地主・貧乏

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私が仕事で一番時間を費やすのがお客様との会話です。

中でも「地主」と呼ばれる、土地をたくさん所有している、元々農業を営んでいる(た)方が多くなります。

私の家も元々農家ですし、母の実家も今だに農業を営んでおりますので農業の現状についての私なりの理解がありますし、「地主」の皆さんの考えに共感できるところは多いです。

 

少なくとも村上小学校の同級生のうち三割の家の仕事は農業でした。

勝田台中学校に入るとその比率は5%位の感じで、農家の子であることが恥ずかしかった記憶があります。

一気に八千代の都市化が進んだ時期です。

現在では農業のみで生計をたてている(たてられる)人は農家全体の中でも1%居ないのではないかというのが私の実感です。

 

ところで生産要素と言えば「土地」「労働」「資本」となっていました。

その中でも農業は「土地」と「労働」に依存する割合が高く、勢い農家の序列(格)は土地の所有する面積で決定する風土が色濃くありました。

 

「貧乏はするな」

「貧乏の何が辛いか分かるか」

親父に言われたことです。

「ボロ着たり、食えないことか」と私が答えると

「そんなことは貧乏の苦労に入らない」と言われ、

「正しいことを言っても誰も貧乏人の言うことは聞いてくれないことだ」と言われました。

間違いなく、親父は、土地の所有の多寡により「差別」を受けた世代の住人でした。

 

時代は変わりました。大きく変わりました。

現代の大きな生産要素は「情報」「知的財産権」「先端のテクノロジー」と言ったところでしょうか。

 

生産年齢人口の激減とあいまって、土地余りのトレンドは30年単位のサイクルで変わりそうにありません。

 

そうは言っても個人の意識や価値観はそうそう簡単には外部環境に適応しません。

 

ここでお話ししたような「地主」の方の悩みには深いものがあります。