尾崎放哉の詩なつかしす。

このまま一人なんだと絶望しかない。

特別養子縁組に関わる全ての手続きが完了した。

私はこの世界にいなくてもいい人間にまたなってしまったな。
とかくこの世は生きにくいは夏目漱石か。

死ぬまでの暇つぶしは森博嗣だっけ。
一人じゃ暇も潰れないよ。

ずっと成長を見ていたかった。
頑張れるものなら頑張りたかった。

もう居なくてもいい人間だと、あの子にとって私は消えた方がいいんだと思うから、結局このまま死ぬしかなくなってしまった。

入院中に沢山撮った写真を眺めて可愛いなあと思う。
とても柔らかくて可愛くて小さくて何よりも大事にしたかったからこそこんなクソみたいな私から離したのに。
本当は何年かおきでもいい、遠くからその姿を見てみたい。
あなたはどんな大人になるのかな。
どんなものが好きな人になるのかな。
どんな物語を読むのかな。

とても愛しいと思ったから私はこのままこの世界を去ります。
もう少し時間が必要だけど、もう会えないのには変わりない。
悲しいな。
自分の選択なのにいつまでもいつまでもダメだ。