【24時間テレビ】
24時間テレビを、部分カットしつつ流し見したのですが、Part1の夜にやっていた「嵐にしやがれ」で大爆笑しました。

お猿のチイくん、最高です。

それまでの相葉くんや吉田沙保里嬢の頑張りは何だったんだという感じの早さに、夜の夜中に1人で笑い転げました。

きっと、いっぱい練習したんだよね?
いい子だね。
(意味のわからない人はスルーしてね)



で、私達がお世話になっていた飯舘村の会田さんご夫婦も、福島のコーナーでしっかり映っておりました。

その時間、私達はアイスリンクにいたのですが、ボラ仲間達のラインが賑わっておりました。

帰ってから録画を見たら、結構ガッツリ出演していましたね?


会社の同僚がそこをたまたま見ていて
「福島に凄く綺麗な桜の咲く場所があるみたい。見てみたいな~」
と言ったので、ワタクシ
「そこの三千本桜のうち、10本くらいは私が植えたやつ~!きゃはっ
と、チョーハナタカさんになってしまいましたよ(笑)


他にも、津波到達地点に桜を植える活動をしている人達もいますし、あと10年もしたらきっと東北は桜の楽園になると思いますね。

その時は、皆さん観光に行ってやって欲しいですね。




で、結弦くんのアイスショーの部分は、後日エブリィやZIPなどで若干追加した映像も流れました。

結弦くんが構成を上げた理由は、もちろん宙くんに難易度の高い技を見せてあげようという心意気によるものなんですが、それが何故必要なのか、分かる人は少なかったかもしれません。


フィギュアは、というか、スポーツにしても舞踏にしても全てのことは、良い演技を見れば見る程上達に繋がります。

その動きが「出来るんだ」と脳が認識すると、身体が出来るようになるからです。


残酷なことを言うようですが、宙くんがトップ選手になるのはかなり難しいかもしれません。
それは始めた年齢が8歳と、少し高いからです。

始めた年齢が高いと、かなりジャンプに苦労すると思います。
今は高難度ジャンプの時代ですので、そこがまず不利なんです。


目で見たことを身体に表現させるには、出来るだけ小さな時からスケートをさせておく必要があります。

3歳くらいの子供は、それが楽しいと思えれば、転ぶことに恐怖感を感じません。

ただ歩いている時に転べば泣き出す子供が、遊んでいる時だと転んでも泣かずにまた遊び始めるのと同じで、「楽しい」が「痛い」を上回るのは小さなうちからスケートをやっているからです。

身体が小さいと目線も低く、体重が軽いので転んでも大人に比べればあまり衝撃がありません。

スケートを楽しいと思えば、痛いことなど気にもしないでまた滑り出すのが子供なんです。

結弦くんも、転んでも転んでも走って行ったとコーチが言っていましたが、確か本田望結ちゃんか真凜ちゃんも、転んでも楽しそうに滑っていた映像が残っていましたよね?

きっと、そういう、転ぶことを怖がらない子がフィギュアの才能のある子なんでしょうね。

それに対し、大きくなってからだと、転んだら痛いということを知っているため、転ぶことに恐怖感を持ってしまうんですよね。

大人だとなおさらです。

なので、どうしても宙くんは怖がってしまうんでしょうけど、そこはもう本能のようなものでしょうから、時間をかけて慣れるしかないんでしょうね。


で、結弦くんは、自分の演技を見て、宙くんに「できるイメージ」を持って欲しかったんですよね?

どんなスポーツもそうかもしれませんが、上手い演技を見ることは上達の近道です。

素晴らしいものを見て、それを頭の中でイメージして、それを自分の体で同じように再現して、みんな上手くなっていくんだと思います。

全ては模倣から始まるんです。

で、そのイメージを持ってもらいたかったのに、宙くんから出た感想が「構成が上がっていた」だったから、結弦くんは「そうね、そうね」とうなだれたのかしらと、ちょっとニヤニヤしちゃいました(笑)

まあ、2回転やってる子に4回転はまだ早いよ~と思いましたが、でも、その映像を何度も見たら、きっと宙くんも4回転が跳べるようになりますよ!





今回、結弦くんの想いは、番組を通じて、きっと喘息の子供だけではなく、多くの人に勇気を与えたと思います。

困難なのは病気だけじゃないし、でもその困難も「これが普通」と思えれば、きっと前向きになれると思うんです。


そういった結弦くんの想いは、必ず多くの人に伝わっています。


番組の直後、喘息について不勉強な人達が、喘息薬をまるでドーピング薬のようにネットで拡散していましたが、他人の苦しみが理解出来ない人間というのはどこにでもいるものなんですよね。

アスリートに喘息が多いのは、喘息に耐えうる体力をつけるため、敢えて運動を始める人もいるし、運動を長く続けていたことで気管支を痛め、後天的な喘息になる人もいるからなんです。


本当にね、今現在苦しんでいる方がいる病気を、結弦くんを馬鹿にしたいがためにネタとして使うのは、人として終わっていますよね。

そんな連中は、神様がきっと天罰を当ててくれることでしょう(笑)
いや、当てて!(笑)


宙くんの子供の時の、おでこに冷えピタ貼っていた写真がエブリィで流れたじゃないですか。

あの写真、小っちゃくてとっても可愛かったですよね?

そんな小さな子が夜に喘息の発作を起こしたら、ご両親からしてみたらどれほど心を痛めたか、察するに余りありますよね?

