みんなのアタタカナ気持ちと共に進むつながり | イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」

みんなのアタタカナ気持ちと共に進むつながり


こんにちは。しんじょんこと湯川伸矢です。

最近動いていて感じることを中心に今日は書こうと想います。

先日、宮城県亘理町と遠刈田温泉に行ってきました。

亘理町では、仲間たちが随時動き続けてくれているので、本当に色々なプロジェクトや体制が整ってきています。
たくさんの全国からたくさんの人達が集まっていて、本当にみんなの想いを感じました。
※亘理町の災害ボランティアセンターでは、一旦受入を中止したりもしましたがまた県外からの受入も再開しています。
http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10115


私自身は、このボランティアセンターを通しての活動は今回は行っていないのですが、
ボランティアセンターを通しての作業と同様に個人宅の泥かきをしたり、いくつか新しいプロジェクトを企てきました音譜

そのような活動を通して感じていることを今回は書こうと思います。

まず、被災地の状況としては本当に場所によって状況が変わってきています。
まだまだ復興が進んでいない場所もあれば、震災前と同じように普段の生活に戻ってきいるところ。

例えば、今回泊まっていた遠刈田温泉は、宿の検査も済み、物流も回復をして通常営業のできる体制が
整って来ています。


イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-だいこんの花
※遠刈田温泉 だいこんの花 http://www.ichinobo.com/daikon-no-hana/

でも、震災前と変わったことは、以前よりもお客さんが来ないということ。

本当に素敵な自然や食事、温泉、ゆっくりと心休まる時間をここでは持つことができる場所です。

私が今回の震災による被害を受けた地域に行く時に意識していることは、ちゃんとお金を落として
経済的にも今までのように回るようになってくれたらいいなぁ。ということ。

だから、美味しい物を食べたり、お土産を買ったり、宿に泊まったり。そんなことをすごく大切にしています。
それって、誰しもが旅行に行ったときには当たり前にしていることなんですけどね。

今回もボランティアに来ているたくさんの方々と話していてもみんな同じようにそんな想いを持ちながら
やっていました。

まだまだ各地では支援が必要とされているけれども、今後は経済的な復興という点はやっぱり大切に
していきたいですよね。

例えば、イベント会場やみんなとの旅行をを復興した温泉宿にしたりとか。

ちょうど、亘理町に住んでいる地元の方が

「被災した人やボランティアで来てくれた人たちのために食堂を作りたいんですよね!」

と、言っていました。
そのためには、必要となることは厨房機器。
それであれば食べ物を届けるよりも厨房機器を届けることの方がこれからは現地で回っていくようになる。

そのようなお手伝いができていけば、少しずつ復興に向かっていくのかもしれないと感じました。

そういえば、スマトラ沖地震の時に、インドネシアバンダアチェで動いていたときに一緒に動いていた
仲間が言っていたコトバを思い出す。

「彼らにお金や物を与え続けることは本当の支援にはならない。一時的に助けることはできるが、支援が止まったらどうなるのか…。
例えば、漁師たちには何人かのグループにひとつの船を買ってあげる。そうすれば、自分たちで働いてお金を稼ぐことができる。自分たちの力で生活をすることができるようになる。」
※過去のブログ:http://ameblo.jp/shinjon/entry-10180880076.html


もちろん、これは状況や場所によって、すべてに通用するコトバではないと思います。
でも、そんな考え方もちゃんと頭に入れておくといいなぁ。って思います。

それから、ちょっと話は変わるのですが今回ボランティアに来ている方が言っていたことで心に残ったコトバ。

「ボランティアに来る前はなんだか何もしない自分に罪悪感を感じていたんだよね。」

それから、東京で今回の震災関連で次々と無料でサイトを作り続けている仲間も

「これだけ、たくさんのお手伝いをしていてもやっぱり罪悪感は感じる。」

ということ。

そして、現地に入っている仲間(まっつん)が言っていたコトバでは

「現地で動いていると大変だよね。と言われるけど、現地で全力で動けているからこそ
幸せなんだよね。」

というコトバ。

現地に行って活動するということが免罪符のようなものになってしまうのは
いい面も悪い面もあるんだよな。って感じる。

もちろん、そんな気持ちもすごくわかる。やっぱり被災された自宅に行って、
泥かきをしたり、炊き出しや支援物資を届けるということをしていると
直接的に自分にも何かできるという気持ちになるのは感じること。

そんな気持ちが、たくさんの思いやりにつながっているということも事実だと思う。

でも、立場立場でやれることって違うと思うし、がんがん仕事をして、法人税をたくさん納めて
これからの復興にかかる費用を作り上げることとかもすごく大切なことだったり
本当は想いを持っている人たちみんなで想いを紡ぎながら復興に向かっていくことが
大切なはずですよね。

実際、私自身も現場で動き続けて疲れている時に、東京からの温度感の違う電話に
少々イライラしてしまうこともあります。
本当に情けないことですがそこまでできた人間にはなれていないですガーン

でも、各地からの応援によって私は自由に思ったことをそのまま形にすることのできる環境に
いれるということは事実なんですよね。

別に金持ちでも無いし、屈強な肉体を持っている人間でも無いです。
たくさんの方に支えられているからこそ今自分は動けている。


別に誰がすごいわけでも無く、みんなで向かっていくことがすごく大切ですよね。
お互いがお互いの動きを認識して、認め合っていけること。

そして、そんな連鎖が各地に広がっていけば、自然と復興は進んでいくのだと思います。


なんだか、いつも通りダラダラとしたブログになってしまった。
すいません。今日はこれぐらいでショック!

最後に今回行ったときに撮ってきた写真を載せておきます。


イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-亘理町

http://www.flickr.com/photos/shinjon/sets/72157626620575118/

みんなの想いが繋がっていきますように!

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます!

これからも宜しくお願いします。