙民である私どもの意識レベルの低下です。

しっかりと考えなくてはいけない時だと痛感しています。