酷い雨が続いています。


日曜などは、きっと各局みんな大雨関連になるだろうとテレビをつけていたのですが、どこも特番をやらずにバラエティをやっていて驚きでした。

あれは関東だけだったんでしょうか。



まあ、最近はこんな感じが多いので、なんとなく予想はしていたんですけどね。

最近は色々うるさいので、大雨の中でレポートさせるということが無くなってきましたから。


昔は暴風雨の中でカッパだけを着たレポーターが吹き飛ばされそうになりながら

「立っているのもやっとの、凄まじい風です!時折、波しぶきがこちらまで飛んできます!」

なーんてやりながら海の近くでレポートしていたじゃないですか。
それが最近は

「現在、離れた場所から十分に安全を確保してお知らせしています」

ってやっているんですよ。



多分、昔のやり方だと危険だというクレームが入るか、そもそも労働基準でNGになっているんでしょうね。

なので、もしかしたら雨が止んで片付けが始まった頃にニュースキャスターが押しかけて被害を伝える感じになるのかな?と、そんな風に思っています。



しかも、流れる被害映像はTwitterに流れていた映像を貰って、それをスクープ映像みたいに繰り返し流すんですよ。
これではテレビの即時性はさらに薄くなり、最新情報はネットにしか流れないと思われても仕方ないと思うのですが、どうなんでしょ。



本当に関東のニュース番組はコロナばかりで、豪雨被害のことが全然報道されません。
もちろんコロナも大事ですけど、豪雨は物質的な被害が残るのでそこは後回しにしてほしくないですよね。


朝の番組でトップに来るようになったのも今日あたりからです。
亡くなった方もたくさんいるんですから、もっとニュースで取り上げて欲しいと思いますね。





2年前に豪雨被害にあった場所でまた浸水被害と言っていた人もいましたが、それはやりきれないですね。

こうなると一時期盛り上がった「脱ダム」「コンクリートから人へ」という政策が裏目に出てきているような気もします。


2年前の豪雨の時から、私も少し治水や利水について勉強していたのですが、調べて行くと、ダムの建設費より川が氾濫した際に受ける人々の被害の方が大きいことが分かってくるんですよ。

倒壊した家屋、浸水して使えなくなった家具類、駄目になった農作物。
そういうのが被災地全体で数百億円に上るので、ダムをひとつ造る予算に匹敵してしまうんです。


民主党がダムに反対したからだ!と書いていた人もいましたが、10年前にはこんな豪雨は想定出来なかったでしょうし、当時は工業用水や農業用水の確保や発電などの利水がメインだったので、無駄だと言われれば無駄だったんです。

あの頃には今のような気候変動はあまり考えられていなかったと思うので、そこは政治判断の誤りとまでは言えないかなと思っています。

人を叩くときは必ず背景も調べないと、です。

ただ、雨量をコントロールする治水という側面ではもしかしたらダムは有効かもしれなかったので、今にして思えば作っておいた方が良かったのかも、ということです。


だからといって遊水池をいくつか作ったところでこれだけの雨は受け切れないですから、九州はこれからのことを考えて、地下に雨を流すトンネルなどを建設する必要があるかもしれないですね。




とにかく、まだまだ雨の続く西日本の皆さん、十分気をつけてください。
雨が足首より上になる前に、必ず避難をしてくださいね!




被災地のあの状況では雨が通り過ぎた後、またボランティアが必要だと思います。

コロナ禍では県外からのボラは期待できないと思いますので、是非、1人でも多くの方がボラに参加していただけるようお願いしたいと思います。

そのうち、ボラに必要な物の紹介をしようかな。
詳しい説明付きでね。





以上