長いお別れ 3

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レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を読み終わりました。

学生時代、30台半ば、今週。

3度目です。
村上春樹の新訳もあるようですが、今回も清水俊二訳。

wikiに目を通してから読まずによかったです。

今見たらあらすじにクライマックスまで書いてあります。

 

老眼鏡に慣れてきたのもあり、スムーズに読み終わりました。
前回の読書からの時間もあり、一番印象的な最後のシーンもぼんやりしていたのでストーリーに引き込まれました。

面白いですね。
チャンドラー特有の感傷的な表現が鼻につくことも今回はあまり感じませんでした。(最終盤では我慢したところもある)

社会風刺的な表現も然りです。

とかくこの人は主人公フィリップ・マーロウにカッコつけさせすぎです。

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」

「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」

「ギムレットには早すぎる」

「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」

 

とは言っても今回はストーリーテラーとしての天才を再度確認いたしました。

チャンドラー作品の中でも日本で最も人気のあるこの作品は皆さんにお勧めできます。

何度読んでも違う味わいを感じさせるのは名作の証です。(年齢とともに私の感じ方が変化している)

 

「自分だけの鉄の掟」を揺るがせない男の魅力には共感します。