いやあ、良かったですね、NHK杯スペシャルエキシビション。


昨日、夜中に帰ってきて、そのまま寝てしまって、朝起きたらニュースやらエキシやらで10時間くらい録画がたまっていておののく
あっという間に目が覚めました(笑)


で、スペシャルエキシは色々な意味でNHKの本気を見させてもらいました。
そして、スケート連盟副会長である荒川さんの、姿勢の素晴らしさにも感動をしました。


かつては、被災地について一生懸命心を砕いていたのは結弦くん一人だったのですが、先シーズンは真央ちゃんも被災地に足を運び、そこでもらった激励で復帰を決意し、そして今回、荒川さんが、実際には被災地とは無縁であろう子供たちを連れて被災地を回ってくれました。

もちろん、スケーターの皆さんも、今までチャリティイベントに参加したりして被災地に心は寄せてくれていたのだと思うんです。
でも、実際に足を運び、被災地の声を聴き、何かができないかと考えるということまではしてこなかったと思うのです。

そんな、結弦くんが一人でやっていたことに真央ちゃんが加わり、そして荒川さんとNHKの協力で若いスケーター達も参加し、少しずつ癒しの輪が広がっていっているような気がして、見ていてとても心が温かくなりました。

やはりね、自分が経験したことではない痛みを感じ取るっていうのは難しいんですよ。
お金を出すだけだとどうしても人ごとになっちゃうんですよ。

そこで、被災地の方々と触れ合う場を子供たちに作ってくれたというのは、スケートがどうのこうのというのとは別にして、子供たちの今後の人生のためにも有意義なことなのではないでしょうか。

スケーターはみんな、あまり世間を知らず、そして若いですからね。
子供たちの将来のためにも、大人がこういった場を作るのはとてもいいことだと私は思いました。

しかし、そこにちゃっかり入っていた草太!(笑)
参加スケーターに名前なかったのに、一体いつの間に!キャー

というか、無良くん、草太、さっとん、理華ちゃん、優香ちゃん、あとノービスの子たちの何人かは、5日に行われた「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」との掛け持ち参加ですから、大変だったでしょうね。


本当にお疲れさまでした。


ところで、オープニングで理華ちゃんがリバーダンスの衣装を着ていたので「あ、リバーダンス滑ってくれるんだらぶ1」と期待したら、今季のエキシナンバーの「Let's Get Loud」だったじゃないですか。

ホワ~イ?何故?
と思っていたら、後からノブがリバーダンスを滑ったじゃないですか(笑)

おい!
まさか演目が被っちゃったとか言うなよ~?

ノブはスターウォーズでいいじゃん~~!ぶ~ぶ~


さらに、地元のヒロアキが出るっていうから期待してたのに、「ボレロ」じゃなくて「壬生義士伝」だったじゃないですか。

おいおい、被災地に元気と笑顔を届けるなら「ボレロ」だろう!

なんて思ったのですが、もしかして、公共放送にアレはやばいのかな?苦笑

いやいや、紅白でニコ動みたいな演出やるご時世に、あれをダメ出しするわけないよね?
まあ、「壬生義士伝」は岩手をモチーフにしてるから選んだんだろうけど、ここはひとつ「ボレロ」で被災地に爆笑と脱力を届けて欲しかったな(笑)



NHKのエキシは、いつも照明が素敵なのですが、今回も「花は咲く」のライティングがとっても素敵でした。

選手が遠くなる遠景からの撮影に、ちょっと賛否もあったようですが、今回はリンクの上をスクリーンに、まるでプロジェクションマッピングのように映像が浮かび上がる演出だったので、時々遠景になるのは仕方なかったかな?と思いました。

だって、「花は咲く」で、スケーターの動きに合わせて花が咲いていくライティング、とっても綺麗だったじゃないですか。

「ジュピター」の、陸前高田の一本松の映像なんて、もう見た瞬間に「うっ泣き3」ってなっちゃうくらい素敵でしたし。



「花は咲く」では、しーちゃんと結弦くんのイナバウアーの共演もありましたね?

