パステル講座をZOOMで行う場合、道具は生徒さんに用意していただく必要があります。
当初は対面講座を開講して、それからぼちぼちZOOM講座を…、と考えていたのですが、年明けから新型コロナの感染者が急増して、緊急事態宣言も発令されたので、急遽、方針を変更して、ZOOM講座の準備を進めています。
「ためしに絵を描いてみたい」「パステルアートがどんなものか体験してみたい」という生徒さんの場合、道具を100円ショップで揃えていただくと、全部で千数百円前後の費用で済みます。
最初は100均のパステルでも十分楽しめます
みなさんに気軽にパステルアートの楽しさを知っていただければと思い、今回、100均の画用紙なら、どれがオススメか試してみることにしました。
まずパステルですが、ダイソーのパステルを使用します。
「基本色18色」と、「補助色+蛍光色4本の18色」の2種類があります。
「補助色+蛍光色4本の18色」は大型店舗でないと販売されていないようです。
うちの最寄りのダイソーでは最近ようやく販売されるようになりました
ダイソーのパステルは柔らかくて扱いやすいので、高齢者やお子様にも向いています。
とりあえず「基本色18色」だけでも大丈夫です。
カラフルな色を見ているだけでもウキウキしてきませんか?
画用紙については、ねり消しを使ってもよれたり破れたりしない厚さの白い画用紙がお手元にあれば、それで大丈夫です。
100均の画用紙はダイソーのものを試してみました。
パステル和アートの「希望の丘」を
ダイソー「基本色18色」で画用紙を変えて描きました。
パステル和アートではヌーベル カレーパステルを使用しますが、ダイソーのパステルはヌーベルよりも全体に色が薄くなります。
(左上から右横に①~⑥)
①ダイソーの水彩画用スケッチブック
②ダイソーのDRAWING BOOK
③ダイソーのA4画用紙
④マルマンのスケッチブック
⑤オリオンのスケッチーズ
⑥オリオンのスケッチーズ(ヌーベル カレーパステル)
①ダイソーの水彩画用スケッチブック
表面にやや凹凸があり、発色は良いです。
パステルの粉がムラになって、少しざらついた表現になります。
②ダイソーのDRAWING BOOK
表面がつるつるして、なかなかパステルの色が出ません。
きめ細やかですが、塗るのがちょっと大変でした。
ダイソーのケント紙も試してみたのですが、似たような感じでした。
③ダイソーのA4画用紙
表面に適度な凹凸があり、なめらかにパステルの粉がのります。
私が試したダイソーの画用紙の中では、この用紙が一番オススメです。
④マルマンのスケッチブック
私が学生時代に使用したスケッチブックが残っていたので、使ってみました。
(古くてちょっと黄ばんでいますが。。(^^;))
学校などでよく使われるスケッチブックで、紙の厚さがやや薄く、目が粗いです。
細かい絵には不向きですが、パステルらしい素朴な柔らかい雰囲気が出ます。
⑤オリオンのスケッチーズ
パステル和アートで使用される画用紙です。
マルマンよりやや凹凸が細かく、パステルの粉がのりやすくて発色も良いです。
⑥オリオンのスケッチーズ
(ヌーベル カレーパステル)
最後に比較として、パステル和アートで使用するオリオンの画用紙とヌーベル カレーパステルで描きました。
色が鮮やかに出て塗りやすいです。
ダイソーのパステルは明るいかわいい色があり、A4画用紙もなめらかな表現をしたい時に向いているので、持っていて損はないです。
パステルアートをいろいろ学ぶ予定であれば、オリオンの画用紙をオススメします。
画用紙の表裏の見分け方ですが、紙は表から裁断するので、紙の端に引っかかりのある方が裏です。
今回は「希望の丘」をいっぱい描きました~
みなさんにも希望いっぱいの春が来ますように