今回の話は、ボランティアといっても災害ボラではありません。
東京オリンピックのボランティアの話です。


災害ボラで知り合った方々に、2月の東京マラソンのボランティアに誘われ、とりあえず面白そうだからやってみるかということにした私。

しかし、ボランティアの登録をするだけでも、資格があるのとないのでは大きく違うようで、何の取り柄もない自分に結構ショックを受けたものでした。

英語の通訳はたくさんいるようなので、その他の言語が出来る人。
AEDなどの救急救命講習を受けた人(証明書交付から3年以内)

その他もろもろ、あると優先される資格がたくさん書いてあるのですが、私はどれも当て嵌まりません。

私はこれほどまでに無能だったのかガクリ

土のう袋の口を縛れるとか、そんなのは資格に入らないのか!


災害ボラとイベントボラの違いを痛感させられたひとコマでした(笑)



しかし!

私達を誘ってくれた方の最終目的は、東京オリンピックのイベントボラなのだそうで…。
それまでに実績を積んで、オリンピックのボランティアをやりたいということでした。

オリンピックのボランティアをやるために、実績を積む必要があるの?
やりたいって言ったらやらせてくれるんじゃないの?

そう思っていたら、会社の人に
「S田さんは甘すぎ!」
と、言われてしまいました。


その人のご友人は、東京オリンピックにボランティアとして参加するため、それこそ誘致の段階から事務局に赴き、支援をしているのだそうです。

更に自費でポスターやらバッジやらを購入。
それも1枚2枚の単位ではなく、100枚くらい買わなきゃいけないそうで…。


そんなことまでしてボランティアをさせて欲しいって、どんだけ~?と、何事もテキトーな私は思ってしまうのですが、それには理由があります。

オリンピックの会場の外で人員整理をするとか、そんなボラなら誰でもいいんです。

でも、皆さん、やるからには競技会場に入りたいのです。

しかも、客席の案内係じゃイヤなのです。

選手と同じフロアに入りたいのです!


さらに、見たこともない競技はイヤなのです。

自分がやってきたスポーツの、自分が大会とか見に行っているスポーツの、雑誌とか買っているスポーツの、その競技をその場で見たいのです。

こんな方が、日本にはたくさんいらっしゃるわけです。



ただ見るだけならチケット買って見に行きゃいいじゃん、とノーテンキな私は思っていたのですが、そういった方々にとってはそんな問題ではありません。

どんなマイナーな競技でも、オリンピック競技となるとそれなりに頑張っていらっしゃる方々がいて、自国開催のオリンピックで選手達のお世話が出来るチャンスなんて、一生に一度くらいしかないのです。


そっか、オリンピックで結弦くんとか真央ちゃんとかの案内とかできるかもしれないってことかな?なんて考えていた私ですが、そんな邪な考えじゃありません(笑)
自分が長年そのスポーツをやってきたなら、そんなミーハーな感情ではなく、選手目線でオリンピックに携われるかもしれないと、つまりそういうことです。

うん。
何となくその情熱が理解できました。


もちろん、ボランティアとして参加したら競技をじっくり見るなんてできませんが、そういった方々はそれでもいいんでしょうね(笑)

東京オリンピックのボランティアはすでに激しい競争が始まっているのです。



まあ、そこまで熱心な方でなければ、チケット買って見に行けばいいんですが、チケットは早い者勝ちです。

先日、リオのオリンピックのチケットが、全く売れていないという記事を読みました。

不況により国内向けのチケットが売れず、治安の悪化により海外向けのチケットも売れていないということでした。

その記事では、日本も対岸の火事ではなく、チケットが売れ残って更なる赤字を産む可能性がある、とありましたが、騙されてはいけません!(笑)


日韓ワールドカップの時だってそんな風に言われていたのに、蓋を開けてみたら大騒ぎだったじゃないですか。

どんなチームが来るかもわからないのに、56000円も出して準決勝のチケットを買っていた私は、会社でバカ扱いされていましたが、結局ブラジルの試合が見れましたからね手

最終的には会社でみんなに羨ましがられましたからね(笑)


日本は治安もいいですし、海外向けのチケットだって売れると思います。

そんなお祭り騒ぎには、参加してみたいものですが、ボランティアはやめときます(笑)
楽しめそうにないですから(笑)


さあ、何の競技を見に行こうかな~?
フィギュアのチケットよりは取りやすいはずよ~。