しばらく、忙しさにかまけてフィギュアのお勉強をサボっていたのですが、少しはやらんとダメだろうということで、スピンの記号について勉強してみました。
スピンの記号は、ジャンプ記号を覚えた頃に、一度勉強しようとしたことがあるのですが、見ただけで無理無理ってなってしまったんですよね(笑)
FCCoSp3p4
とかって書かれていても、何を言ってるのかわからないじゃないですか。
まあ、これはつまり、「フライングチェンジフットコンビネーションスピン3ポーズレベル4」ってことなんです。
全部カタカナですみません(笑)
でも、英語表記にすると目が拒絶するんです(笑)
これを日本語にすると(笑)
「フライング姿勢からの足替えありコンビネーションスピン、3姿勢レベル4」
ということです。
3pという表記を入れるようになったのは今シーズンからなので、以前のプロトコルには出てきません。
表記にはルールがありますが、その概念は多分こんな感じです。
なぜ多分なのかというと、詳しい人には当たり前のことなので、誰も細かくは説明していないからです(笑)
冷静に見ると、余計分かりにくくなっているような気もしますが、とりあえず質問は受け付けません
(L,S,C,Uはひとつの箱の中にあるとお考えください)
エクセルで綺麗な表を作ろうとも考えたのですが、作っている時間がないので手書きという新しい技を使ってしまいました(笑)
つか、会社のお昼休みに何やってるんでしょうね、ワタシ…。
記号の意味は
F:フライング
C:チェンジフット
L:レイバック
U:アップライト
C:キャメル
S:シット
Co:コンビネーション
Sp:スピン
です。
最初にザックリ言ってしまうと、スピンの種類は、アップライト、キャメル、シットの3種類しかありません。
それにプラスして、女子のみ単独でレイバックがありますが、レイバックも基本的にはアップライトの一種になります。
スピンの姿勢としては
レイバック→背中を反らした姿勢
アップライト→立った姿勢
キャメル→足を伸ばしTの字の形
シット→座った姿勢
です。
スピンには色々な形があり、名前もそれぞれについていますが、それら全てがこの4つの中に分類されています。
でも、余りに色々ありすぎて、どれがアップライトでどれがキャメルなのか判らないことも多々あります(笑)
まあ、シットスピンはね、「とりあえず、座ったらシットだべ」と理解できるんですが
「はあ?ヘアカッターはキャメルなのに、その足をさらに上げてビールマンになったらアップライトなの?え?A字スピンはアップライト?あんなに身体折り曲げてるのにアップライトなのぉ?」
という感じで、技をひとつひとつ見ていくとワケが分からなくなってしまいます。
なので、技についてはこちらを見て頂くことにして、記号の話に戻ります(笑)
スピンには選手の個性が大変強く出るのですが、記号で表すと、全て同じ技になったりします。
ビールマンとA字は全く違う形なのに、記号にすると全部Uになるので、ある意味、記号を見ただけではどんな演技だったのかはわかりません(笑)
同じアップライトでも、簡単なポジションと難しいポジションがあるので、結局そういった評価はGOEに委ねられることになります。
で、3つの基本姿勢をいくつか組み合わせるとCo(コンビネーション)になります。
コンビネーションっつーからには1種類では成り立たないので、Coは大体2~3姿勢の変化があります。
その姿勢の変化の数を3p(もしくは2p)と表記されるわけですが、つまり、後ろに3pとつくのはコンビネーションスピンのみということになるわけです。
さらに、基本姿勢をいくつか組み合わせてコンビネーションとするので、Coがついていたら他の基本姿勢の表記はありません。
Coがついた時点で、アップライト(U)、キャメル(C)、シット(S)の表記は無くなるのです。
ここでみんなが「?」と思うのがチェンジフットとキャメルが、どちらも「C」で表されているという部分です。
FCCoSpと書いてあった場合、Coがついているということはコンビネーションなので、キャメルの表記は出てきません。
つまり、演技がキャメルスピンだったとしても、この場合最初のCはチェンジフットということになります。
で、FCCSpという表記だった場合、これはコンビネーションではないので、フライングエントリーのチェンジフットありキャメルスピンとなります。
良くノブが「フライングからの…」「ウインドミルからの…」「難しい姿勢からの入りはレベルを上げる要素になります」等と言っているのですが、レベルを上げる基準は大変複雑です。。
