コロナ患者が爆発的に増えています。

これを無理矢理オリンピックに繋げようとする人達もいますが、オリンピックが始まる前から感染者は増えていましたので、潜伏期間を考えると明らかにオリンピックとは関係のない感染爆発です。


これは名付けるなら
「また緊急事態宣言だあ?いい加減にしろ」爆発
です。



第5波が来る前に、政府はアルコールを元から絶とうという強行手段に出ようとしました。

まあ、やりたいことはわかります。
誰かが酒飲んでドンチャンやっている限り、永遠にコロナは収束しないんですから、だったら一度、酒を止めてみるってのはどうだ?と考えるのも理解はできなくはないです。


とはいえ、それで飲食店だけではなく国民の怒りまで買ってしまい、結果として
「もうやってられねーぜムキー
と、敢えて遊びに行く勢が増えたように思うのです。


「みんな出掛けてるじゃん」
「店が閉まってたら外で飲めばいいんだし」
「緊急事態宣言なんか出たって変わんないよ」
「去年は我慢したけど今年は田舎に帰る」
「ワクチンは怖いからしばらく様子見る」
「政府の言いなりになったら負けた気がしちゃうでしょ?」
「だってオリンピックもやってるし!」

テレビでは、こんなことを言いながら遊び歩いている人達達をたくさん見ました。
これじゃコロナが広がらない方がおかしいですよね?


もちろん、五輪マークや競技場に集まっていた人たちはいました。
でも、感染爆発はそれより前から起こっていたので、動く人間は何があってもなくても動くということです。

結局は一人一人の心構え次第です。
今20〜30代の人でコロナに罹ったという人は、大半は飲食によるものなんでしょう。

経路不明と言っていても、丁寧に聞き取りをしていくと発症前に「会食」「パーティ」「飲み会」と言ったものに参加していた人が多いんだそうで
「毎日出歩いていたからどこで感染したのか分からない」
という意味で「経路不明」になっている人も多そうです。

あるいは、そうやって陽性になった人から職場などでもらってしまうパターンですね。


医療従事者に想いを馳せるなら、こういった人達を止める方向に動かなくちゃいけないんですけど、野党は政府を批判するばかりです。

それが結果として
「政府は嘘ばっかり」
「政府の言うことなんて聞いてられるか」
といった雰囲気を醸成しているんですが、そこを止めようと動く人間は誰もいません。

どうすれば今の事態を打開できるかの代替案はどこからも出ないんです。

政府を攻撃させるために国民を煽って「こんな状況にしたのは政府が悪い!」という方向に持っていきたいのはわかりますが、その結果無防備に出歩いて感染した場合、悪いのは誰なんでしょう。

単純に動かされる人々なんでしょうか。

結局、自分の頭で判断し、自分の身は自分で守らなくちゃいけないんです。
政府が悪い都知事が悪いと言うのはそれからです。


給付金が遅いというのも、その対応は市町村で、市町村は今ワクチン対応でパンク状態なので仕方ない部分もあります。

市役所は色々なことを同時進行でやっているんでしょうから、自分に出来ることは自分でやるしかありません。
コロナの不安を怒りに変えて市役所の窓口にクレームを入れたところで事態は変わりません。
ワクチンの接種場所だって、自分で探して自分で申し込んで自分で行くしかないんです。

予約が取れないというニュースのコメントを見ると
「全然取れない!」
と不満を書いている人達ばかりですが、いくつか
「政府や都にやってもらおうとするな。自分で情報を集めろ」
というコメントもありました。

そう。
私達は国に飼われている犬じゃないんです。

ある物は利用し、無ければどうするか頭を使い、自分の命は自分で守るだけなんです。




私の妹も東京ですが、家族全員、学生の姪も含めて順調に予約は取れて1回目は終了です。

市の予約がずいぶん後になりそうだった友人は、3回チャレンジしてやっと大規模接種会場の枠が取れました。
「会場が広すぎてメッチャ遠かった」
と言っていましたが、会場に貼られていたゴルゴ13のポスターとか、あれはあれでちょっと楽しそうでした(笑)





昔は待っているだけで国が全員ワクチンを打ってくれましたが、その副反応による訴訟が後を絶たず、国は結果として全員へのワクチンをやめて自由意思による選択制を取るようになりました。

つまり、自分が情報を集め自分から動かないと誰も何もやってくれないのです。

そのうち誰かが玄関を叩いて
「あなたの番ですよ」
なんてやってくれるわけじゃないんです。


自分で病院や市役所のHPをチェックし、行ける場所やスケジュールを確認し、自分の判断で申し込みをする。
高齢になるとそういったことは大仕事ですが、若い人達なら容易いはずです。

