今日は、サツマイモについて。焼き芋*



❶自然の属性


寒熱性・・・平性です。


昇降、収散、潤燥性・・・補、降の作用があります。


臓腑性・・・脾、胃、腎に作用します。


五味性・・・甘味の作用があります。


毒性・・・無毒



❷東洋医学的効能


健脾益気(けんぴえっき

   ・・・胃腸を丈夫にして元気をつける。


和胃生津(わいせいしん)

   ・・・胃腸のはたらきを回復させ、唾液などの

     分泌をうながす。


寛腸通便(かんちょうつうべん)

   ・・・通便をうながす。




❸現代医学的効能


美肌作用

   ・・・ホルモン様物質をふくみ、肌の老化を遅らせる。


コレステロール値の降下作用

   ・・・粘性成分がコレステロールの分解をうながす。


ガンの抑制作用

   ・・・サツマイモにふくまれる成分はガンを抑える効能が

     ある。特に葉に多くふくまれる。     



❹体質相性の解説


胃腸を丈夫にする作用があり、胃腸のあまり強くない小児や

虚弱体質のかたに適します。ただし、腹部膨満感のあるかた

にとっては、多量のガスが増え、お腹がいっそう張ってしまう

ため体質改善には不利です。太りやすいので肥満のかたは

ひかえめに。


❺栄養素の上手なとり方


サツマイモはアルカリ性食品で、少量を食べると肉や魚の

消化中に生じる酸性代謝物を中和するため、胃腸に優しい

食材です。サツマイモに多くふくまれるビタミンCは、デンプン

に包まれた形をしていて加熱に強いため、調理しても失われ

にくいという特徴をもちます。

一方、食べ過ぎると胃酸が高まり胸やけを誘発します。

そのため、慢性胃炎のかたや慢性胃酸過多のかたは塩分

の多い漬け物と一緒に食べるか、ひかえめにしましょう。

繊維質が多いため、食べ過ぎるとビタミンやミネラルの吸収

に不利となります。




❻栄養素紹介リポビタンDラベル


食物繊維

   ・・・生活習慣病に効果があることや抗ガン作用が知られます。

     「第六の栄養素」とも呼ばれています。

     サツマイモにはセルロースという細胞壁の主成分である

     食物繊維がふくまれ、腸内でもほとんど分解されないので

     消化されず、腸の壁を刺激して、整える作用を発揮します。


ヤラピン

   ・・・サツマイモを切った時にでる乳白色の汁にふくまれる成分

     で、便秘の予防に効果があります。


ビタミンC

   ・・・抗酸化作用と粘膜を丈夫にするコラーゲンの合成を

     助ける作用、血管の壁を丈夫にする作用があります。

     サツマイモ1つで成人が1日に必要とする量のビタミンCが

     補給できます。




❼豆知識


サツマイモにはホルモン様物質により食欲を高める作用がある。

そのホルモン様物質は、女性の更年期によいのですが、乳ガンや

卵巣ガンなどのホルモンとかかわる疾患の治療に不利なので、

ひかえめに。



今回の薬膳の紹介は以上です。





参考文献:「薬膳」 源草社

       「東方栄養新書」 メディカルユーコン




鍼近堂 やなぎ整骨院


http://shinkindo.com/

お久しぶりです。


1ヵ月ほどさぼっていました。


すみませんでした。


今日は、レンコンについて。れんこん



❶自然の属性


寒熱性・・・平性です。


昇降、収散、潤燥性・・・潤、収斂の作用があります。


臓腑性・・・心、肝、脾、胃に作用します。


五味性・・・甘味、渋味の作用があります。


毒性・・・無毒



❷東洋医学的効能


清熱解暑(せいねつげしょ(生)

   ・・・体内にこもった余分な熱をさまし

     暑気当たりを解消。


生津止渇(せいしんしかつ)(生)

   ・・・のどを潤して、渇きを収める。


解酒毒(げしゅどく)(生)

   ・・・酒の毒を解消する。


健脾養胃(けんぴようい)

   ・・・胃腸を丈夫にする。


止痢(しり)(加熱)

   ・・・下痢を止める。


涼血散オ(りょうけつさんお)(加熱)

   ・・・血の中にこもった余分な熱を除き

     血行を良くする。


止血(しけつ)(炭)

   ・・・出血を止める。


養血(ようけつ)

   ・・・血を養う。


安五臓(あんごぞう)(加熱)

   ・・・五臓を整える。




❸現代医学的効能


止血作用

   ・・・レンコンのでんぷんは止血作用を持ち、出血時間の

     短縮を認める。


貧血の改善作用


胃潰瘍、痔など出血疾患を改善する作用

   


     

❹体質相性の解説


レンコンはどの体質の方にも、適度な量をとるなら害のない

食材ですが、消化しにくいため、食べ過ぎちゃうとお腹が張り

やすいので気をつけましょう。妊婦は産後、生ものや冷たい

ものは禁忌ですが、レンコンは例外です。というのは、生の

レンコンは血をめぐらせる作用を持つからです。




❺栄養素の上手なとり方


レンコンのビタミンCや胃腸の炎症を改善するタンニンなどの

栄養素は酸化しやすく水に溶けやすいので、あく抜きやゆでる

時は手早くするのがポイントです。食物繊維が豊富で、タウリン

を多く含む魚介類と一緒に食べると、タウリンの吸収をうながし

肝臓を強化し、コレステロール値を下げる効果があります。




❻栄養素紹介リポビタンDラベル


ムチン

   ・・・新鮮なレンコンを割った時、糸を引くような粘着質が

     みられます。これはムチンという水溶性の糖タンパクで

     粘膜を潤して胃腸の粘膜を保護します。またタンパク質

     や脂肪などの消化をうながし飲み過ぎ、食べ過ぎによる

     胃のもたれや胸やけを軽くする効果があります。


カリウム

   ・・・利尿して血圧を下げる効果があります


ビタミンC

   ・・・抗酸化作用と粘膜を丈夫にするコラーゲンの合成を

     助ける作用、血管の壁を丈夫にする作用があります。




❼豆知識


レンコンはあらゆる部分が薬として用いられます。花のメシベは

強腎に、節は止血に、蓮の実は胃腸を丈夫にして安眠効果、

果托は血のめぐりに良く、茎は母乳の出を良くし、葉と花は暑気

あたりの解消にききます。



今回の薬膳の紹介は以上です。





参考文献:「薬膳」 源草社

       「東方栄養新書」 メディカルユーコン




鍼近堂 やなぎ整骨院


http://shinkindo.com/