スピンのレベル確保の基準はこちら。
1) 難しいバリエーション(下記の制限内であれば行われるごとに数える)
2) ジャンプにより行われる足換え
3) スピンの中で足を換えずに行われるジャンプ
4) 足を換えずに行われる難しい姿勢変更
5) スピンへの難しい入り方
6) シット姿勢またはキャメル姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確なエッジの変更(シット姿勢の場合にはバック・インサイドからフォア・アウトサイドのみ)
7) (1 回目の)足換え後の足で3 基本姿勢すべてを行う
8) シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン
9) キャメル姿勢,シット姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確な回転速度の増加
10) 姿勢/バリエーション,足,エッジを変更せずに少なくとも8 回転(キャメル,レイバック,基本姿勢の難しいバリエーション,非基本姿勢の難しいバリエーション(スピン・コンビネーションのみ))
11) フライング・スピン/フライング・エントランス・スピンにおけるフライング・エントリーの難しいバリエーション(明確化も参照のこと)
レイバック・スピンに対する追加的な特徴項目:
12) バックからサイドまたはその反対への1 回の明確な姿勢変更.それぞれの姿勢で少なくとも2 回転ずつ.(ほかのスピンの一部分としてレイバック・スピンが行われた場合も数える)
13) レイバック・スピンからのビールマン姿勢(SP – レイバック・スピンで8 回転してから)
特徴 2 - 9, 11 - 13 を数えるのは,プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである.特徴 10 を数えるのは,プログラム中で一度のみである(ただし,成し遂げられた最初のスピンにおいてのみであり,このスピンの中で左右いずれの足でも8 回転が行われた場合は,スケーターの有利になるようにどちらか一つを数える).
基本姿勢での難しいバリエーションは,いずれのカテゴリーもプログラム中で(最初に試みられた)一度のみ数えられる.非基本姿勢での難しいバリエーションが数えられるのはスピン・コンビネーションだけであり,プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである.
いずれの足換えを伴うスピンでも,一方の足で獲得することができる特徴の数は最大2 個である.
大変に複雑ですよね。
レベル判定は私ごときシロートが簡単に出来るものではなさそうです。
ただ、今の私にもわかっていることがいくつかあります。
それは、スピンの基本的ルールです(笑)
スピンは、同じ姿勢なら最低8回回らないといけなくて、コンビネーションの場合はひとつのポジションにつき2回転以上回らないといけません。
ビールマンをしようと後ろに手を伸ばしている間の回転はカウントされず、基本姿勢を保持してから2回以上です。
スピンにおいて、結弦くんの優れた点について「姿勢変更が早い」と書かれている記事をいくつも見たことがありますが、ひとつのポジションから次のポジションに素早く移行出来るというのは、それだけ少ない回転でレベルを確保し、GOEの評価も上がるということでもあります。
しかも、他の男子には出来ないビールマンという武器もあります。
素早く軸が取れ、回転も早く、ポジションは多彩。
結弦くんがスピナーだと言われる所以はここにあるのだと私は思います。
因みに、女子のみショートの規定にレイバックが入っています。
そのためフリーにも入れている選手がいるわけですが、何故男子にレイバックがないのかと言うと、男子は身体が固くてレイバックらしいレイバックのポジションは出来ないからです(笑)
かつて大ちゃんがレイバックらしきスピンをしていたこともありますが、女子のように90度反り返ることはできないので、多分あれはアップライトの中に入っていたのだと思います。
レイバックができそうなのは、ビールマンが出来る結弦くんや、フィリピンのマルティネスくんくらいじゃないかと思うのですが、まあ、苦しいだけで点数的にはやるメリットがないのでしょうね(笑)
さらに、筋肉系の男子選手はシットが苦手です。
シットスピンの基本姿勢は、膝より下にお尻がなければいけないのですが、結構、座れていない選手が多いのです。
ハビも無良くんも苦手ですよね?
