【遅延評価的勉強法とは】
「その知識が必要になった時に初めて勉強する方法」
具体的には、
「日本史なら、まず、いきなり大学入試や高校入試の過去問の問題集を片っぱしから5~6冊解く」
たったこれだけのことで、短期間で飛躍的に成績をあげる学習法です。
「遅延評価的勉強法」とは、ブログIT戦記
(はてなダイアリー)のid:amachangによる造語とされます。
【1か月で偏差値30から70に?!】
このやり方で偏差値30→1か月で70にまで引き上げた体験記が次のブログの記事です。
勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」 - ロケスタ社長日記 @kensuu
http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/50555054.html
成績が急激にあがっただけではなく、
問題がとけるようになる→理解していく→理解すると興味がでて楽しい→本や小説や漫画などを見たりする→また理解が深まった。
そんな内容のレポートがなされてます。
いいことずくめですね。
では、なぜこの勉強法、普及しないのでしょうか?
【過去問活用自体は古典的学習法】
「過去問は入試学年の夏までには制覇」。
とうことで、過去問活用ということ自体は、受験生に広く行きわたっている勉強法ですね。
ですが、「いきなり過去問」という勉強法は一般的ではありません。
【遅延評価的学習法の限界】
確かに「いきなり入試問題集5~6冊」は劇的な効果をもたらすことでしょう。
ですが、一つ落とし穴が。
はっきりいってツラいんです。
私には苦痛でとても真似できない勉強法です。
だって、最初はまったく解けない実践レベルの問題と相対し続けなければならないのですから。
私のイメージとしては
「空手を習い始めていきなり黒帯と寸止めなしで練習試合」。
そんなガッツのある人だけに向く勉強法だと思うのですね。
実は私、通信添削のZ会で働いていたことがあるんです。
確かにZ会の問題にチャレンジし続けられるような受験生は東大に合格します。
でも、Z会は実はツラすぎて、東大合格者ですら大半はコンプリートできてないんじゃないかと感じるのです。
【私のおすすめは「まんがから始める段階的勉強法」】
私みたいに達成感を得ながら学力を伸ばしたいタイプなら、最初はまんがから勉強し始めるのがおすすめです。
まんが学習参考書は、学研あたりからたくさん出てますね。
http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/list.asp?sub=120331
*学研のサイトです。
次に入門書や入試頻出重要事項の読み飛ばし。
この程度でも、何度か繰り返せば平均点レベルまでは行けてしまうものです。
その次の段階で過去問研究。
ポイントは、過去問は解かずに問題と解答を読み飛ばします。
なぜなら、傾向をつかむだけでも、その後の勉強が極端に効率化できるからです。
「解く」という作業は苦痛を伴います。
ですので、平均点レベルに到達するまでは、できるだけラクな学習法を採用するのがおすすめですよ。
その後、入試問題レベルの演習。
このやり方なら、苦手な人でも、ほんの3か月ほどで偏差値10アップくらいは余裕です。
【まとめ】
遅延評価的学習法が奇跡の学習法であるのは事実。
でも、Z会の問題にへこたれないくらいのガッツがある人にしか通用しない。
私みたいな凡人は、過去問研究はしながらも、「まんがから始める段階的勉強法」で成績アップをめざすのが無難。(でも効果は絶大ですよ)
*なんか、アメブロ調子が悪いです。
改行がおかしかったり、URLがはれなかったり、更新失敗したり><