出産を経て、以前ほど体が曲がらなくなったそうですが、しーちゃんがいてくれたおかげで今の結弦くんがいるわけですよね?

それを思うと、この二人が並んで滑るレイバックイナバウアーは、本当に奇跡のようなものだなと感慨にふけってしまいました。



ここでする話じゃないかもしれませんが、一部のフィギュアファンに、荒川さんのことを
「何もしてないのにスケ連の要職に就いた」「ちゃんと仕事してくださいね」
などと言って非難している人達がいるんですよ。

きっと、その人たちは、自分の好きな選手のことしか見ていないんでしょうね。


今の日本フィギュアがあるのは、荒川静香さんが色々やってくれたおかげだということを、何も知らないんです。


結弦くんのリンクを復活させてくれただけじゃないんですよね。


それまで日本にはフィギュアのプロスケーターなんていなかったと思うのですが、荒川さんが北米でプロ活動をし、その経験を日本に持ち込んでくれたおかげで、日本でもこれだけ多くのアイスショーが行われるようになったんですよね?

今でも、プリンスやフレンズ、クリスマスオン等、荒川さんが中心となっているアイスショーは多いですし、そこから日本人初の「振付師」が生まれ、多くの「プロ」が生まれ、引退した選手が活動できる場が生まれ、そこで子供たちが観客の前で演技をする楽しさを学び、日本のフィギュア界のすそ野が広がっているんです。

ちょっとポヤンとした感じの荒川さんですが、日本のアイスショーを変え、定着させたのは荒川静香だと言っていいと私は思うのです。

そのアイスショーで得られる出演料で、何人の選手たちが活動費を捻出できるようになったことか。

ハビエルなどは、日本のアイスショーがなければ今よりもっと厳しい状況だったと思います。


テレビに出て、広報活動もやられていますし、そのうえでさらに、被災地と子供たちの支援…。
日本のフィギュア界には、多くの名選手を育ててきた名コーチもたくさんいますが、フィギュア選手の引退後の在り様を変えたのは、やはり荒川さんだと私は思っています。

選手たちの努力ももちろんありますが、日本フィギュア界で、荒川静香という存在がどれ程大きい存在か、それが分からないで非難している人は、本当はフィギュアのファンじゃないんじゃないのかな?とさえ思います。


この、NHK杯スペシャルエキシビションも、やはり荒川さんが積み上げてきたものがあってこそのアイスショーだよなぁと、私はしみじみしてしまいました。


今回、結弦くんは初めて「被災地」で「鎮魂曲」を演じることができたわけですよね?

今まで「被災地を忘れないで」というメッセージを込めて滑っていたわけですが、初めて本当の意味の「魂を鎮めるため」に滑ることができたわけです。

真央ちゃんの「ジュピター」も、そういう意味では癒しそのものの演目でした。


あれが、真央ちゃんのセルフプロデュースだなんて、真央ちゃんはアイスショーの演出の才能があるんじゃないでしょうか。

本当に感動的でした。

たった1回の公演だなんて、なんて勿体ないんでしょう。

もちろん、NHKはあれを何度も再放送で流すわけですが、NHK杯とその出場選手達という垣根を超えて、NHKは本気で「フィギュアスケートで被災地に癒しを」と、考えているような気がします。


そして、ここからまた余談です。


私は、結弦くんの結婚報道に関してはスルーする立場を取っていました。

明らかにガセとわかるネタで注目を集めるのがメディアの戦略ですから、アンチに対する方法と同じ、スルーが唯一の対処法だと思っていたのです。


今の結弦くんは、公共交通機関を使うどころか満足に一人で歩き回ることもできず、ANAがガッチリとサポートしている状況下です。
(ANAにいつの間に「スケート部」なんて部署が出来ていたんでしょうね?笑)