なのに、出歩く理由を政府やオリンピックのせいにしてリスクから目を逸らすのは余りに危機感が無さすぎです。



若い人達が、ここまで「誰かが悪いからこうなった」論を振り回すようになったら、この感染爆発は簡単には収束しないようにも思います。

デルタ株の危険性は、今まで頑なに言われていた「接触感染」の感染力を遥かに超えています。

こういった記事にもありますが、ウイルスの量は従来型の1000倍だそうで、ほぼ「空気感染」すると考えていいと思っています。
(この記事の先生、ビジネスライクにハッキリ言う方で、私は大変好感を持っています)

こうなると、今までリスクの低かった通勤電車の中も安全とは言えなくなっているかもしれませんね。


しかも若年層にも重症者が増えてきていますし、コロナは少しずつ「まだ免疫がなくて入り込みやすい身体」に対応し始めています。

こんな状況で酒飲んで騒げる人達のノーテンキさはマジで戦慄モノですよ。




まあ、飲んで騒いでコロナになっても若い人達の死亡リスクは低いので必然的に自宅療養になるんでしょうが、そこは今の状況を見たら仕方ないかなと思います。

熱が続いている若い女の子がニュースに出ていましたけど、一人暮らしだったんでしょうか。
一人だと万が一体調が悪化したらと考えたら心細いですよね?

私も独り暮らしですからそれは十分わかります。



でも、熱と軽い咳だけなら病院は大体門前払いなんですよ。

良くてカロナールやアストミンを処方してくれるだけです。


実際、2年ほど前に原因不明の熱で1週間寝込んだ時、大きな病院は相談に行っても相手をしてもらえませんでした。
で、ホルモン治療も対応しているというクリニックに行ったのですが、レントゲンで肺炎になっていないことを確認したら、もうお医者さんに出来ることはありませんでした。

夜になると39度の熱が出ても、どれだけ辛くても、カロナールを飲ませるくらいしかできることはないんです。

それはコロナも同じです。

なので、明らかに呼吸困難になったりしていなければ自宅療養というのは当たり前のことです。

とはいえ、コロナは悪化する時は一気に悪化するので、中高年は油断できません。

多少具合が悪くても入院させてもらえないとなったら、もうワクチンを打つまでコロナに罹らないよう気を付けるしかないんです。

そこはもう一人ひとりが考えるしかないでしょう。



テレ朝だって、あれだけ政府批判オリンピック批判をしていたのに身内があんなことをやっちゃいましたからね。
人間はいくら綺麗ごとを言ったところで従わない人間は従わないということを身をもって知ったのではないでしょうか。

そういう人間に政府だって手を焼いているんですよ。
だめだと分かっていることをやるのが人間なんです。
文句は言うが言うことは聞かないんです。


今回は事故を起こしたから発覚しただけで、テレビ局の人間は今までも深夜の飲食をやっていたんじゃないでしょうか。

政府のやり方を批判していた側の人間ですら平気でルールを破るくらいですから、感染を防ぐのは簡単な事じゃないんです。

そういった人間を止めるには酒を元から断つという政府の考えも、ある意味、究極の結論だったのかもしれないなと思うのはそういう理由です。





話は全く変わりますが、爆発的と言えば、オリンピックが始まった途端、関連グッズがバカ売れしていたようです。

オリンピックの関連グッズはもうずっと前からあちこちで売っていて、私は埼玉ワールドの時に会場でマークの入ったポロシャツを購入しています。
結構高かったです(笑)


去年あたりは道の駅などにも特設コーナーがあったりして、ミライトワとソメイティの大きな人形が誰に見られることもなく置かれていたりしてたんですよ。

それを見ながら友人たちと
「このグッズどうなるんだろうね。絶対売れないよね」
「そのうち廃棄じゃない?」
なーんてやっていたんですが、オリンピックが始まった途端ショップは大盛況!
夕方ごろには買うものが残っていないくらいバカ売れしていたそうです。


すると友人から
「先日本屋の丸善に行ったら五輪コーナーがあって、凄い列が出来てたよ」
という報告が。

日本人はこれだから、簡単に空気に流されるんだよなぁと呆れていたら

「私もいくつか買っちゃった。オリンピックの時はミライトワの人形を飾ってた」

え?
あんなの買ったの?マジ?びっくり

「これからパラが始まったらソメイティの人形を飾るの」

ええ?
ソメイティまで買ったの~?

「実はよくわからない招き猫まで買ってる」

はぁ~?
招き猫~~?

いやあ、本当に日本人は流されやすいです爆  笑

ま、それで少しは赤字が減るならそれで良しってことでしょうかね。




最後に、怒りが爆発という意味で名古屋市長の話を書こうかと思ったのですが、ちょっと長くなりそうなのでそれはまた後日。