資本取引

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取引先が株式の過半を譲渡しました。株式会社ベクトルが譲渡先です。

2008年創業で2018年3月期の純資産は381,851円。

株式の54%の取得に要した金額は32億円余り。

詳しくはベクトルのIRをご参照ください。
当社が取引に先立ち、調査した帝国データの評点は54点。
当社よりもちろん相当低いものでした。

 

起業から十年で54%の自社株を譲渡して32億円の資金を手元に。

僻みではなく、違和感を感じぜずにおれません。

生涯賃金を平均年収600万円として40年の勤続で2億4000万円。

13.3倍です。
 

世をあげて「起業」を目指して老若男女を鼓舞しています。

経済のフレームワークが新しき安定を求めて変動している時期ですので、当然であり、仕方がないともとれます。

哲学的ですが、「正しい分配なのか?」と考えてしまいます。
ただ単に時代にマッチした才能と偶然がもたらす富の分配の比率として。

 

私のまわりの経営者でも「孫正義」に影響されてか、「投資家」になりたいと公言する人が増えています。

ここで言う「投資家」はマーケット参加者ではありません。

新しいビジネスモデルに「資本」という形で参加し、その「インカム」や「キャピタル」のあがりを目論むものです。

 

裸の資本主義は綺麗事ではなく、「殺し合い」であり「弱肉強食」なのは頭では理解しているつもりですが…

 

このまま格差が拡大すると危機的状況が生まれないか、心配です。
「新資本論」でも常に資本の収益が労働の収益を上回ると警告していました。

 

私は死んだお袋が言っていた

「働かざるもの、食うべからず」が染み込んだ人間ですので、時代遅れかも…

 

もちろんやり方を変えるつもりは全くありませんが。