運動をさせることが喘息を悪化させるんじゃないかと考える親御さんもいれば、喘息に打ち勝てる体力をつけるため敢えてスポーツをさせる親御さんもいます。
(清水宏保氏がそうでした)

どっちを選択するかは人それぞれですし、それでスポーツを選択し大成した選手もいっぱいいます。

なのに、喘息薬でドーピングをしている選手がいるかのようなことを言って、本当にアホじゃないかと思いますよね?

それ、20年くらい前の知識ですよ。

吸入器による薬品の摂取は全身に薬が及ばないと喘息サイトに書いてあっても、都合のいい部分だけを切り取って嘘を垂れ流すんですよ。

そういう人って、何と闘っているつもりなんでしょうね(笑)


結弦くんがカナダでお母さんと住んでいることを揶揄していた人達もいましたが、身知らぬ土地で、もし夜中に発作が起きたら、家族がいなければ命に関わるかもしれないんですよ。

自分の子供が、たった一人見知らぬ土地で喘息の発作を起こすかもしれない恐怖を、母親が放置できますか?

万が一の時には自分が対応しなくちゃと、家族がついて行くのは当たり前じゃないですか。

発作を起こして食事がとれなくなった時、誰が食事を与えるんですか?

そんなことは少し考えればわかることなんですから、過去にそんなことを言っていた人たちにも少し反省してもらいたいところです。



結弦くんはかなり重い喘息を持っていますが、それを本人は「自分達にしたら普通のこと」と、いたってポジティブに捉えています。

それを「喘息を言い訳にしないで頑張っている」と書いてしまうのは、書いた人間が健常者だからですよ。


持病を持っていない人間からしてみたら、病気を持っているのに頑張るなんて、エライね!ということなんでしょうが、結弦くんからしてみれば、たとえ喘息でなかったとしても同じことをしていたということなんですよ。

確かに競技をするのにマイナスだったかもしれませんが、どのくらいマイナスだったのかは比べようがないので分からないんですよね?

言い訳とかは結弦くんの頭にはないんです。

そして、病気を言い訳にしない云々ということを記事にする以前に、病気でもないのに言い訳して、様々なことから逃げている普通の人間の方がはるかに多いということを頭に置いておかなければならないんです。

努力をしている人間を馬鹿にするのは、努力をすることさえできない弱い人間の「言い訳」です。
馬鹿にしていれば自分の方が偉い気分になって、何もしなくても自分の中で肯定されるからです。


でも、喘息を持ちながら、結弦くんの演技に心奪われ、自分もやりたいと思った少年の勇気は称賛されるべきものですよね。


そしてきっと、病気を持っていない大勢の人々にも、結弦くんの行動は「何か」を伝えたんじゃないかな?と、私はそう思うわけです。



しかし、「あと2回転回れば4回転」もドSだけど、「転んでも痛いだけだから」も大概ドSよね~?あせ

その、「痛みに対する恐怖心の無さ」があるからこそ、みんなが怖がる3Aを得意にできるんだろうなぁ。

結弦くん。
君、ちょっと普通じゃないからね(笑)

子供たちは、怖くて同じことができない子もいっぱいいるからね~号泣



【雑誌】
いやあ、クリケットの公開練習の時の写真が表紙になって、また一気に発売されましたね。

そんな中、あえてアップを表紙に持ってくる「通信」はさすがのセンスです。


で、「キス&クライ」は、なんかすっかり「マガジン」の真似っこ雑誌になってきましたね(笑)

前回もマガジンと同じく「完全再現」をしていましたが、こういうのは先に発売する方が圧倒的に有利ですよね?
あとは写真のチョイスで勝負するしかないのかな~?

写真のチョイスというと、スキージャーナルの「日本代表メモリアル」の写真がお気に入りです(笑)

ここは「Quadruple」の出版社なので、ほぼ、いつもの「Quadruple」で、結弦くんの頁も20頁程度と少ないんですが、なんつーか、写真のチョイスがいいんですよ。

6-7頁の写真や、11ページやカレンダーのドSの表情(笑)
かと思うと12-13頁の子供のような表情と、写真の点数は少ないですが他にはない写真がいっぱいあって気に入りました。

草太くんのインタや対談が載っているのも嬉しかったですね。


で、結弦くん関連でない部分で興味深かったのは「WFS」のジェフリーですかね。

表紙のあの表情を見ただけで、ジェフが氷の上で演技をすることを、とっても楽しんでいるのが分かると思うんですよ。
というか、役者なんですよ。

ジェフからは、ハビと同じ「陽の気」を感じますよね?

で、ジェフのインタで
「自分はシングルスケーターだったから(振付師としては)ちょっと不利」
というのを読んで、「そうだよなあ」としみじみしちゃいました。

振付師に最も必要なのは音楽的センスですけど、その次に大切なのは、ステップなどのエッジワークなんですよね?

だから、振付師で大成している人にはアイスダンサーがとても多いんです。

最近は、チャーリー・ホワイトやブノワ・リショーも振付師に参加してきましたし、彼らは自分が持っていないものを持っているとジェフは考えているんでしょうね。

これからはミーシャも苦戦するかもしれませんよ。

ミーシャのプログラムは、体を動かす時にスケートが止まることが多いので、そういった部分はやっぱりアイスダンサーにはかなわないんでしょうね。





というわけで、まだまだ書きたいことはいっぱいあるけど、今日は以上でふん手