そんな状況で、回りに知られずデートを重ねるなんて不可能です。


結弦くんの究極の望みは、世界最高得点でも、ファイナル連覇でもありません。

オリンピック2連覇です。


ソチで取ってピョンチャンで取って、おしまいなのです。


そのために、自分の全てを犠牲にする覚悟で頑張っている人にとっては、恋愛をどうこう言うのはオリンピックの後しかないでしょう。

練習に100%集中するために、休暇は身体を休めることに専念する。
全てはもっと強くなるためです。


お忍びデートなんかしていて成績が下がったら、そんな自分を絶対許せないのが羽生結弦という人間なんじゃないでしょうか。



なので敢えてスルーをしていたのですが、NHKのニュースや会見の様子を見て安心しました。

なんと、NHKという公共放送が、さりげなく、
「あんなの嘘だよ」
と、テレビに流してくれたのです。


会見の途中で誰かが、しちゃいけない質問をしたのも、そしてそれを遮らずに結弦くんが回答したのも、全ては騒ぎを収めるための、NHKの仕込みだったとさえ思えてしまいます。


少なくとも、オリンピック連覇までは、羽生結弦は突っ走ります。

連覇のあと引退し、お世話になっているANAとの契約が終了し、完全にフリーになった後ならば、恋愛をしようが原チャリでコケようが靴ひもが切れようが出来ちゃった婚をしようが、そんなのは結弦くんの勝手です(笑)


その後なら、同級生と結婚しようが問題はないのです。


とりあえず、ANAもNHKも、結弦くんを本気で守ろうとしてくれているようで安心しました。


これは全て、結弦くんの人たらしの魅力故でしょう(笑)

荒川さんが「こういうのどうかしら、こういうのやってみたいわ」と動き始めると、回りが一生懸命に動くように、結弦くんも、結弦くんの周りの人たちが、結弦くんの望みを叶えようと動いてくれています。

誰かが結弦くんを傷つけようとしても、守ってくれる周りの人達もいっぱいいます。

ナヨナヨしているようなしぐさや、その割に聡明すぎるため、毛嫌いする人もたくさんいます。
攻撃しようと考える人がいても不思議じゃありません。

でも、結弦くんを応援し守ってくれる人もたくさんいます。

そして何より、羽生結弦という人間が、そういう人達の期待を決して裏切らないのです。
期待するもの以上を返してくれるのです。


なので、私たちは、結弦くんと結弦くんの周りの人を信じていればいいのだと思います。



まあ、真央ちゃんと大ちゃんだって付き合ってる報道されたこともありますしね?
横にいたアッコちゃんやノブをカットされてね(笑)


それだけ女性誌ってのは低俗なんですよ。
でも、その低俗を求める人たちがいて、その求めるものを提供しなきゃいけないのがゴシップ誌なのですから、ゴシップを期待する人達がいる以上はこういったことは無くなりません。


真面目なことばかり言っている人に対し「けっ!偉そうに」と、心の中で思うような人は、結弦くんのような人は我慢が出来ないでしょうし、そういう人達の娯楽としてゴシップがあるのです。


悲しいことですけどね。
でも、それに怒りを燃やし、同じレベルに落ちるのもまた徒労です。


とりあえず、私は、きれいごと万歳です。
スケーター達が、一生懸命努力し、自分の演技で誰かが感動してくれるなら嬉しいと、思うその気持ちを尊重します。


スケーター達は、愛されて、支援されて育った、心の綺麗な人たちばかりじゃないですか。

私はそんなスケーター達に毎日癒されています。
汚い心で人を傷付ける側の人間に、なり下がりたくはありません。


なので、この話もこれでおしまいです。




あ、最後に一言。

レジェンドのオッサン、やりたい放題してたな?
もう、女の子近くに座らせちゃダメだぞ~!(笑)


以上