やっと見て参りました!
「13人の刺客」!
面白かったですよ。普通に(笑)
ただ、突っ込みどころは満載でした
ストーリーはね、映画の紹介のところに書いてあるので全てです。
暴君を暗殺するための13人の刺客が闘う話です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
ここからはネタバレになっちゃうと思うので、これから見る予定の方は、ここから先は読まないでね?
ってことで、見終わって最初に感じた感想は…。
「こいつら、ゾンビ兵?」
だって、第一撃の仕掛けで300人の兵が約130人まで減ったはずなんですよ。
ってことは、1人当たりのノルマは10人じゃないッスか。
なのにね、斬っても斬っても兵が湧いてでてくるんですよ(笑)
絶対、一人10人以上斬ってますよ。
なのに減らないって…
ゾンビ?
それにね。
島田新左衛門がまるで策士のように描かれてるけど、落合宿を完全に手中にしていたのなら、雑兵に矢を射かけないで、13人で一斉にゴロちゃん目掛けて矢を射れば良かったんじゃない?
13人が一斉にあらゆる方法から射かければ、何本か当たるって!
だいたい「みなごろし」って、鬼ですか!あーた(笑)
ゴロちゃんのために命を賭けるつもりなんかなかった人だっていたかもしれないじゃないですか!
「咎めはなしだから、殿のために命をかける気のない奴は逃げろ!」
って言ったら、きっと10人くらいしか残らなかったと思いますよ(笑)
それに、下に下りるのは矢を全部射尽くしてからにしなって!
矢、残ってるって!
矢!
大体だな、あんな大仕掛けを作っていたら、近所の村々に筒抜けだって(笑)
もっとこっそりやれ!
もっとこっそり!
あんな派手にやっているのに気がつかないなんて、鬼頭ナニやってんだよ!
命かける前に、通る道に前もって人をやって様子見とけ!
んも~!
ぶっちゃけ、私が島田新左衛門なら、敵味方の被害は10人程度で済みましたよ。
そのくらいゴロちゃんは無防備だったもん。
そして、私が鬼頭ならゴロちゃんを守りきったよ。
そのくらい新左衛門の策は穴だらけだったよ。
つか、私が鬼頭なら、寝ているゴロちゃんの顔の上に濡らした布をかけ、両手両手両足を押さえておくな
んで老中とこっそり繋がっておけば、出世間違いなしさ(笑)
ダメだな鬼頭…
私のように腹黒にならんと、出世はできんぞ、出世は
でも、見終わって、私は、決してゴロちゃんを悪だとは思わなかったんですよ。
ああいう異端はいつの時代もいたよね?
ってゆーか、たとえば、自分の領土を守るために戦う戦国時代なら、ドラキュラ公ブラド・ツェペシのように、その残虐さをもって英雄になれたかもしれないんだよね?
太平の世に生まれてしまった獣の血。
一番悪いのは、それが獣であることを知っていたにもかかわらず。それを諌めることのできない幕府と家来にあったんだよ。
主君を守るのが家臣のあるべき姿なのではなく、主君が道を逸れぬよう、導くのが家臣の務めなんだよね?
まあ、そんなことは、三池監督は十分にわかった上でこれを作ったんだというのは理解しています。
そんな、辻褄だの合理性だのはどうでもいいんです。
これは、あくまで「痛快時代劇娯楽巨編」なんですよ。
なので、私は言います。
「面白かったよ~!」と。
あ、余談ですが、この映画、あまりにグロくて肉が食べられなくなる人が続出したそうですが…。
私全然平気でしたわ(笑)
今すぐハンバーグの肉をこねろと言われて、全然オッケーです。
なんとなーく、残虐さ加減では「300-スリーハンドレッド-」に匹敵するかと思うんですが、私あれ、笑って見ていた女なので…。
あ、あと、一番の剣豪が、一番腰が引けていた(笑)
まあ、そんなところかな。
以上!