おはようございます☀



今日は久しぶりに


身体の動かし方について



マニアな内容でいきます。



体には


重いものを持ち上げた時だけでなく


重力や遠心力など


常に負荷がかかってます。



そこに対して


丁度よい力加減で


拮抗させると


動きは上手くいきます。



それは認知能力のなせる技。




対象物に対しての力加減が


触覚を通してわからないと


強すぎたり弱すぎたりします。




遠くのゴミ箱に


ゴミを投げ入れるときに



丁度いい力加減で投げ入れる


というのと同じ。



それにはまず


「対象物との距離感がわかる体」


でないと



対象物を正確に感じられないので


上手くいかない。




例えば、聴覚の働きが悪い場合


2mくらいの近い距離に人がいるのに



大声か小さな声で話してしまう


みたいなことになります。



対象物を把握できる体がないと


客観的な表現も


成立しにくくなるんです。



自分の認知(インプット)が悪いことで


アウトプットも



相手がキャッチできないものに


なってしまいやすい。




(この記事が


一部の人しかキャッチできない


私のアウトプットになってるのは


わかってます😆)



だからまず


距離感がわからない人は


周りを気にする前に



「自己認知能力」


を鍛えないといけない




「目の前にあるものが


どんな状態なのか?」


を察知するとは



今の自分が客観的にどんな状態なのか


把握できること



そこが基本になってます。




自分の体を基準に


世界(がどんな状態か)を把握する。




で、本題。



ダンサーの場合


動きを作るときには必ず


床や壁から


反力を得て動くわけですが




体で床からの反力を感じとって


丁度良い力加減で


動きにします。




よく見かけるのは、



ただ立っているだけなのに


力が入りすぎてるとか、



歩くだけなのに


体に気合い入りすぎる




対象物に対して


不器用な対応になっちゃう人が


いるわけよ😆




自分の体で床を感じて


ただそこに対して


反力を作って


丁度いい力加減で動ければ良いいのだが




「こうやって動きたい!」

「これを話したい!」

「これを聞いてほしい!」


を優先してしまう人は



タイミングや状況を


まず感じるをしないから



不自然な動き(力加減)に見えてしまう。




例えば、


車が何かに衝突した時に開く


エアバック。



車が何かに衝突してもいないのに


普通は


エアバックって


開きませんよね?



それが


何かに当たってもいないのに


突然エアバック開く!



「なんで今?」

「なんでそれなの?」



みたいなことが


起こってくるんです。




動きはまず


①感覚神経(に応じて)

②運動神経(が働く)


が基本です。



体にかかってる負荷に対して


丁度良い反力で動きを作る



そこにバランスよく対応している体が


美しいのです。




それを


体に負荷があまりかかってないのに


力いっぱい動いてしまうとか



かかってる負荷が強いのに


体が弱くて


対応しきれていないと



アンバランスになり


不自然で


ぎこちなく見えるんだな。




これ、若いときは


全く気がつかなかったこと。




頭の中にある振付を


周りの負荷がどうであれ


フルパワーで動く!


みたいに踊ってしまっていた。




あの時の自分に言ってあげたいのは



もっと自分の体とその周りを感じて


そこに見合った動きを引き出せ。




どれくらいの負荷(重力と遠心力)が


体にかかってるのかをまず、感じろ


と言いたい。




で、それに対して


丁度良い反力で


力を返しながら動くことが


上手く動けているということ


なのだと。




大きな動き、強い動きにしたい場合は



体に重い負荷がかかるようにしてから


その体の反力を利用できたら



ダイナミックになる、だけ。



体にかかる負荷が弱いまま


大きく「動こう」は


不自然に見えてますよ。



そこに対応した動きが


自然で美しい。




もちろん前提となるのは


体の対応力と


その幅。




負荷を


体全体(体幹)で受け止められること。



ピラティスなどを基本にした


動きの認知力が働いていること


が大切になります。



今日は


ダンサーあるある


盲点のこと


書いたぜ。



焦ってるときは


認知力(自分と周りを感じる)が


バカになってるから



周りとのチューニングも


合いにくくなってるから


ケガ、ミス、失敗しやすいから


気をつけて😆




目の前にあるそれに対して


丁度良い反力、力加減


対応をするためには



自分の体の認知を高め


「まず、ちゃんと感じること」


そこが基本なんだな。



自己肯定感の基本もここだよね。