昨日、東京ドームでやっている「ふるさと祭り東京」というイベントに行ってきました。
いや~とんでもないイベントでした。
土曜日にテレビで見て、「あ、これ、去年行きたかったやつだ!」と気付き、急遽、いつものように友人にメールして、何も考えずに突撃を決意(笑)
公式ホームページを見てみると、祭りとは名ばかりで、ぶっちゃけ巨大な物産展みたいな感じでした。
ご当地丼選手権もあるし、このイベントでしか買えないスイーツもあります。
友人は
「この丼、ハーフサイズなら3~4杯はイケルわね!」
と、食べる気満々で、早速チケット屋さんで安売りチケットを手に入れてきてくれました。
このイベント、中で食べ物を買うだけじゃなく、入場するのもお金が必要なんです。
入場券は1500円(平日1200円)
格安チケットで950円でした。
ん、がっ!
中に入ってみると
「ナニコレ!こんな中に入って行くの~?」
東京ドームはそんな広いスペースじゃないんですよ。
なのに、そこに、これでもかってくらいの出展ブースが並んでいます。
明らかに、会場のキャパオーバーじゃない?
とにかく、食べる気満々で来ているので、丼のコーナーに突撃です。
しかし、丼はチケット制で、チケット売り場ですら30分待ちの列です。
マジかよ。
もっとうまいやり方はないのかよ
しかも!
私たちが、入る前から目をつけていた比内地鶏の親子丼のブースは、なんと1時間30分の列!
なので、友人がチケットを買いに行き、私が列に並んで待つという方法で時間を短縮するようにしてみました。
丼は一杯500円(去年までは400円だったみたい)
でも、あれこれ食べたくても、並ぶ時間を考えたらそうそう食べてもいられません。
比内地鶏の親子丼ブースの中では、こんな感じで一人の人が流れ作業で作り、後ろでお米を炊いたりご飯を盛ったりしているのですが、明らかに追いついていません。
こりゃ大変だ…
しかし、やっと親子丼を手にしても、何と!食べる場所がありません。
椅子があるにはあるんですが、来場者の数に対し、明らかに少ないのです。
「東京ドームなんだから、回りの客席を解放すればいいのに…」
と誰もが考えると思うのですが、観客席は一部しか解放されていません。
それどころか、祭りの様子が良く見える正面席は、ひと席1000円という商売根性のたくましさ。
半分ほどは無料で開放されておりますが、全部ではないんです。
「もっとこうさぁ、客の多い日は座席を解放してくれればいいのに…座る場所ないじゃん…」
はい。
大変美味しい親子丼を、私たちは立って食べるしかなかったのです。
あちこちにある、ここでしか買えない、お取り寄せ『すらできない』シリーズ。
しかし、そんな商品には人が群がるのは明らかなのに、主催者側がその列をさばききれていないのです
なんつーか、人を集めるだけ集めたはいいが、その人の多さに運営側がついて行けず、現場がパニックになっていると言った感じでしょうか。
「食べる気満々で来たのに、食べる状態じゃないじゃない…」
「本当に、読売グループのやることは、これだから困るよ」
しかし、メインは「食べること」だけじゃありません。
全国のお祭りが実演されるのが、ふるさと祭りのふるさと祭りたる所以です。
灯りを落としてねぷたの山車が動き回るのは圧巻です。
また、巨大な太鼓も迫力満点です。
こちらは、これでも小さいほうの太鼓です。
人間と比較すると、その大きさが良く分かります。
この、全国のお祭りを楽しみに行ったんですけどね、ぶっちゃけ、祭りを見てたら食事が出来ず、食事をしてたら祭りが見れず、で、なんだかとっても消化不良な感じでした。
私はどっちも楽しみたかったんですよ。
でも、レイアウトが悪すぎるんですよ
なんつーかなぁ、もっとうまく運営することは出来なかったもんかなあ。
まあ、祭りなんてこんなもんさと言ってしまえばそうかもしれないけど、でも、こういった会場でやる以上、町の中でやる祭りと違って、もっと快適な空間を作ることは可能だと思うんだけどなぁ
「あ、竜王だ!」
そんな中、それでなくても狭い会場に、なぜか島根の特設コーナーがかなりのスペースを割いています。
「いや~!ウッソ~!こんな顔、竜王じゃない~!ロボジーだよ!ロボジー!明らかに額の位置に目があるよ~!」
これは1/10(だったかな?)の古代にあったとされる、出雲大社の復元模型。
そして、島根県のキャラクターらしい「しまねっこ」が大人気(笑)
写真撮られまくりです!
この、チョンと後ろにそらせた足と口元を押さえる手が可愛いのなんの(笑)
中に入っているのはオッサンだろうになぁ
いやぁ疲れました。
ってゆーか、このイベント、一昨年は195000人、去年は約38万人ということで、開催4回目にして倍々に来場者数が増えているみたいなんです。
東京ドームって収容人数が大体5万人なんですけど、埋まっている座席の数とフロアにひしめく人間の数、そして、私たちが帰る時間にまだ外に列ができていたことなどを考えると、この日1日だけで10万人は入ったんじゃないかと思うんですね。
ハッキリ言って、主催者の想定を超えた来場者数だったのではないかなと、そう思いました。
正直、室内のイベントで立って食べるしかないというのは論外ですよ。
「ふるさとの味」を売りにしているため、来場者の大半はお年寄りでした。
それなのに、座る場所もなければ、トイレは長い階段を上っていかなければないというのは、これはちょっと考えものです。
っつーか、そもそも人間の動線をまったく想定していませんよ。
もしくは想定の倍くらい入っていましたよ。
イベントとしてはとても面白いのに、十分に楽しめないし、お金を使う気満々だったのに全然買えないというのも、出店者に対してはマイナスだったと思います。
今後は、レイアウトを変えるか、展示場を変えるか、整理券制とかを考えるか…。
何かしないと、明らかにパンク状態だったと思います。
来年はもっと考えてね、読売グループ!
以上