(1) まえおき
(2) フォーマット
(3) Frugalインストール
(4) Unetbootin
(3) Frugalインストール
ライブCDであれ、Windows用インストーラであれ、いったんパピーを起動できたなら、USBへのインストールはパピー上でできます。Windows上でUnetbootinを使って…などという回り道は必要ありません。
パピー上でUSBにインストールする方法はいくつかありますが、ここではFrugalインストーラを使う方法を紹介します。Frugalインストーラは431JP2012など 2011年以降のパピーリナックス日本語版で登場したもので、ネット上にある古い情報では扱われていません。
FrugalインストーラはパピーをHDDにFrugalインストールするためにも使われますが、インストール先にUSBメモリを選べば、USBへのインストールができます。USBメモリは、あらかじめfat32などでフォーマットしておき、bootフラグを付けておきます。
上の例ではsdbのUSBメモリを、前半をvfat、後半をLinuxの作業用としてext3でフォーマットしています。USBメモリを複数のパーティションに分割するとき、Windowsから見えるのは第1パーティションだけなので、これをVFATあるいはNTFSとするのが良いでしょう。bootフラグはvfatのほうに付けています。パピーのインストール先はbootフラグに関係なく、どちらでも構いません。
Frugalインストーラ自身はブートローダをインストールしないので、Grub4Dosがブートローダとして使われます。Grub4Dosでもインストール先にUSBメモリを指定し、検索範囲は「このドライブ内」に限定すればよいでしょう。
詳しくは >Grub4Dosの使い方
Frugalインストーラでインストールするパピーのバージョンは、現在走っているパピーに限られます。別のバージョンのパピーをインストールしたいときは、そのバージョンのパピーの.isoファイルをダウンロードして、その中身を手作業でUSBメモリ内にコピーして、Grub4Dosでブート設定を設定すればOKです。次を参照ください。
参考リンク: USBメモリへインストール(Grub4Dosを使ったインストール)・Puppy Linux で爆速PCライフ
