うちの会社では、視力矯正手術のレーシックが大流行りです。
すでに社員だけで8人がレーシックを受け、その家族を入れると10人以上の人が受けている状態です。
人間というのは、身近な人が手術を受けて良くなっているのをみると、自分もやってみようかな~と思うもので、手術の様子のあまりの簡単さに
「最近眼鏡が合わなくなってきてさぁ。新しいの買うならレーシックしちゃおうかな~」
ってな具合で、芋づる式に広がっているという感じです。
最新の医療保険はダメみたいですが、生命保険だと保険金も下りるので、なんだかんだで10万くらいの出費ですむようになり、ひと頃に比べお手軽になってきているのも広がっている原因かもしれません。
実を言うと、私も去年の3月末にレーシックを受けました。
ただ、レーシックは人によって受ける痛みもピンキリで、全く痛みを感じなかった人から、痛み止めの目薬を使わなければ眼が開けられなかった人まで色々です。なので「全然痛くなかったよ~」とか、テキトーなことを言って人に奨めたことはありません。
ビビる程には痛くありませんが、リスクがないわけではないので、それなりの覚悟は必要だと思うからです。
それに、目の手術を、意識を保ったまま行うため、ある意味勇気も必要のようで、中には
「ムリムリムリムリ!
私は絶対無理!
目ん玉切るんだよ!レーザーで焼くんだよ!目ぇ開けたままで~!ずぇ~ったい無理~!
」
という人達もいます。
そのため、今、うちの会社では、「普通の人間」と「ビビリ」の格差社会が生まれつつあります。(嘘です。笑)
ただ、「簡単だった!」「痛くなかった!」「眼が良くなった!」等のメリットばかりを聞かされるため、意外と見落としがちなんですが、レーシックは受けた後が大変なんです。
一週間、目に絶対水を入れちゃ駄目なんですが、誰も、じゃあどうやって髪を洗えばいいのか教えてくれません(笑)
ドライアイの人はレーシックをやるとドライアイが悪化しますし、しばらくは夜の車の運転も危険です。
でも、ずり落ちる眼鏡や、曇るレンズや高いコンタクト代に悩まされなくなるのだから、メリットとデメリットを比べれば、確かにメリットの方が多いとは思います。
しかし、上がった視力に大喜びしていると、とんでもない事実にブチ当たります。
「うおっ!
薬の説明書が読めない!
自分で作った資料が見えない!
携帯の文字が読めない~~っ!
」
そうです。
近視の人間には無縁だった、老眼が出るのです!
暫くすると落ち着きますが、手術直後は「らくらくホン」に変えなきゃいけないかと思いましたよ~(笑)
まあ、20代の人ならやるべきです!
30代でも人によっては老眼が出ます。
40代はほぼ老眼が出ます。
50代の人にはすすめません。
そんなレーシックですが
「わしゃあビビリじゃねえぞ~!」
という方の度胸試しにはもってこいです。
目の悪い方で「ビビリではない!」という自信のある方には、レーシックをぜひともお勧めしたいと思います!