夏休み2014中国地方への旅③ー出雲大社と虚構と神 | 冬のひいらぎ 秋のかえで*shinkuのレシピ&ライフ

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さてまだつづいてました、旅行記パート③です。


しゅうは小さい頃から曖昧なのが嫌いで、今から何をするか、何処に行くか…、などを細かく知っておきたがるタイプ。

今回の旅行も、どこへ行って何をして、そこに行くのに何時間かかるか、そこでどのくらいの時間滞在するのか…を詳しく知りたがるので、


「島根ワイナリーっていうワインつくる過程をみてー、おひるをたべて、そこから出雲大社に行ってお詣りして、夜は玉造温泉てとこにいって、旅館に泊まって、そんで次の日蒜山高原ってとこでソフトクリームたべるのー!」


と、ぺらぺらぺらぺら~っとまくしたてると、案の定把握しきれずに


何を聞いてたのか。




はい、ということで今回の旅のハイライト、出雲大社。

神無月に八百万の神々が集まり神議を行うと言われる、言わずと知れた縁結びで有名な神社ですね。


私が2,3歳の頃、両親と出雲大社にお詣りしている写真がアルバムに貼ってあって、母の字で”○○(私の名前)の良縁をお願いする”とメモ書きがついている。

なんと偶然にも、夫も4,5歳の頃同じように家族で出雲大社にお詣りしているらしい。

私と夫は2歳差。


…もしかしたら、その当時、「最近お詣りにきたこのふたりの子ちょうどいいや~くっつけちゃえ☆」と神様が思ったか思わなかったか、縁結びをしてくれて、出会い、今に至るのでは…ということで。


出雲大社にお礼参りと、しゅうとちぃの良縁を願うために、出雲大社に参拝。


出雲大社といえば、恩田陸『三月は深き紅の淵を』の、「出雲夜想曲」。東京から出雲まで、電車で謎解きに出かける2人の女。ギンビスのアスパラガス、おいしいね。

あ、個人的に、『麦の海に沈む果実』(私の中の恩田作品の原点!)→『三月は深き~』の順に読むことをおすすめします。

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)/講談社
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三月は深き紅の淵を (講談社文庫)/講談社
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エッセイ『[恐怖の報酬]日記』での北海道への電車での旅も同じく、恩田さんの、電車での酒盛りの場面を読むとお酒が飲みたくて仕方なくなる!宴会列車楽しそうだなー。

あー北海道もまた行きたいなー

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さてさて、こちら出雲大社正門…




前にあったスタバ。雰囲気が好き!


駐車場に停め、正門からは入らず横から入る形になりました。

まずは神楽殿。



ところで、高校3年生の頃に出雲大社にきたときは、この神楽殿の巨大注連縄↑↑に、参拝者が必死に賽銭を投げ上げて挟んでいた記憶があるのだけど、今回見てみたら投げ入れられないように網がしてありました。


本殿。

向こうに千木(ちぎ)が見えますね。×の形に交差してるものが千木です。

千木好き!!(≧▽≦)


千木が垂直に削られていれば祭神は男神、水平に削られていれば祭神は女神。

大学時代サークルの建パの面々に教えてもらって以来、神社に行くとまず千木を見上げます。

ちなみに私は庭パでした(なんのこっちゃ?ですねー・笑


こちら出雲大社、千木は垂直(外削ぎ)なので祀られているのは男神、大国主大神です。


お詣りもおわり、時間がまだあったので、隣接する博物館へ。

なぜかものすごい遠回りをしてしまう…。

とっても運動になりましたが。


参道途中にあった野見宿禰神社。

相撲の祖である野見宿禰が祀られているそう。



相撲の回しをした、うさぎ像がいたく気に入ったちぃ。

「ほらいくよー」と促すまで、ずっと抱きついてなでなでしていました。


博物館でやはりインパクト大だったのが、復元された古代の出雲大社本殿。

(これはポスターですが)


これ見るとあれですね…!!

いやもう、個人的に思うところがあって脳内でいろいろ暴走します…!


『遙かなる時空の中で3』、藤原泰衡が平泉に建立した大社、ボロボロになりながら登って行く銀…!

思い出すだけできゅんきゅんきますね…!(≧▽≦)分からない方ごめんなさい

夫に同意を求めるわけにもいかないので、『遙か』のストーリーを知っているしゅうと記憶を分かち合い、満足しました…!ありがとう、しゅう。(*´∀`*)

しかし『遙か』、最初はここでガチで戦闘があるとは思ってなく(たったひとり、しかも×2回!)、

何度挑戦してもあえなく敗退、バッドエンドになってしまうので、泣く泣く結構前のセーブポイントからやり直し、平泉あるきまわって銀のレベルを十分上げて再トライした思い出も。



博物館の復元模型(模型というよりジオラマ?なんていうんだろ…あの大きさ)見られてとっても楽しく嬉しかったです。


しゅうは、わりとなんでも吸収したがるタイプで、博物館もっと素通りかなーと思っていたけれどちゃんと説明すれば真面目に聞き、自分なりにいろいろ学習していたようです。

出雲大社の昔の本殿はこんなのだった、というのに驚き、しっかり印象に残したようでした。


館内にミニシアターがあり、『国生み・神産み~スサノオの八岐大蛇』までの流れをわかりやすく見ることができておもしろかったです。(歩きっぱなしで疲れていたのでちょうど足を休められたし♪)


イザナギ・イザナミが国を作り~、黄泉の国、黄泉比良坂(よもつひらさか)。八雷・火雷、土雷、黒雷…とくれば今度は『遙か4』に意識が飛ぶ飛ぶ。

日向(ひむか)とか月読(つくよみ)とかね…、どうしても反応してしまいます。
(そういえば出雲の郷は若雷シャニの領土でしたね。車の助手席で出雲周辺の地図を見ていた時、地形にあまりにも既視感が。)



しゅうも、わかりやすく神話をみられて楽しんでいたようでした。

感想を聞いてみると


「おもしろかった!今日温泉で、右目と、左目と、鼻、洗ってみる!!!」(´∀`)

※イザナギが禊を行った時、左目を洗うと天照大神が、右目を洗うと月読の命(つくよみのみこと)が、鼻を洗うとスサノオの命が生まれました。


あんたは神か!( ̄Д ̄;;




さて、ちょうどいい時間になったので車に乗って(ものの数分でこどもたち撃沈ぐぅぐぅ)、温泉旅館へGO-!

つづきます。

今回いつもよりさらに趣味に走った旅行記だったな…


こんなのでも最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!音譜

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