森を元気にする森林バイオマス「薪く炭くKYOTO」
毎日寒くなっていますが、
アタタカイ火って、
なんだかココロも温まりますよね。
今日は、森林バイオマス(木質バイオマスともいいます)について書こうと思います。
森林バイオマスっていうのは、
わかり易くいいますと、あまった森林材を活用して、エネルギーを作りましょう!
っていう、エコな取り組みです。
そもそもバイオマスって何だろうってところから説明してみます。
バイオマスとは、
バイオ/bio(物質資源)とマス/mass(量)
という言葉からできています。
物質資源をエネルギー源として再利用できる動植物から生まれたの資源のことをこう呼びます。
バイオマスには多く分けると「廃棄物系」と「栽培作物系」に分類するとのことです。
さらにわかりやすく具体的に細分すると
===廃棄物系===
農林水産系
農業:わら、もみ殻等
畜産:家畜糞尿等
林業:間伐材、おが屑等
廃棄物系
産業:下水汚泥。木屑等
生活:生ゴミ、廃油
===栽培作物系===
サトウキビ、トウモロコシ、海藻等
そして、以前説明したバイオディーゼルの取り組み
http://ameblo.jp/shinjon/entry-10183638934.html
は、この中では廃棄物系:生活:廃油を利用したものになります。
今回説明する、森林バイオマス系はこの中で
農林水産系:林業:間伐材、おが屑
になります。
その間伐材(おが屑)を薪として燃料に使ったり、ペレットという燃料にしてエネルギーを作ります。
つまり、
間伐をして森を元気にできるしエネルギーも作ることができる!
という取り組みになります。
しつこいですが、なんで間伐が森を元気にするかというのは、以前のブログを読んでください。
http://ameblo.jp/shinjon/entry-10182182913.html
さて、前置きが長くなりましたが本日紹介するのは、
「薪く炭くKYOTO」(こ(れでシンクタンクって読みます。)
http://www.sinktank.org/
です。
この団体はユニークなのは、名前だけではありません。
さすがシンクタンクというだけあって、森林バイオマスに関して
環境省にも政策提言をして採択されています
(正確には、環境省と国連大学が共同運営している団体から採択されています。)
http://www.geic.or.jp/geic/partnership/teigen/h16/prop/index.html
さらに、
緑の募金(緑の羽根募金って小学生とかの時にやったのを覚えています)
からも補助金をもらったりしています。
やりますね
ここの団体の素晴らしいのは、
政策提言等の机上のことばかりを言っているのではなく、自ら現場に出て行っていることです。
自分たちで、山主さんに森を借りてそこを「理想の森」と名付け、植林・間伐などの山仕事をしたり、薪炭を使ったアウトドア料理を作ったり、環境教育活動を行ったりしています。
いいですよねぇ。
やっぱり、現場も伴っていると、政策にも重みが出てきますよ・・・
親子で間伐活動に参加して、そこでアウトドア料理をしたり、暖炉の前でゆったりとした時間を過ごせるって幸せですよね。
暖房を使うと、電気を使ってしまいますが、
薪ストーブ、ペレットストーブを使うと
節電効果でCO2削減
間伐材の促進により森も元気になる
こんなにもエコです。
とはいいながらも我が家では薪ストーブがないので、暖房は最小限にして耐えています・・・
(そろそろ毎日暖房をつけようか本気で悩んでいますが・・・。)
誰かが訪ねてくるとちゃんと暖房をつけますので、我が家に来る方もご安心ください。
皆様もまずは、エアコンの温度を一度下げることからでも始めてみください!