マックスあたりになるとちょっと気の毒なくらいです。
やっぱり、太ももに筋肉がつくと座りにくいんでしょうか(笑)
でも、コンビネーションでシットを入れないとレベルが取れないので、皆さん頑張っているわけです。
コンビネーションの場合、ポジションひとつを2回以上回ってレベルひとつ、これを3姿勢やってレベル3。
それにフライングやチェンジエッジなどのレベルを上げる工夫を入れてレベル4です。
たまに、2回回りきらないうちにポジションが崩れ、レベルを落としたりすることもあります。
ファイナルの時のPチャンのように、キャメルの途中で姿勢が崩れ、ノーカンになったりもします。
まあ、スピンは専門家でも「?」になる部分があるみたいなので、とにかく見て慣れるしかないのでしょうね。
というわけで、スピンはまだまだ勉強が必要な部分です。
つか、ステップもですね。
これからも、地味に地道に頑張りたいと思います。
以上
スピンの記号は、ジャンプ記号を覚えた頃に、一度勉強しようとしたことがあるのですが、見ただけで無理無理ってなってしまったんですよね(笑)
FCCoSp3p4
とかって書かれていても、何を言ってるのかわからないじゃないですか。
まあ、これはつまり、「フライングチェンジフットコンビネーションスピン3ポーズレベル4」ってことなんです。
全部カタカナですみません(笑)
でも、英語表記にすると目が拒絶するんです(笑)
これを日本語にすると(笑)
「フライング姿勢からの足替えありコンビネーションスピン、3姿勢レベル4」
ということです。
3pという表記を入れるようになったのは今シーズンからなので、以前のプロトコルには出てきません。
表記にはルールがありますが、その概念は多分こんな感じです。
なぜ多分なのかというと、詳しい人には当たり前のことなので、誰も細かくは説明していないからです(笑)
冷静に見ると、余計分かりにくくなっているような気もしますが、とりあえず質問は受け付けません
(L,S,C,Uはひとつの箱の中にあるとお考えください)
エクセルで綺麗な表を作ろうとも考えたのですが、作っている時間がないので手書きという新しい技を使ってしまいました(笑)
つか、会社のお昼休みに何やってるんでしょうね、ワタシ…。
記号の意味は
F:フライング
C:チェンジフット
L:レイバック
U:アップライト
C:キャメル
S:シット
Co:コンビネーション
Sp:スピン
です。
最初にザックリ言ってしまうと、スピンの種類は、アップライト、キャメル、シットの3種類しかありません。
それにプラスして、女子のみ単独でレイバックがありますが、レイバックも基本的にはアップライトの一種になります。
スピンの姿勢としては
レイバック→背中を反らした姿勢
アップライト→立った姿勢
キャメル→足を伸ばしTの字の形
シット→座った姿勢
です。
スピンには色々な形があり、名前もそれぞれについていますが、それら全てがこの4つの中に分類されています。
でも、余りに色々ありすぎて、どれがアップライトでどれがキャメルなのか判らないことも多々あります(笑)
まあ、シットスピンはね、「とりあえず、座ったらシットだべ」と理解できるんですが
「はあ?ヘアカッターはキャメルなのに、その足をさらに上げてビールマンになったらアップライトなの?え?A字スピンはアップライト?あんなに身体折り曲げてるのにアップライトなのぉ?」
という感じで、技をひとつひとつ見ていくとワケが分からなくなってしまいます。
なので、技についてはこちらを見て頂くことにして、記号の話に戻ります(笑)
スピンには選手の個性が大変強く出るのですが、記号で表すと、全て同じ技になったりします。
ビールマンとA字は全く違う形なのに、記号にすると全部Uになるので、ある意味、記号を見ただけではどんな演技だったのかはわかりません(笑)
同じアップライトでも、簡単なポジションと難しいポジションがあるので、結局そういった評価はGOEに委ねられることになります。
で、3つの基本姿勢をいくつか組み合わせるとCo(コンビネーション)になります。
コンビネーションっつーからには1種類では成り立たないので、Coは大体2~3姿勢の変化があります。
その姿勢の変化の数を3p(もしくは2p)と表記されるわけですが、つまり、後ろに3pとつくのはコンビネーションスピンのみということになるわけです。
さらに、基本姿勢をいくつか組み合わせてコンビネーションとするので、Coがついていたら他の基本姿勢の表記はありません。
Coがついた時点で、アップライト(U)、キャメル(C)、シット(S)の表記は無くなるのです。
ここでみんなが「?」と思うのがチェンジフットとキャメルが、どちらも「C」で表されているという部分です。
FCCoSpと書いてあった場合、Coがついているということはコンビネーションなので、キャメルの表記は出てきません。
つまり、演技がキャメルスピンだったとしても、この場合最初のCはチェンジフットということになります。
で、FCCSpという表記だった場合、これはコンビネーションではないので、フライングエントリーのチェンジフットありキャメルスピンとなります。
良くノブが「フライングからの…」「ウインドミルからの…」「難しい姿勢からの入りはレベルを上げる要素になります」等と言っているのですが、レベルを上げる基準は大変複雑です。。
スピンのレベル確保の基準はこちら。
