神々の使者鹿
天からのメッセージを伝えましょう。
そよぐ風の中に香を感じなさい。
遠くに響く音に意識を向けなさい。
雲の色を見、指先で大自然とつながるのです。
感覚を開きましょう。
繊細であることは、すばらしいギフトであることを知ってください。
未来の情報も明晰な流れとなって、あなたへ届きます。
【生命のカード】
動物や植物、昆虫など生命を持った存在に宿るスピリットのエネルギー
【テーマ】
天からの使い 太占(ふとまに) 繊細さのパワー 五感を開く 香り
【場所】
春日大社(奈良県奈良市)
興福寺(奈良県奈良市)
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の鹿園など。
【カードからのメッセージ】
鹿は天迦久神(あめのかくのかみ)の化身とも言われ、天界から建御雷神(たけみかづちのかみ)を、乗せてきたことから、神の使いとして春日大社や鹿島神宮などで大切にされています。
鹿のスピリットはあなたへ天からのメッセージを伝えてくれる存在です。
あなたは時々自分の感じやすさを、つらいと感じることはありませんか。
でも、敏感なこと、感じやすいことは、マイナスではなく、実は素晴らしい天からの贈り物です。
場の雰囲気やエネルギーを感じたり、人の思いが伝わってくるのなら、その情報は自分自身の行動の指針にもなれば、また相手の人にとっての資源にもなり得るのです。
五感が鋭くなれば、超感覚が開いていきます。
その神秘的な能力は、あなたを危険から守ったり、必要な場所へと導いたりしてくれるでしょう。
繊細である自分を祝福してください。
人の気持ちを直接自分の感情だと感じてしまう共感能力がある人は、感じている感情が人のものか、それとも自分自身のものか、問いかにてみることが大切です。
人のものなら速やかに解放します。
五感をさらに磨くには一日中、1つの感覚のみを中心に意識してみましょう。
たとえば嗅覚の日なら、あらゆる匂いを感じようとしてください。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)を天岩屋から出すための方法の吉凶を、天児屋命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとたまのみこと)は太占(ふとまに)により占いました。
太占とは鹿の骨を焼いたときの割れ目の形で吉凶を占うという方法です。
あなたも神鹿のスピリットの助けを借りて、天からのメッセージを受け取ってみましょう。
最初の印象を大事にしてください。
情報は映像や言葉など、いろいろな形でやってきます。
正しい情報は、疑い無く、ただ「わかる」いう感覚があります。
じゃこう鹿のムスクは異性を引き寄せる香り。
その神秘の力は、あなたの魅力を増します。
大好きな香りを身につけ楽しんで、神鹿のスピリットを召喚してください。
(出典『日本の神託カード』大野百合子・著)