福島市で私達が泊まったホテルは、グランパークホテルエクセル恵比寿という、何やら長い名前のホテルでした(笑)


何度か名前が変わったのでしょうか。
ガイドブックによって若干名前が違っていました。


ここを選んだ理由は、桜のシーズンということもあってか、駅前のホテルがほとんど埋まっていて、あまり選ぶ余地がなかったからです(笑)

それで、いくつかあった候補の中から、朝食の美味しそうなところを選んでみたのです。


ツインは取れなかったので、シングルをふたつ。

その中でも、「グッドスリープルーム」という、良く眠れる部屋というのにしてみました。


まあ、何がグッドスリープなのかというと、ベッドパッドも羽毛布団みたいにフカフカで、枕も低反発の枕。それと、ハーブティーやら加湿器やらが用意されているという感じです。


朝食付きで6500円?
そんな部屋でした。


Do not pay attention to me

これがグッドスリープルームキラキラ


福島は温泉天国なのですが、普通の温泉旅館はGWの時期はとても高いし、それに桜に近いところはなかなか取れません。
そのため、いつもの通りビジネスホテルです。


このホテル、敷地がとても狭いのですが、地下にお風呂があります。

部屋の味気ない風呂ではなく、手足を伸ばして入れるお風呂があるというのは嬉しいことですが、温泉天国福島では結構ポピュラーなようです。
(男風呂にはサウナもあるので、ビジネスマンに人気のようでした)



で、女風呂。
防犯上、フロントから鍵をもらわないと入れません。


「ホテルの室内着で行ってもいいって書いてあるよ」
「マジっスか。温泉みたいじゃん!おぉ!

てなわけで、浮かれた私は病院の検査着のような室内着を持って行きました。



だがしかし!



風呂を終え、いざ部屋着を着て部屋に戻ろうとすると


「あ!しまった!スリッパ忘れた!ええ~?この検査着にブーツで帰るの~?叫び汗
「うわ、チョー間抜け~!きゃはっ


膝丈の室内着にショートブーツ姿は、どう見てもアホにしか見えません。

こんな恰好してんの、絵本の中の小人さんだけだよ~わーんあせ


「仕方ない…この格好のまま地下から部屋までエレベーターで一気に行くしかない!」
「しょーがないなあ(笑)じゃあ鍵は私が返してくるよ」


女風呂の目の前にあるエレベーターに飛び乗れば、誰の目にもとまらず部屋に帰ることは可能なはず!


友人に鍵を預け、誰にも見られず部屋まで戻るべく、脱兎の如く風呂場から飛びだした私。




あ…がーん





「あ…こんばんは…」
「…こんばんは…」


風呂上がりのオッサンがエレベーターを待っていました…ガクリ



5階を押したオッサンに、心の中で「5階くらい階段使え!」と理不尽な悪態をついていると



ピンポ~ン


2階から自販機でジュースを買ってきたお姉さんが乗り込んできましたガクリ



ピンポ~ン


4回から、宴会場所に行くボーイさんが乗り込んできましたガクリ汗



アウツや…。

「可能」であるということは毎回「可能」とは限らないんだ!

「可能」と「いつもできる」は違うんだ。
ミステリー小説はいつもうまく行き過ぎだぜ!絶対誰かに見られるし、電車はしょっちゅう遅れるんだ!

頼む!武士の情けだ!私のことは見ないでくれ!号泣



そんな事をぶつぶつ考えながら部屋に戻ったワタクシでした。



ま、こんなこともある!
ドンマイドンマイ!


旅の恥はかき捨てだ!
きっと誰も私の格好なんざ見ちゃいないさ!


ってなわけで、基本、ボケ慣れしている私は立ち直りも早いです。



部屋に着いてハーブティーを飲んでリラックスして、とっとと就寝です。



翌朝。


朝ご飯は7:00と決めていたので、携帯アラームを6:20にセットしていた私。


さすがグッドスリープルーム(笑)ぐっすり眠れました。


「え?宇宙兄弟ってこんな朝早くからやってんの?」とか言いながら顔を洗ってボーっとしているうちに50分。
そろそろ服着るかとボストンバッグをゴソゴソすると…。


ん?
パンツは3枚も入っているのにブラがありません。


立ち寄り湯に入るかもしれないかと思い、いつもは持ってこないバスタオルやフェイスタオルまで何枚も入っているのに、ブラがありません。


急いで荷物詰めたからなぁ。

仕方ない。昨日と同じのでいいか。


そう考えて脱いだ服をひっくり返してみたのですが…


「ブラがない……風呂に忘れてきたんだ…がーんっ!


誰かが入って来て、あの恥ずかしい格好を見られたら大変だと思い、大慌てで出て来たせいでしょうか。
浴室にブラを忘れてきたようです。


ヤバいな…あの風呂は鍵がないと入れないんだよな…。
仕方ない、少しくらいの間ならノーブラでいいや。


上の服着て、食事に行きがてらフロントで鍵を借りてこよう。
そう考えて、服を着ていくと…。






…ジーンズもない…顔


ええ~私、どんだけ忘れてきたの~?叫びあせ


いかん…ノーブラで歩いても服を着ればバレないが、ズボンはかんでウロウロしたら警察呼ばれてしまう!汗



そして私は、室内着のままで、友人の部屋のドアを叩きに行ったのです。


しかし、ドアをノックしても返事がありません。
あれ?トイレにでも入ってる?


トントン。


まさか、先に行っちゃったわけじゃないでしょうね?まだ7時前よ!


つか、先に行かれても私は食堂に行けないのよ~!泣く


トントントントン!


開けて~!

あ~け~て~!泣き3



「…ふあ~い」



友人、爆睡してました。


おそるべし!グッドスリープルーム!
(いやいや、アラームのセットを間違えていたのだそうです)


「shinさんのそれってナニ?ブログのネタ作りのためにわざとボケてんの?」
「そんなわけあるかいっ!ぶ~ぶ~


笑いながら服を取りに行ってくれた友人ですが、朝もはよから風呂に入っていたお客さん一人一人に確認したり、フロントのおっちゃんに笑われたり、大変だったのだそうです。


ごめんちゃい。


そんなこんなで色々あった旅でしたが、その後、家に帰って気付きました。


「あ…ホテルに傘忘れた…」


以上