1) 難しいバリエーション(下記の制限内であれば行われるごとに数える)
2) ジャンプにより行われる足換え
3) スピンの中で足を換えずに行われるジャンプ
4) 足を換えずに行われる難しい姿勢変更
5) スピンへの難しい入り方
6) シット姿勢またはキャメル姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確なエッジの変更(シット姿勢の場合にはバック・インサイドからフォア・アウトサイドのみ)
7) (1 回目の)足換え後の足で3 基本姿勢すべてを行う
8) シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン
9) キャメル姿勢,シット姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確な回転速度の増加
10) 姿勢/バリエーション,足,エッジを変更せずに少なくとも8 回転(キャメル,レイバック,基本姿勢の難しいバリエーション,非基本姿勢の難しいバリエーション(スピン・コンビネーションのみ))
11) フライング・スピン/フライング・エントランス・スピンにおけるフライング・エントリーの難しいバリエーション(明確化も参照のこと)
レイバック・スピンに対する追加的な特徴項目:
12) バックからサイドまたはその反対への1 回の明確な姿勢変更.それぞれの姿勢で少なくとも2 回転ずつ.(ほかのスピンの一部分としてレイバック・スピンが行われた場合も数える)
13) レイバック・スピンからのビールマン姿勢(SP – レイバック・スピンで8 回転してから)
特徴 2 - 9, 11 - 13 を数えるのは,プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである.特徴 10 を数えるのは,プログラム中で一度のみである(ただし,成し遂げられた最初のスピンにおいてのみであり,このスピンの中で左右いずれの足でも8 回転が行われた場合は,スケーターの有利になるようにどちらか一つを数える).
基本姿勢での難しいバリエーションは,いずれのカテゴリーもプログラム中で(最初に試みられた)一度のみ数えられる.非基本姿勢での難しいバリエーションが数えられるのはスピン・コンビネーションだけであり,プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである.
いずれの足換えを伴うスピンでも,一方の足で獲得することができる特徴の数は最大2 個である.
大変に複雑ですよね。
レベル判定は私ごときシロートが簡単に出来るものではなさそうです。
ただ、今の私にもわかっていることがいくつかあります。
それは、スピンの基本的ルールです(笑)
スピンは、同じ姿勢なら最低8回回らないといけなくて、コンビネーションの場合はひとつのポジションにつき2回転以上回らないといけません。
ビールマンをしようと後ろに手を伸ばしている間の回転はカウントされず、基本姿勢を保持してから2回以上です。
スピンにおいて、結弦くんの優れた点について「姿勢変更が早い」と書かれている記事をいくつも見たことがありますが、ひとつのポジションから次のポジションに素早く移行出来るというのは、それだけ少ない回転でレベルを確保し、GOEの評価も上がるということでもあります。
しかも、他の男子には出来ないビールマンという武器もあります。
素早く軸が取れ、回転も早く、ポジションは多彩。
結弦くんがスピナーだと言われる所以はここにあるのだと私は思います。
因みに、女子のみショートの規定にレイバックが入っています。
そのためフリーにも入れている選手がいるわけですが、何故男子にレイバックがないのかと言うと、男子は身体が固くてレイバックらしいレイバックのポジションは出来ないからです(笑)
かつて大ちゃんがレイバックらしきスピンをしていたこともありますが、女子のように90度反り返ることはできないので、多分あれはアップライトの中に入っていたのだと思います。
レイバックができそうなのは、ビールマンが出来る結弦くんや、フィリピンのマルティネスくんくらいじゃないかと思うのですが、まあ、苦しいだけで点数的にはやるメリットがないのでしょうね(笑)
さらに、筋肉系の男子選手はシットが苦手です。
シットスピンの基本姿勢は、膝より下にお尻がなければいけないのですが、結構、座れていない選手が多いのです。
ハビも無良くんも苦手ですよね?
マックスあたりになるとちょっと気の毒なくらいです。
やっぱり、太ももに筋肉がつくと座りにくいんでしょうか(笑)
でも、コンビネーションでシットを入れないとレベルが取れないので、皆さん頑張っているわけです。
コンビネーションの場合、ポジションひとつを2回以上回ってレベルひとつ、これを3姿勢やってレベル3。
それにフライングやチェンジエッジなどのレベルを上げる工夫を入れてレベル4です。
たまに、2回回りきらないうちにポジションが崩れ、レベルを落としたりすることもあります。
ファイナルの時のPチャンのように、キャメルの途中で姿勢が崩れ、ノーカンになったりもします。
まあ、スピンは専門家でも「?」になる部分があるみたいなので、とにかく見て慣れるしかないのでしょうね。
というわけで、スピンはまだまだ勉強が必要な部分です。
つか、ステップもですね。
これからも、地味に地道に頑張りたいと思います。
以上